アニメ『怪獣8号』第12話が放送

<怪獣8号>続編決定、原作人気キャラの鳴海玄は内山昂輝の声で登場「鳴海×ウッチー!最高すぎて死ねる!!」「私の推しが動く!」

2024.07.01 10:32
アニメ『怪獣8号』第12話が放送

アニメ「怪獣8号」(毎週土曜夜11:00-11:30ほか、テレ東系列ほかにて放送/X(Twitter)にて全世界リアルタイム配信/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVer)の第12話「日比野カフカ」が6月29日に放送された。最終回となる今話では、本編終了後に続編製作決定を告知。原作での人気キャラクター、第1部隊隊長の鳴海玄(CV.内山昂輝)も登場し、第2期に熱い期待がかかる展開で幕を閉じた。(以下、ネタバレを含みます)

最終回は、カフカと四ノ宮長官との死闘

人の社会を脅かす怪獣を討伐する日本防衛隊。その一員となり、みんなを守る男になること。子供の頃から描いていたその夢を一度は諦めた32歳の男性、日比野カフカ(CV.福西勝也)が再び夢を追いかけることから始まった本作の物語。予期せぬ出来事から自分自身が怪獣になってしまったが、奇しくも怪獣の力は仲間である防衛隊第3部隊を助ける大きな力にもなった。

仲間を守るため正体をさらし、拘束される身となってしまったが、カフカは体は怪獣であっても、心は人間のままである。そう信じる亜白ミナ(CV.瀬戸麻沙美)、四ノ宮キコル(CV.ファイルーズあい)らはカフカの助命のために奔走する。だが、どんなに仲間の助けがあったとしても、最後にそれを証明しなければいけないのはカフカ自身。そして、証明する相手はかつて防衛隊最強と謳われた防衛隊長官、四ノ宮功(CV.玄田哲章)である。最終回はこの四ノ宮長官とカフカ=怪獣8号のバトル、カフカの人間であろうとする心のドラマが熱い見どころだった。

カフカが自ら証明した“人間”としての行動

2号兵器を自在に扱い、カフカを追い詰めていた四ノ宮長官だったが、次第に戦いの趨勢は怪獣8号の方に傾きだす。カフカのコントロールを失い、“本来の”と言える力を発揮する怪獣8号は再生前提の自己破壊攻撃を行い、対応しきれなくなってきた四ノ宮長官を押し込んでいく。さらに怪獣8号の強度は四ノ宮長官の想定を超えはじめ、今まで見せたことがない体の巨大化まで進んでいく。

このときの作画はスピード感、迫力ともに目が釘付けになるものだったが、特筆すべきは音の演出にあるだろう。セリフが消え、効果音のボリュームも下がり、ドラマティックなBGMだけが静かに流れ出す。怪獣8号の暴力性を見せると同時に、怪獣8号の中で傍観するしかないカフカの無力な心象を見るような雰囲気でもあった。

2人の戦いを見守るキコルの姿を見止めたカフカは、彼女の前で父親を殺させまいと必死に抗うが、その気持ちも虚しく幼獣に食われてしまう。しかし、カフカの心が怪獣8号の中に消えていくかと思われたとき、気力を蘇らせたのはミナとの約束だった。怪獣8号の拳が四ノ宮長官に迫る寸前、カフカの自我が暴走する怪獣8号を抑えつけ、自ら胸を貫くことで死闘は終結する。

「俺は…怪獣8号じゃない…日比野カフカだ」。そのひと言を振り絞り、意識を失ったカフカ。最後はカフカの“人間の意志”が怪獣の意思を上回ったのだった。

原作人気キャラクタター、鳴海玄が内山昂輝の声で登場!

2人のバトル後、最後に登場した第1部隊隊長の鳴海は、強くて格好良くて怠惰なオタクという原作でも高い人気を集めるキャラクターだ。担当する内山昂輝は「ハイキュー!!」の月島蛍役や「Free!」の桐嶋郁弥役などで知られる人気声優とあって、「鳴海隊長ーーーーー!!!!!内山昂輝さんは熱い!!!!!!」「鳴海×ウッチー!最高すぎて死ねる!!」「もう感激で震える!!鳴海隊長と内山昂輝さん、最高のコンビに期待大!」などSNSでは歓喜の声が続出。さらに「第1部隊、出動だ。蹴散らすぞ」という鳴海のセリフ付きで続編の予告映像が公開されるサプライズもファンを賑わした。

一方、本編ラストでは、行方をくらましていた怪獣9号(CV. 吉野裕行)の姿が…。登場するたびに成長を遂げている謎の怪獣は、人間社会に潜み、さらに高い知能も有するようになっていた。どうやら第3部隊基地のある立川周辺の襲撃を計画しているようだが、気になるのは「僕ら」というセリフ。他に仲間がいるのか、ここは不穏な様子を残す一幕に。また、処分保留となったカフカだが、あくまで兵器としての有用性を見出されてのこと。続編では防衛隊の中でどのような立場になっているのか。散り散りになった第3部隊の面々はどこに配属されるのか。気になることが満載となっている。

放送終了後のSNSには、「9号との本格バトルは続編に期待」「大事な人としての心。繋がった未来。喜ぶ仲間。そして続編へ 」「続編決定で私の推しが動くことが決定した!!」など、様々な声が寄せられている。

■文/鈴木康道

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