

東京・池ノ上に開業した「ノヴァストア」 販売と物作りのプロが「新しい服屋」を模索

セレクトショップのノヴァストアは3月、東京・池ノ上にオープンした。「スーパーノヴァ」デザイナーの山口卓さんと、岐阜でユニセックスの専門店ピウロロを運営していた糸魚川領太さんが協力して運営し、新たな自社ブランドの開発やセレクトに力を入れ、提案の幅を広げている。
(森田桃子)
山口さんは13年にわたりブランドを運営・卸販売をするなかで、この間「実物が見たい」との要望が増えていたことを受け、23年にスーパーノヴァ直営店兼アトリエをオープンした。
しかし、デザインから店舗運営まで業務量の多さに負担を感じていた。その時、卸先である糸魚川さんからピウロロの東京移転の相談を受け、店の共同運営へと話が広がった。山口さんは物作り、糸魚川さんは店舗やEC運営などを担うことで、業務の負担を分け合えるほか、独自の商品開発で専門店としての差別化もできるとの思いが一致した。
新店は販売、メーカーの強みをそれぞれ最大限に生かし、37平方メートルにスーパーノヴァをはじめとした自社ブランド、セレクトなど計5ブランドを集積する。山口さんはスーパーノヴァを主軸としつつ、新たな価格帯やターゲットを意識した「新ブランドの開発やセレクトで提案の幅を広げられる」と話す。
オープン以降、定番品の「エンコード」、シューズブランド「WITAフットウェア」といった新ブランドを打ち出した。同シューズブランドは2人が欲しいと思う靴を形にしたもので、デニムにもスラックスにも合う、スニーカー感覚で履ける革靴を税抜き5万円と手の届きやすい価格で提案する。

糸魚川さんはメーカーとの共同運営を通じ「お客様の要望を物作りで形にできたら」と期待を膨らませる。店頭で引き出したリアルな客の声を山口さんに伝え、さらなる商品開発につなげる。セレクトでもメーカーならではの視点を重視し、ピウロロ時代から扱うファクトリーブランド「カネマサフィル」を継続して扱っている。
2人が目指すのは「服屋ってこういうもの、というのをなぞらない」新しい形の店。店内には酒やソフトドリンクも販売し、ソファに座ってレトロなテレビゲームも楽しめる。まるで友達の家に来たような空間だ。クーポンが当たるカプセルトイマシンも設置し、遊び心も加えた。

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