

アップサイクルブランド「リフライド・アパレル」の仕組み(杉本佳子)

今年のプルミエールビジョンニューヨークに、マサチューセッツ州に本拠を置くリ・パーパス/アップサイクルのブランド「リフライド・アパレル」(以下リフライド)が出展していた。テキスタイルの展示会だが、置かれていたものはすべて1点物の服と布製のバッグや帽子などの小物なのである。
≫≫杉本佳子の過去のレポートはこちらから
仕組みはこうだ。メーシーズやチャンピオン、フットボールや野球のプロリーグ、大学内のショップなどがリフライドにデッドストックを送ってくる。デッドストックなので洗浄は不要だ。リフライドは送られてきたものを解体し、1点物の商品をつくる。縫製は地元の人々に頼んでいる。現在、縫製スタッフ12人に加え、すでにいろいろなブランドのために縫製をしてきている20人のフリーランスの人がいる。送料はリフライドが負担する。
元々はオーナーのマークさんの妻が、趣味で自分や友人のためにこうした服をつくっていた。古くなった服をただ捨てたくないという理由で始め、そのうちファーマーズマーケットで売り始めたら人気が出たという。マークさんはビジネスになると考え、投資家もついて、現在に至る。
つくった商品はリフライドのウェブサイトでも売っている。特に学生など、若い人たちに好評のようだ。確かにちょっとレトロな感じで可愛く、しかも同じものを着ている人がいないというのは魅力だろう。
店やブランドはデッドストックをなくせるし、リフライドは生地代なしでモノをつくることができ、縫製を得意とする地元の人たちを雇用して地元の経済にも貢献する。ウインウインウインのビジネスモデルといえるのではないか。
≫≫杉本佳子の過去のレポートはこちらから
89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ)
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
可愛い子に騙されないで!平気で嘘をつく後輩にハラスメントで訴えられて…?どうなる!?Ray
-
三浦大知 赤裸々ライブ配信からチケット急伸!初見ファンも圧倒的パフォで魅了デイリースポーツ芸能
-
突然TV現れ騒然 西城秀樹さん息子に「ええーっ!?」「めちゃくちゃイケメン」YMCA熱唱「声そっくり」デイリースポーツ芸能
-
ギャップがたまらない♡「バルーンスカート×スポミュール」でハズすコーデって?Ray
-
【職場】態度の悪い後輩…挙句の果てには私にハラスメント疑惑がかけられて!?Ray
-
ソフトバンク・小久保監督 八回の拙攻に言及 野村の走塁ミスは「戦術的なところもあるので」笹川に「送りバントはない」デイリースポーツ
-
阪神・藤川監督 ワースト4連敗に「今はそういう時期に差しかかってる」打線の低調を分析 甲子園に戻り「やっていきますよ」デイリースポーツ
-
忽然と芸能界から消えた人気女優 懐かしCM映像→東野幸治ら大興奮「何なん?!」「カッコ良すぎ」デイリースポーツ芸能
-
楽天が痛恨失策でサヨナラ負け 中継プレーが乱れる間に決勝点を献上 3連敗で借金1デイリースポーツ