《私のビジネス日記帳》社長は偉くない 菅井隆行
2024.06.05 06:28
提供:繊研plus
会社を立ち上げてもう7期目に入りましたが、最初から経営に対する考え方は変わっていません。数字や計画よりも中身の優先です。達成する必要のある数字があって追いかけると、自分たちがやりたいことをゆがめてしまう危険性があるからです。それでは、仮に数字が行っても中身はぜい弱だから、早晩立ち行かなくなります。
今期は年商60憶円に手が届くところまでいきそうで、営業利益率は10%以上。まだまだ小さいけれど、そもそも規模ではなく、強い会社が目指すところです。結果として大きくなるのはいいけど、そこを最優先しているわけではない。質が高く価値があって、従業員の給与も高く、それでいて利益もきっちり出ている会社にしたい。
組織はヒエラルキーではなく、丸いイメージです。上下ではなく、丸の真ん中にいるお客様の声に全員が耳を傾けるチーム。自分は代表ですが、メンバーを導く役割を担っているだけ。上にいるわけでもないし、偉くもありません。
巷(ちまた)のブランドと異なり、インフルエンサーを使わないで来ましたが、それには理由があります。プロダクトとクリエイティブで勝負したいから。インフルエンサーの存在は時にプロダクトのノイズになります。
ECだ、実店舗だというのは二の次。そもそも商品が良くなければそんな議論には意味がありません。世界に通用できるようプロダクトとクリエイティブを磨き上げ続けないと。今年は海外市場に挑戦します。日本とは逆で卸売りからです。どこまで出来るか分かりませんが楽しみですね。
(プレイ・プロダクト・スタジオ社長)
◇
「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
巨人 19歳の浅野に特注フェースガード「僕はまだ飲めません」20歳の誕生日まであと2カ月 雰囲気を味わうデイリースポーツ
-
有吉弘行の〝猫男爵〟復活! 裸で大暴れ…さらば森田哲矢はア然「まだこんなことやるの?」東スポWeb
-
田崎史郎氏、高市早苗氏の周辺が「幹事長以外は受けない」姿勢と→深刻事態 党内は高市氏の右傾化嫌い「幹事長にはできない」デイリースポーツ芸能
-
【巨人】岡本和真 ビールかけで〝禁断〟阿部監督イジり「今、泣いていたら日本一になったら…」東スポWeb
-
【巨人】主将・岡本和真と選手会長の大城卓三が「大役」振り返る 菅野智之の偉大さ実感東スポWeb
-
【阪神】森下翔太 アレンパ逃すも「どうこうというのはない」東スポWeb
-
西岡良仁は2回戦敗退 錦織との“日本人対決”ならず「残念」 ロッカーでルネ撃破思い託す「敵討っといてください」デイリースポーツ
-
【徳山ボート・GⅠ徳山クラウン争奪戦】白井英治が地元Vへ闘志「気合を入れて20代のターンをしたい」東スポWeb
-
【徳山ボート・GⅠ徳山クラウン争奪戦】丸野一樹がV戦1号艇「逃げられる足はもちろんある」東スポWeb