

テキスタイルのショーワ 120周年を記念して東西で展示会

テキスタイルメーカーのショーワ(岡山県倉敷市)は、創業120周年を記念した展示会を東京と大阪で開いた。経糸を硫化染料でかせ染めしたセルビッジデニムをはじめ、特色のある生地を訴求した。「ナイロンデニムなど合繊も提案しているが、改めて天然繊維を本筋にすえ、当社にしかできない挑戦を続けていきたい」(片山恵美子取締役副会長)と、これからの抱負を話した。
東京展は、ウール100%のデニム、カシミヤデニム、17年に特許を取得したナイロンデニム、シルクデニム、旧式織機「GL-3」を使ったセルビッジデニムなど、これまで同社が開発や提案してきた代表的な生地を展示した。それらに加えて26年春夏向けの新作を用意した。

その一つが経糸に硫化のかせ染めをし、豊富なカラーを揃えたセルビッジデニム。加工でさらに表情に変化を出せる。ほかにも、6オンスから10オンスまでの豊富なバリエーションのヒッコリー、ラフィ(落ちわたを再利用した糸)のダンガリー、浅野撚糸の特殊撚糸加工技術「スーパーゼロ」を用いてより柔らかく軽く仕上げたダンガリーやツイルなどを打ち出した。
同社は、プルミエール・ヴィジョンパリに出展を続け、直接または商社経由の輸出も強化している。「販売率は国内向けがまだまだ多い」が、他社にできない生地開発力が認められ、「海外販売先からはシルクでヘビーオンスデニムのリクエストが来るなどしている」。今後も「環境配慮の面で国際認証に準じた物作りは押さえつつ、感性やチャレンジ精神を重視し、自分たちが納得したいい生地を開発し続けたい」考える。柿渋や本藍などの天然染料を生かした天然繊維の生地開発も強化する。
120周年を記念し、東京展の初日にはテキスタイルデザイナーの梶原加奈子さんが「これからのデザインについて」をテーマに、特別講演会をした。その後は交流会も実施した。

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