

レンフロ・ジャパン オリジナル靴下のワークショップに力 作る喜びを共有

レンフロ・ジャパンは、オリジナル靴下をデザインするワークショップの開催に力を入れている。靴下専用インクジェットプリンター「ギンガ」を消費者に訴求することを目的に3年前に始めたが、今では取引先の拡大にもつながっている。靴下を作る楽しさや完成の喜びを消費者と共有する体験は、社員の考え方にポジティブな変化をもたらしている。
東京都品川区の協力を得て、7月5日に品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」で3回目を開催した。小学生以下を対象に、「環境との関わりをみんなで考えてオリジナル靴下をデザインしよう」がテーマ。80組の親子が午前と午後の部に分かれて制作した。レンフロ・ジャパンは高橋良太取締役支社長をはじめ、10人強の社員が講師を務めた。
制作に先立ち、環境に良い靴下としてギンガの製法を紹介。糸を染めて編む一般的な靴下と異なり、白い靴下に柄をプリントするため、余ってごみになる糸が少ないことを、図でやさしく説明した。

「見せたいポイントは上の方に描くと靴を履いた時に見えやすい」などデザイナーから靴下をデザインするコツが伝授されると、子供たちは靴下の地の色にしたい色を13色の画用紙から選び、クレヨンや色鉛筆で自由に絵を描いた。モチーフは魚やクラゲ、花、電車、ケーキなど十人十色。時折、画用紙を筒状に丸め、靴下になった時のイメージを確認しながら真剣に取り組む様子が見られた。子供たちがデザインに没頭する姿を見て、参加したデザイナーも「ピュアな気持ちを思い出し、考え方の変化につながっている」(高橋取締役支社長)という。

1カ月後には完成した靴下の「お渡し会」を開く。「これが本当にすごいんだ」と高橋取締役支社長。受け取った親子の大きな喜びの声に包まれるという。消耗品のイメージが強い靴下でも「少し発想を変えるだけで、こんなに喜んでもらうことができる」のがうれしく、「ライフワークになっている」とほほ笑む。

ワークショップの開催は、プリントTシャツ製造のイメージ・マジックとの取引やイオンとの取り組みにつながるなど、事業拡大にも貢献している。
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