Matt(C)モデルプレス

Matt、人を翻弄するのは得意?「戦略を練ってのし上がる」“裏切りの魔女”との共通点も<マーベル最新作『アガサ・オール・アロング』インタビュー>

2024.09.18 10:00

ディズニープラスで9月19日(木)から独占配信されるマーベルシリーズの最新ドラマ『アガサ・オール・アロング』。その配信を記念して、モデルで音楽家のMattがメイクで主人公の“裏切りの魔女”アガサに大変身! さらに、Mattの知られざるパーソナリティや、アガサが視聴者を騙しまくる本作への期待にも迫った。

『アガサ・オール・アロング』とは

『アガサ・オール・アロング』は、“スカーレット・ウィッチ”ことワンダの強大な力を狙い、逆に魔力と記憶を奪われてしまった“挑発”と“裏切り”が大好きな得体の知れない主人公アガサ・ハークネスの物語。

数百年前から現代まで生き続けてきたアガサは、過去に黒魔術を使ったとして仲間の魔女から処刑されかけるが、逆に彼女たちのパワーを全て吸収し力を覚醒させた。しかしアガサの真の恐ろしさはその圧倒的な魔術ではなく、裏工作の緻密さと、何をしでかすかわからない厄介さにある。
『アガサ・オール・アロング』(C)2024 MARVEL
『アガサ・オール・アロング』(C)2024 MARVEL
『アガサ・オール・アロング』(C)2024 MARVEL
『アガサ・オール・アロング』(C)2024 MARVEL
捉えどころがなく本心が読み取れず、おどけたかと思えば次の瞬間には妖しく挑発するなど、予測不能で裏だらけ。


配信に先だって公開されている予告映像では、なぜか警察官姿のアガサが殺人事件を捜査している場面も。なぜ彼女は警察官に扮していたのか…?

魔女アガサの真の姿とともに、驚きと恐怖だらけの魔法ワールドの扉が開かれていく。

予告だけでもドキドキが止まらない『アガサ・オール・アロング』。今回モデルプレスは、配信を前に本作に注目しているMattにインタビュー!

Matt、嘘は見抜けるタイプ「人から裏切られた時は...」

Matt(C)モデルプレス
Matt(C)モデルプレス
ー 主人公のアガサは人を騙すのが得意ですが、Mattさん自身は人に騙されやすいタイプですか?

うーん、逆かな。嘘を見抜けるほうかもしれない。人を観察するのが好きなので感情の変化にもすぐに気付きます。例えば「この子強がった発言をしているから、きっと何か隠したいことがあるんだろうな」と察した時は、2人きりになったタイミングで話を聞いてあげたり、発散しやすい環境に持っていきます。あと、そうした直感は大体毎回当たるので、毎回答え合わせが楽しみです(笑)。人のメイクや髪型の変化もすぐに分かるし、逆に自分の変化にも気付いてほしいですね。

ー 騙されにくいのですね。

でも最近、サプライズに引っかかったんです。自分の誕生日にバースデートリップしたんですけど、「ザ・誕生日」みたいなお祝いを期待していました。なのにプレゼントが全然出てこなくてショックで。結局旅の最後まで何もなくて、「え、ケーキだけ?」って少し機嫌を損ねてしまったんですよ(笑)。でも旅行先から東京に戻ってきたところで、サプライズで時計を贈ってくれました。それが凄く嫌で!

ー 嫌、というのは…?

「サプライズはないよ」って言われたあとに「実はありました~!」みたいに翻弄されるのが嫌で(笑)。あるなら早く出してほしいです!でも、その僕の常識にはないルートでサプライズされたので、逆に惹かれました(笑)。結果的にはとても嬉しかったです。

ー そうなのですね(笑)。サプライズをするのは好きですか?

好きです。去年、パパの誕生日に家でサプライズをしようと思って、たくさんの芸能人を招待して帰りを待っていたんです。ただ、うっかり僕の友達を招いてしまって、パパの知り合いはゼロ(笑)。1度も会ったことない方たちとお祝いしました。

ー それはお父様も色々な意味で驚かれたでしょうね。では、逆にMattさん自身が嘘をついたり騙したというエピソードはありますか?

