タビオ越智社長 業績好調も改革加速 人事刷新、デジタル活用
2025.01.17 06:28
提供:繊研plus
タビオの越智勝寛社長は、25年の経営環境について「時代が大きく変わりつつある。今までの方程式や価値観にとらわれることなく、〝新しい世界〟へのチャレンジが求められる年となる」と語った。
(山田太志)
25年2月期は過去最高レベルの業績を確保できる見通しだ。レディス及び店舗中心の事業から、EC・スポーツ・中国事業などの比重が高まってきたことで、経営も安定してきた。ただ、事業セグメントや店舗による凹凸が目立つほか、「思考の脱却ができていない部分も多い」と危機感をあらわにする。
SNSを積極活用しながらEC・店舗間の融合を進めてきたが、「いくらSNSで話題になっても、リアル店舗に効果が現れないケースも少なくない。企業が思うほど消費者は反応してくれず、何か手法に根本的な間違いがあるのかも知れない」という。
答えはまだ見えないが、様々な社内改革に着手し始めた。年末にはウェブ担当部長を商品部長に、直営店担当課長をウェブ担当部長に配属した。メンズ担当にも若手を登用するなど、人事を刷新し新しい視点でビジネスモデルをもう一度見直す考えだ。
今年はナイガイとの協業も本格化する。また、伸び悩むメンズでは、生成AI(人工知能)の活用を進めていく。海外も引き続き強化する考え。先行する欧州や中国に対し、米国は認知度向上を優先していたが、年商も1億円近くとなり、「今年は何らかの新しい手法で、次のステップに進む段階」と見る。
「ECやSNSが世界を変え、コロナ禍がその変化のスピードを加速させた。新しい世界に対し、旧来の思考からの脱却ができるか、様々な価値観の変化に柔軟に対応していけるか。それが大きく問われる年になる」と語る。
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