《めてみみ》「個客業」で目指す成長
2024.11.26 06:24
提供:繊研plus
個人消費はコロナ禍を機に変化が加速している。生活者の価値観は従来のモノ重視や流行から、体験型や自分らしさへ変わった。価値と価格のバランス、コスト・タイムパフォーマンスが鋭く問われるようになった。
「欲しいものは高くても買う」こだわり消費も広がった。価格が上がっても伸び続けるラグジュアリーブランドや時計・宝飾品のように、特別な消費には出費を惜しまない。満足度の高いモノ・コトを志向する傾向が強まっている。百貨店での国内外の物産展やバレンタインなどの人気催事は集客が衰えていない。
伊勢丹新宿本店は24年度の売上高4240億円(前期比13%増)を見込み、3年連続で過去最高を上回る。高感度・上質を求める消費に依拠し、独自性のある商品を揃えて集客。その客を識別化して得た消費行動のデータを、個のマーケティングとして活用し売り上げ増につながった。人とデジタルの力による「個客業」で成長を目指す。
「国内外の富裕層の増加が今後も見込まれている。世界中のお客様を識別化し、つながる」(細谷敏幸三越伊勢丹社長)という。世界中の顧客に対し、高感度上質消費に対応したハイタッチなMD、サービスを提供する。単純なモノの消費ではなく、心を充足する共感や応援、信頼がキーワードになるような新しい消費の形への深化に期待したい。
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