

ふるさと納税で応援&うれしいお礼の品も「玉乃光酒造 東蔵再生プロジェクト」スタート!

京都市伏見区の「玉乃光酒造」が所有する「東蔵(ひがしぐら)」は、築100年の文化的価値がある酒蔵です。
老朽化が進み維持が難しい現在、京都市の「文化財保護」認定事業「Arts Aid KYOTO(アーツエイドキョウト)」として、「玉乃光酒造 東蔵再生プロジェクト」がスタートしました。
蔵の再生や文化の発信のために、ふるさと納税で応援しませんか。
( Index )
酒造りの原風景を今に伝える「東蔵」 伝統産業を継承し世界へ発信する場に 「東蔵再生プロジェクト」が始動 ふるさと納税にはうれしいお礼の品も酒造りの原風景を今に伝える「東蔵」




350年前に和歌山で創業した「玉乃光酒造」は、戦後に京都の伏見に移転し、今日まで伝統的な酒造りを行ってきました。
1924年に建築された「東蔵」には、300 坪の土地に85 個の貯酒タンクが並びます。
製造の場としての役目を終えた今も、井戸やここで働いた人々の書きものなどが残され、酒造りの原風景を伝えています。

この「東蔵」は、「旧薩摩藩邸」跡地の一部に建っています。
実は、1866年に起きた「寺田屋事件」で、元土佐藩士の坂本龍馬が逃げ込んだとされる場所が「旧薩摩藩邸」といわれています。その跡地の一部に東蔵が建てられ、幕末の歴史の舞台として、興味深く感じられますね。
伝統産業を継承し世界へ発信する場に

現在、酒離れや酒類の選択肢が多様化していく中で、日本酒市場は直近50年間で4分の1まで縮小し、日本酒離れが進んでいます。
「日本酒の原料の8割が水です。玉乃光では伏見のよい水や契約農家の米にこだわり、麹を混ぜるときも機械を使わず人の手で混ぜるなど、昔ながらの手作業で製造しています。“伝統的酒造り”というすばらしい伝統産業を守り、未来へ継承し世界へ発信する場とするために、東蔵の保存・再生について取り組んでいきたいですね」と、玉乃光酒造代表取締役社長の羽場洋介さんは話します。

これまで「東蔵」を訪れた人が皆、趣のある雰囲気に感動する姿を目にしてきたという羽場さん。
玉乃光とともに日本酒ブランドを立ち上げる株式会社京伝びと代表取締役の梅原英哉さん、クリエーターの活躍の場を創出する事業などを手がける株式会社Skeleton Crew Studio代表取締役の村上雅彦さんと共に「一般社団法人 酒蔵保存協会」を立ち上げ、「東蔵」の運営をスタートしました。
「東蔵再生プロジェクト」が始動


日本酒造りの精神性と伝統を、次世代へとつないでいく場所として「東蔵」を残すために、「東蔵再生プロジェクト」では、ふるさと納税を通じて寄付の募集を実施します。
「プロジェクトを成功させることで、日本酒だけにとどまらず、日本のあらゆる文化や伝統産業のすばらしさを伝え広めることを目指します」と、羽場さん。
「東蔵」の再生後は、酒造りを身近に感じられるよう貯酒タンクを間近で見学したり、築100年の蔵の中で伝統的な酒造りや玉乃光酒造の歴史を体感できる空間を用意。
また、お茶やお花など京都の他の伝統産業と連携し、日本の文化を世界に発信していきます。
今後のスケジュールは、2025年4月に着工(解体含む)、2026年3月頃を目指して竣工予定。イベント時に蔵を開放する予定で、物販コーナーの設置も検討しているそうです。
ふるさと納税にはうれしいお礼の品も

「一般社団法人 酒蔵保存協会」が2024年・2025年度の2箇年プロジェクトを実施し、今年度は東蔵修繕工事に係るふるさと納税を募集します。
お礼の品も用意されているので、日本酒ファンも京都好きさんも興味を持ったら参加しませんか。
獲得目標額:第一目標3,080万円
募集期間:2024年10月3日(木)~2025年2月28日(金)
お礼の品:純米酒粕セット(酒粕フィナンシェ等)・特別記念ボトル日本酒(非売品)・蔵元が案内する非公開の特別酒蔵見学参加権・酒粕レストラン「純米酒粕 玉乃光」ディナー 等
※ふるさと納税金額によりお礼の品の内容が異なります。詳しくは【京都市】Arts Aid KYOTO/玉乃光酒造 東蔵再生プロジェクトのURLから確認を。
\from Writer/
日本酒のお店で、「玉乃光」を見かけたことがある!という人も多いのでは。今回「東蔵」の存在を知り、建物の再生やこれからの文化発信のために、私もなにかできればと考えるようになりました。ふるさと納税は、応援しながらお礼の品がもらえる点も魅力なので、まずは詳細をチェックしてくださいね。
玉乃光酒造(たまのひかりしゅぞう)
京都府京都市伏見区東堺町545-2
【京都市】Arts Aid KYOTO/玉乃光酒造 東蔵再生プロジェクト
※情報は10月8日(木)の取材時の情報です。最新の情報はプロジェクト運営元にお問い合わせください。
写真/玉乃光酒造、anna 文/谷尻知子
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