

阪急阪神百貨店、富裕層ビジネスを追求 阪急うめだ本店を「GDS」化

阪急阪神百貨店は、国内外の富裕層ビジネスを推進する。25年度も海外VIP会員売上高、国内外商売上高ともに大幅増収を見込んでおり、阪急うめだ本店のグローバルデパートメントストア(GDS)化を進める。6月からラグジュアリーブランドのインストア旗艦店化などの改装工事に着手し、26年春にほぼ完成する。阪急本店の25年度売上高は改装の影響などで減収見込み。26年度は24~26年度中期経営計画で掲げた当初計画通りの4000億円を目指す。
インバウンド売上高(全社)は、24年度が前期比62%増の1298億円で過去最高だったが、25年度は15%減の1100億円(上期22%減の540億円、下期7%減の560億円)を見込む。このうち、海外VIP会員は、24年6月から本格稼働した「海外顧客ビジネス」により、会員数3万9000人、会員売上高390億円となり、いずれも期初予想を大幅に上回った。24年度第4四半期も高い伸びで「ポテンシャルの高さと戦略的重要性は不変」として、25年度は会員数5万3000人、売上高490億円を目指す。国内の外商売上高も過去最高で、24年度は2%増の800億円弱。25年度は阪急本店に2月新設した体験型VIPサロンなどを活用し、「2ケタ増を目指す」(山口俊比古社長)方針だ。
こうした富裕層ビジネスの拠点となるのが阪急本店だ。ビッグメゾンブランドの旗艦店化、ハイエンドジュエリー&ウォッチの拡大や、5、6階のハイグレードカフェレストランの新設など婦人ファッションだった6階を改装し、〝ラグジュアリーフロア〟を5、6階の2層にする。5、6階のVIPサロンも拡充する。8階にハイグレード家具・アートゾーンを設ける。また、4月に新設した3階「ビヨンドワールド」に続いて、国内・アジアの高感度次世代層の獲得を狙い、2階にファッション雑貨と化粧品を編集したラグジュアリーブランドショップを新設する。阪急本店の25年度売上高は4.3%減の3494億円の見込み。GDS化で中期経営計画の達成を目指す。
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