

GSIクレオス ソアロン事業を承継 三菱ケミカルから子会社譲り受け
2025.02.06 17:00
提供:繊研plus

GSIクレオスは、三菱ケミカルからトリアセテート「ソアロン」事業を引き継ぐ。三菱ケミカルが24年11月26日に設立した株式会社ソアロンにトリアセテート繊維事業を承継させた後、GSIクレオスが新会社の全株式を取得する。事業譲り受けに伴い、負ののれんが発生する見込み。連結業績に与える影響は精査中。
譲渡予定日は3月3日。資本金は1億円。ソアロンの本社は、GSIクレオス大阪支社が入るOMMビル内にあり、今後連携・連動する。新会社ソアロンの社長を務めるのは三菱ケミカルでアセテート繊維事業部長だった坂本宜士氏。東京・青山にもオフィスを開設し、「サンプル生地などを国内外の人に見てもらいたい」(吉永直明GSIクレオス社長)とショールームも設置する。
GSIクレオスは来期(26年3月期)から新たな中期経営計画が始まる。その中で、「ソアロン事業を繊維の中核事業の一つに育て上げ、世界に拡販する」考えだ。世界で唯一トリアセテート繊維を生産する企業として、原糸から差別化した生地、製品事業を強めることで繊維事業の収益基盤の確立と安定を目指す。
今回一緒に譲り受ける原糸加工を行う菱光サイジング(福井県あわら市)は、GSIソアロンテキスタイルラボに改称。従来のソアロン向け専業から、GSIクレオスグループ繊維事業全体の生地開発機能、R&Dを担う開発センターとして生まれ変わる。「ソアロン向けだけではもったいない。繊維事業がさらに飛躍するために差別化生地を生み出す拠点として活用したい」(吉永社長)とする。
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