

<【推しの子】>ラストひとコマの衝撃…脚本全否定で修正求める佐倉綾音の豹変演技にゾク!「東京ブレイド」稽古の行方はどうなる?

アニメ「【推しの子】」(毎週水曜夜11:00-11:30ほか、TOKYO MXほかにて放送/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほか)の第12話「東京ブレイド」が7月3日に放送された。待望の第2期スタートとなった今回は漫画の2.5次元化を題材に、役者たちの芝居作り、メディア変換による脚本化の原作アプローチが展開。ラストひとコマの衝撃に視聴者から様々なコメントが寄せられる注目の幕開けとなった。(以降、ネタバレが含まれます)
第2期は「舞台 東京ブレイド編」
「【推しの子】」は、赤坂アカ×横槍メンゴによる累計発行部数1600万部を超える同名漫画を原作としたアニメ作品。地方の産婦人科医、ゴローと、禁断の秘密を抱えていた彼の“推し”のアイドル、アイとの最悪の出会いから始まる物語。アイの子、アクア(CV. 大塚剛央)として転生したゴローは、アイの死の真相を突き止め、彼女を殺した人物に復讐を果たすため芸能界の道へ踏み込む。ダークなサスペンスと華やかなアイドルストーリーが絡み合い、芸能界の裏側もリアルに描かれていく内容が話題を呼んだ。
第2期の今回は、作中の大人気漫画「東京ブレイド」の 2.5次元化舞台への出演が決定したアクア、有馬かな(CV. 潘めぐみ)、黒川あかね(CV. 石見舞菜香) らの姿を中心に描かれてゆく。
自分の芝居を取り戻し輝く有馬かなと、解釈の不一致に悩む黒川あかね
「【推しの子】」は転生もののフィクションではあるが、芸能界を題材にした物語にはリアリティーのある設定や出来事がふんだんに用いられている。第1期もアイドル活動や恋愛リアリティーショーの舞台裏が話題になったところだが、そうした中で今話衆目を集めたのは、かなとあかねの芝居感の対比の面白さ、漫画の舞台化というメディア変換の難しさだった。
新生、B小町のデビューから4か月が経った頃。1か月後に迫る舞台「東京ブレイド」の上演に向けて、稽古場に足を運ぶアクアら俳優たち。人気漫画の舞台化とあって、実力派で知られる劇団ララライの役者人陣を中心に、人気モデルも起用され、新人俳優のアクアはプロデューサーの推薦で出演が決定した。ただし、アクアにとってはあくまで劇団ララライの代表、金田一敏郎(CV.志村知幸)に接近し、アイに関する情報を得るのが目的だった。
主演を務めるのは劇団ララライの看板役者である姫川大輝(CV.内山昂輝)。彼の天才的な芝居に触発され、元天才子役の有馬かなも芝居のレベルを一気に引き上げられていく。かなはかつて自己顕示欲の強さが仇となったことを教訓に、周りの役者のレベルに合わせたサポート優先の芝居を行うようになっていたが、姫川はそんな彼女の目を覚まさせる相手役だったのだ。芸能界で生き残るために自分の芝居を変えていたかなは本来の自分の芝居を取り戻し、水を得た魚のように輝きだす。
一方、もう1人のヒロインを演じるのは、かなにライバル心を燃やすあかね。子役時代はつねにかなの2番手に甘んじていたが、劇団で経験を積んできた今は自分が上という自負がある。かなはあかねに勝ちたいと思い、あかねもかなに勝ちたいと強く思う。あかねは、原作や資料からキャラクターを分析し、その解釈から自分の中に役を入れていく憑依タイプの役者。彼女も天才と称される部類であり、ライバル関係にある2人の芝居のカラーの違いははこれからの見どころとなっていきそうだ。
「全部」と脚本修正を求める原作者、佐倉綾音の豹変演技
劇団ララライの若きエースと呼ばれるあかねだが、今回に限っては原作から組み立てたキャラクター解釈と脚本上のキャラクター性が一致せずに苦戦を強いられる。アクアの引き合いで脚本家からキャラクター性の改変についての理由を聞き、受け入れるが、事件はその後に起こる。稽古場見学に来た「東京ブレイド」原作者・鮫島アビ子(CV.佐倉綾音)は、稽古に励む役者たちをリスペクトしつつも原作改変の脚本を全否定したのだ。
前段にあった脚本家の改変理由は、舞台の尺による都合。キャラクターやシーンを大コマで見せられる漫画とは違う、舞台上での役者芝居になること。つまりはメディア特性による演出の違いからの改変だったが、キャラクター性の改変となると、ストーリーの圧縮とは違った問題をはらんでくる。それまでの気弱い声から一転、「全部」と、脚本否定を告げたアビ子の怒りもにじむ低い声が全てを物語っていた。稽古も進んでいる中での、場を凍りつかせる原作者の声。これから脚本の行方はどうなっていくのか。
視聴者からは「最後のひとコマでひっくり返す。相変わらずうまいなあ」「佐倉さんの豹変演技、マジ神がかってる」「全部…と押し殺す声ビビるわ~」などの感想が上がる一方で、メディアを変えての落とし込みは現実にもたびたび上がる問題とあって、「原作と脚本の意味、メディアの違いによる原作再現に対する脚本の工夫、考えさせられる」「都合で推しキャラが舞台装置に変えられたら私だったら耐えられない」など、様々な意見も寄せられていた。
■文/鈴木康道
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