

きょうから欧州素材見本市 カギは環境配慮、匠の技

26年春夏に向けたテキスタイル商談会が本格的に動き出す。2月4~6日に行われる伊ミラノウニカ(MU)を皮切りに、10~12日に仏テックスワールド(TW)・アパレルソーシングパリ、11~13日にプルミエール・ヴィジョン(PV)パリと国際素材見本市が続く。環境配慮や匠(たくみ)の技がキーワードになりそうだ。
(関麻生衣)
MUは40回目。クラシックな綿や上質なウール、伝統的なシャツ地からデニム、カジュアルウェアやスポーツウェア向け素材、副資材が揃う。今回は繊維原料に焦点を当てた特別展示も実施し、国際的な団体・企業が出展。ヨーロッパリネンとヘンプのための同盟(旧欧州麻連盟)やザ・ウールマーク・カンパニー、オーストリアのセルロース繊維大手、レンチンググループなどが参加する。
日本パビリオン「ジャパン・オブザーバトリー」は14年に初開催して以降、出展者(55社)、展示面積(980平方メートル)ともに過去最大となった。円安を追い風に海外輸出を目指す企業が年々増え、世界のバイヤーに日本の素材を訴求する場として期待されている。
TW・アパレルソーシングパリは3見本市が集まり、1200社以上が参加予定。テキスタイルのTWは中国、トルコ、インド、韓国、台湾の企業を中心に構成し、縫製品のアパレルソーシングではアフリカからの出展者に注目だ。デニムコーナーには中国のメーカー、ウィンウィンテキスタイルやバングラデシュのサプライヤー、NZデニムといった約30社が出る。新設の「イニシアティブ」ゾーンでは、ベトナムのシルクやパイナップルの葉の繊維で作られた生地など、環境対応が進む企業の製品を紹介する。
PVパリは、イタリア、フランス、日本、韓国、中国など約40カ国・地域から1060社以上が出展する。「未来のトレンドを明らかにする存在」と位置づけ、ファッションフォーラムでは厳選された数千点の生地やレザー、服飾資材・部材のサンプルを展示する。
トレンドを体験できるスペースでは、主要なテーマ「サヴォワールフェール」(匠の技)に焦点を当て、レザーの端材や廃棄素材に伝統的な技を加えて再活用する。匠の技術に特化した「メゾン・デクセプション」には、世界から約20の職人や工房が一堂に会する。日本からは和紙をもとに友禅や箔(はく)押しの技法で素材を開発する大直が初出展する。
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