蝶理とSTX 25年春夏合同展は酷暑対策を充実 相乗効果で盛況
2024.06.20 06:27
提供:繊研plus
蝶理と子会社のSTXは合同で25年春夏に向けたOEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)展「ファッションエキスポ」を開催、多くの来場者でにぎわった。昨年から半年に1回のペースで開き、今回が3回目。「合繊の蝶理、天然素材のSTXの強さを掛け合わせて相乗効果が出てきた」と事業拡大につながっている。
蝶理製品事業部がSTXのベトナム自社工場を活用し、高い稼働率を実現するなど事業面での連携に加え、企画、開発面でも協業が進む。経糸にSTXが立ち上げたインドのオーガニックコットン「コンフィル」、緯糸に蝶理の高伸縮機能糸「テックスブリッド」を使った生地などの成果物ができている。
酷暑、夏の長期化への対応に両社は、様々な素材を開発している。蝶理は遮熱と接触冷感に注目する。レディス向けで新たな遮熱素材「シェードシー」を出す。チタンを含むフルダル糸を使い、遮熱率35%を実現。ピン仮撚り糸「SPX」との複合素材をレディスウェア用途に提案する。蝶理独自の超強撚加工糸などで「涼しさをまとう」をキーワードに接触冷感生地を使ったウェアを見せた。
STXはコンフィルの中・軽衣料をベトナム自社工場SGSで生産する。SGSは高品質なアウター含めトータルアイテムに対応できる縫製工場だが、アウターの引き合いが弱まっているため、専用ラインを確保して中・軽衣料の生産を増やす。
ベトナム・ロンアン省に移転した新工場は、中・軽衣料の主力工場だ。「ニーズが非常に強く、10月までオーダーがいっぱい」と髙丸雅弘STX社長。「長い春夏に対応して年間通して中・軽衣料をベースにする。量を増やしシェアを取る。アウターはプラスアルファくらいで考えている」(同)。気候変動に対応し、戦略、商材が変わってきた。
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