

メーカーズシャツ鎌倉とピエクレックス 滋賀・守山で超長綿の栽培スタート

メーカーズシャツ鎌倉と繊維メーカーのピエクレックス(滋賀県野洲市)が協業を始めた。綿花から製品まで国内で完結する物作りと、製品の回収・堆肥(たいひ)化、堆肥を綿花栽培で利用する完全循環型モデル「オールメイド・イン・ジャパン」の実現を目指す。
メーカーズシャツ鎌倉は23年から国内で超長綿の有機栽培に取り組み、原料から全て国産のシャツを作る基盤を整えてきた。ピエクレックスは、ポリ乳酸(PLA)ベースの繊維「ピエクレックス」の生分解性を生かし、繊維製品を回収・堆肥利用する資源循環インフラ「P-FACTS」(ピーファクツ)を構築。今回の協業で、ピーファクツの堆肥を使った綿花栽培や、不用シャツの堆肥化などに取り組む。
オールメイド・イン・ジャパンの足がかりとなるのが、滋賀県守山市でのプロジェクトだ。同市はピーファクツのモデル都市という位置付け。市のバックアップも得て、企業や学校などパートナーが広がっている。ここにJAレーク滋賀農業協同組合が加わり、耕作放棄地などを活用して綿花栽培を支援。これから1年がかりで実証実験する。十分な結果が得られれば、綿花栽培を広げるとともに、収穫した綿花を活用した地域独自商品の開発も視野に入れる。
5月17日にはプロジェクトのキックオフイベントとして、ファーマーズマーケット隣接農地で綿花の苗植え会を実施した。海島綿とスビン綿をかけ合わせたオリジナル品種の「しなまみコットン」を市内3カ所に約870株植えた。
メーカーズシャツ鎌倉がこの綿花を栽培する農地は、神奈川県寒川町、愛媛県今治市、静岡県磐田市、岡山県総社市と、守山市(3カ所)の計7カ所となった。今年の収穫量は約500キロ(前年は約300キロ)を見込む。24年にはこの綿花を使った「しまなみコットンシャツ」(税込み1万3200円)を約800枚発売し好評だった。今年も年末に同量程度のシャツを販売する予定だ。

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