《視点》一筋の光明
2024.06.07 06:23
提供:繊研plus
「温暖化に原材料費の高騰といろいろありますけれど、産地や企業の高齢化が何よりも深刻です」。川上企業でこうした切実な声を聞く。国産テキスタイルを使い、国内縫製するファッションブランドでも危機感は募っている。工場や産地が存続しなければ自分たちの未来もない、そんなひりひりとした思いを幾度も取材で感じてきた。外国人労働者の雇用を増やすにも、日本の給与水準の低さや労働環境の整備に課題は残る。
バトンを渡すように、原料から服の生産までを分業で行う業界。昨今は各工程をつなぐ物流面でも、人手の確保やコスト高が問題になっている。円安は事業に影を落とす一方、日本の技術を世界に輸出する追い風でもある。厳しい局面は続くが、窮地を好機に変えたいところ。行政や他社との協力や業容拡大など、各社の努力がほのかな希望だ。
あるテキスタイルメーカーの社長は「デザイナーが作る服への共感が需要を生む。その共感を得られるためにテキスタイルを作り続けるのが使命」と言った。業界を支える人々の情熱を絶やさないために何ができるだろうか。
(麻)
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