小学生の頃に「たまごっち」にはまって、デザイン違いが出る度に、中身の機能は何も変わらないのに「新しいバージョンが出たから買って」と親に少し嘘をついて買ってもらってました。当時世間で流行っていたので、わざわざパパに行列に並んでもらって…。最後は24個も集まって、それを全部首からぶら下げてたんですけど、重すぎてストレートネックになっちゃいました(笑)。
Matt(C)モデルプレス
Matt(C)モデルプレス
ー 凄いですね(笑)。欲しいものを手に入れるためについた嘘だったのですね。ちなみに、アガサは人を裏切るのが大好きな魔女ですが、もしMattさんが信用していた人から裏切られてしまったらどうしますか?

実際に何度か人から裏切られたことがあるんですよね。例えばもっと若い頃にお世話になっていた人から裏切られた時はショックというか、なんだろうな…。負けず嫌いだから相手とすごく戦いたくなりました。でも僕は表に出る人間なので、戦うのは良くないと思ってぐっと堪えましたね。両親も「まあ、まあ」となだめてくれて、その方とは縁を切りました。本当に負けず嫌いで、昔は自分がいない場所で人から本意ではないことを言われたら、すぐに反撃したくなって実際にSNSなどで反撃してしました(苦笑)。最近は気を付けています...。

ー 根っからの負けず嫌いなことがよく伝わりました(笑)。

Mattが特殊メイクに初挑戦、アガサになりきった感想は

ー 今回、特殊メイクでアガサに変身されたMattさん。メイクをした感想を教えてください。

特殊メイクをしたのは今回が初めてだったんですけど、こういうテクニックもあるのか、と唸りました。ヘアメイクさんというより職人という感じで、繊細な作業だけど大胆さも必要なんだなって。スピード勝負なところもあって、普通のメイクとは違いましたね。やっぱり自分じゃない姿になるのって、すごくワクワクする!

(C)2024 MARVEL
(C)2024 MARVEL
ー 本当に誰かわからないくらい、アガサになっていて驚きました!皆さん騙されてしまいそうですね。

本当ですよね。鼻もこんなに高くなって面白い!眉毛も普段はアートメイクしているので、今日はそれを潰して描いていただきました。あとはやっぱり額にシリコンをつけると変化がすごいですね。僕は絶対シワができないぐらいヒアルロン酸を元々入れているので、久々に顔のシワを見て怖くなりました(笑)。

ー 普段のMattメイクと比べて感じたことはありましたか?

美意識が少しずつ変化してきて、30代になって年を重ねた自分も楽しんでみようと思い、今年に入ってメイクを研究してメイク時間がかなり減りました。前まで3時間かけていたんですけど、最近は30分で終わるんですよ。今日久しぶりに長時間メイクをして、これまでの自分は特殊メイクぐらい濃かったんだなと思ってゾッとしました...。
Matt(C)モデルプレス
Matt(C)モデルプレス

「自分自身を見てほしい」Mattメイクの裏にあった本音

ー そうだったのですね。Mattさんが世に出始めたとき、ご自身の美意識を体現した“Matt化”に多くの人が驚いたと思います。当時の心境を教えていただけますか?

当時はとくに目指したい人もおらず、自分の美的感覚を表現していただけでした。例えばディズニーのキャストさんは、お人形さんのようなメイクで人前に出てパフォーマンスされているじゃないですか。そういう煌びやかな姿こそがエンターテイナーの姿なのだとインプットされていたこともあり、それを自分なりにメイクで表していたんです。それに、最初は何をしても「桑田真澄の息子・Matt」という肩書きがついていました。小さい頃から必ず“桑田の息子”フィルターがかかる。だからメイクをすることで差別化され自分だけを見てもらい、Mattを覚えてほしいという気持ちがあったんだろうなってことに、最近気付いたんですよ。

ー メイクは自分のポジションを確立させるための手段でもあったわけですね。

メイクって肌が本当に綺麗に見えるし人と差別化ができるし、鎧をかぶった感覚でもあったというか。もうユニフォームでしたね。出始めの頃は批判も多かったので、そういうものに負けないよう自分で強さを身に着けていたんだろうな。絶対にすっぴんは見せないし、プライベートでランチに行く程度でもちゃんとメイクをしていました。でもやっぱり人間なので、プライベートを出さないでいると寂しさも感じるようになってきて。少しずつ鎧を外していこうと思って、最近は素を見せるようになりましたね。

