

合繊丸編みのマルゲン、26年末に新工場が稼働 24億円を投資
2025.04.10 12:00
提供:繊研plus

合繊丸編み製造のマルゲン(石川県羽咋市、武田有祐社長)は、24億円を投じて市内に新工場を開設する。既存工場から編み機の半分以上を移設・増強して基幹工場とし、これまで受けられていなかった新たな開発や受注に対応する。稼働は26年12月の予定。
同社はダブル編みが主力。丸編み機の保有台数は北陸最大規模で、外注先を合わせると国内でもトップレベルの編み機を稼働させる。7割が衣料向け、3割が資材向け。衣料は柱のスポーツのほか、学生服や介護服などのユニフォーム、一部ファッション用途を手掛ける。
新工場は千里浜インターチェンジ近くの物流アクセスの良い立地。2万8000平方メートルの敷地を新たに取得し、2層延べ床7000~8000平方メートルの建屋を設置する。今春に建設を開始し、来年末稼働を目指す。
既存の生産拠点は本社のみ。35年前に開設した第1工場、5年後にできた第2工場、8年前に設けた第3工場と拡張してきたが、本社敷地にこれ以上拡張できるスペースがなかった。
現工場がフル稼働で推移しており、受注増に対応できていなかったほか、新たな開発案件、新規先からの依頼にも応えられていなかった。編み機の大半を新工場に移すとともに、現在55人の人員を10~15人増やして生産能力を伸ばし、とりこぼしていたこうした受注に対応していく考え。
大型投資を決めた武田社長は東京で生まれ育ち、化学・電子関連の大手企業出身。祖父、父が経営してきたマルゲンを継ぐ決意をして17年に入社、21年に社長に就いた。「メイド・イン・ジャパンの生機で競争力を出していきたい。30年以上の知見を生かし、開発提案型で営業を強化したい」とし、新工場設置で社員のモチベーションも高めていきたい考え。

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