

アパレルビレッジ「バーンストーマー」 合同展を通じ海外販路を開拓 国内のファン作りと並行で

メンズパンツブランド「バーンストーマー」(運営はアパレルビレッジ)は海外での卸先開拓に力を入れている。昨年初めて出展した合同展ウェルカムエディション・ニューヨークで、今年はニューヨークに加えパリ展に出展した。5、6件の新規卸先の獲得を見込む。
(大竹清臣)
前回のニューヨーク出展は準備不足で大きな成果は得られなかったが、今回はニューヨークやフィラデルフィア、ワシントンDCといった様々な地域のセレクトショップなどから高く評価された。また、米国のアパレルブランドからの協業や紳士靴店からの別注対応、パターンオーダー会の依頼があった。パリでは「アジアや欧州の既存卸先の来場し盛況だったのに加え、新規卸先も増えそうだ」(海老根紋郎代表)という。アジアの既存卸先との商談では店頭での大型イベントの開催が決まった。

25年秋冬物では定番のチノパン以外に、濃色デニムのスラックス仕立てをはじめ、ツイードのホームスパン、綿ウールにニードルパンチで加工したタイプなどが好評だった。
コロナ下にスタートした海外卸は、最初はインスタグラムを通じて欧州やアジアのセレクトショップから問い合わせがあり、少しずつ受注量を伸ばしてきた。現在は韓国、台湾、タイ、シンガポール、ドイツ、フランスなど10件の取引先がある。
「ただし、日本市場を深掘りし、ファン作りができていなければ、海外市場の開拓は難しい。海外の合同展では知名度がなければ、流動的な来場者(バイヤー)は出展ブースに訪れてくれない。事前に主催者から来場者リストを共有してもらい、DMで告知したり、アポイントを入れてもらったりするのが不可欠。それでも商談できる確率は高くないので、事前に既存卸先と密に情報共有する」と海老根代表。それでも「海外はシンプルにモノで評価する傾向が強いので、引き続き海外出展を継続し卸先を増やしていきたい。特にアジアではメンズ系セレクトショップの新店も増え、服好きの消費者の裾野が広がっているのでチャンスだ」と攻めの姿勢を貫く。
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