アルコインターナショナル24年6月期決算 4期連続の最高業績へ
インポーターのアルコインターナショナル(大阪市)の業績が好調だ。24年6月期決算は4期連続の増収増益となる見通しで、米リカバリーサンダル「ウーフォス」がけん引している。アウトドアブランド「コトパクシ」も順調。来年度は日本総代理店になったボディーケア用品ブランド「ハイパーアイス」で、アスリート市場を開拓する。
24年6月期の売上高は前期比24.7%増の48億円を見込む。売上高、利益とも4期連続での過去最高更新となりそうだ。増収に最も貢献したのが、ウーフォス。売上高は40%増の32億3000万円。取引先店舗数は増やしていないが、1件当たりの取扱量が増えた。「リカバリーサンダルのパイオニアとして認知されてきた」(降幡昌弘社長)ことが増収の理由とする。独自の素材感、履き心地が評価されているという。
Bコーポレーション認証を得ているコトパクシは、売上高が90%増の3億円の見通し。直営店が好調で、東京・下北沢の店は毎月売り上げを伸ばしており、今年5月は1150万円になった。昨年10月、京都高島屋SCのT8に出した店も、5月は750万円と好調。ともにインバウンド客が多い。
ボトルブランド「ハイドロフラスク」も安定しており、微増の8億円となりそうだ。最近は大容量タイプが売れるようになっている。
来年度はウーフォス、コトパクシとも増収を計画する。ウーフォスはこれまでファッション系が中心だったが、スポーツ系販路を伸ばす。コトパクシは来年5月、福岡の天神再開発エリアに直営店を出す。
新たなブランドとして、米ボディーケア用品ブランド、ハイパーアイスの販売が始まる。世界のトップアスリートをサポートするブランドとして知られる。日本ではアスリートのほか、一般市場も開拓する。ゴルフ、ランニング、サッカーなどに特化したスポーツショップへの販売だけでなく、スポーツジムや高級ホテルのスパへの導入も進める。親和性のあるウーフォスとの連動も図る。
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