ー 確かに最近は以前よりナチュラルなMattさんが見られるようになった気がします。今では“Matt化”“Matt加工”はポジティブな意味で捉えられていますよね。

意外と自分のような位置にいるタレントさんっていなかったらしくて、メディアに出始めた最初の1~3年がすごく苦しかった。番組でこの芸人さんにメイクしてください、と求められるけど、やったらやったでネット上ですぐに叩かれました。現場で求められたことをやったのに、世間には批判されるという現実に疲れて、3年目の時に休業したんです。でも休業中も、SNSでは加工具合やメイクを全然変えずに自分を貫いて過ごしていたら、急に“Matt化” “Matt加工”って言葉ができて、ネットニュースで使われるようになりました。

そうしたら、これまで冷たい態度をとっていたタレントさんも急に自分の楽屋の前に並んで「写真を撮ってほしいです」と言ってきたりして。社会ってこういうもんかって思ったと同時に「勝ったな」と、社会を味方につけた気がしました。当時は時代的にも「加工=ネガティブ」で、加工していても「してません」って言わなきゃいけない風潮がありました。でも今はもう当たり前に、みんな加工アプリを使いますよね。そこはポジティブに変えられたのかなって。
Matt(C)モデルプレス
Matt(C)モデルプレス

Matt「これがアガサの本性か」本作に寄せる期待は?

ー 本作では力を失ったアガサが狡猾さで再び力を取り戻していきますが、もしMattさんが芸能界での今のポジションを急に失ってしまったら、どのようにしてまた復活しますか?

割と戦略を練ってのし上がるタイプかも。元々音楽がやりたくてこの業界に入ったんですけど、先に知名度が必要だと思って20代は“美容にかけて、Mattを覚えてもらう”と決めて仕事していました。飽きられないように、収録は1か月に4回までと決めたりして、いまでもそのペースを守ってます。今のポジションを失ったら、逆に全然違う姿になって、すごく日焼けして筋肉ムキムキのワイルドなキャラになって出ようかな(笑)。

Matt(C)モデルプレス
Matt(C)モデルプレス
ー 戦略を練って動く利巧さはアガサと似ているかもしれませんね。では、予告を見て感じた印象と、本作に寄せる期待をお聞かせください。

アガサの出番は『ワンダヴィジョン』(マーベル・スタジオ初のオリジナルドラマシリーズ。21年配信)で終わりかと思っていたけれど、今回は主役なんですよね。悪役がスポットライトを浴びるのは凄い!それに、『ワンダヴィジョン』の時と今回とではアガサの印象が全然違いますね。パーソナリティがしっかり描かれていそうだし、これがアガサの本性か、と思いました。主人公になったことで、よりキャラクターにも深みが出てすごく面白そうだし、早く観たいです。それから、魔術が使えるようになりたい!

ー アガサのように魔術が使えたらどうしますか?

それこそ誰かに騙されたり裏切られたりした時に、息絶える一歩手前くらいまで懲らしめたい(笑)。あの力は欲しくなっちゃった。
『アガサ・オール・アロング』(C)2024 MARVEL
『アガサ・オール・アロング』(C)2024 MARVEL
ー 1番苦しいやつですね…(笑)。今回は全9話あるのですが、リアルタイムで追いかけたいですね。

はい、本当に楽しみ!早く観たい。後から改めて一気見もしちゃいそうです。

ー ありがとうございました!
Matt(C)モデルプレス
Matt(C)モデルプレス

特殊メイクでは見事アガサになりきり、見る人を騙したMatt。「本当に楽しみ!早く観たい」と話すように、アガサという人物に触れたことで本作への期待もさらに高まったようだ。あなたも本作で、予測不能な“裏切りの魔女”に翻弄されてみてはー。(modelpress編集部)[PR]提供元:ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

『アガサ・オール・アロング』詳細

『アガサ・オール・アロング』(C)2024 MARVEL
『アガサ・オール・アロング』(C)2024 MARVEL
ディズニープラスにて9月19日より独占配信。全9話。

挑発と裏切りが大好きな魔女 アガサ
映し出されるのは現実か、それともー

【キャスト・スタッフ】
アガサ・ハークネス役:キャスリン・ハーン
製作総指揮:ジャック・シェイファー

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