東播染工 「播州洗い」の設備投資 産地を訴求する加工に
2024.06.04 06:26
提供:繊研plus
播州織産地で染め・織り・加工を一貫で行う東播染工は、洗い加工「播州洗い」の設備を新たに導入した。自然なしわ感が特徴で、5月に東京で開いた単独展示会で播州洗いの綿100%を揃えた。「産地のアピールにもなれば」と岡田太社長は期待する。塩素反応で色落ちしない染色「エイジングカラー」の提案も広げる。
ドレスシャツを得意とするが、カジュアルブランドにも染色から加工までできる強みや日本の技術を伝える狙いで、不安定な事業環境のなかでも「新たな設備投資に挑んだ」。ドレスシャツで求められる形態安定性や光沢感とは異なり、ビンテージ調のしわ感でナチュラルな風合いにした。「『これが播州の洗いです』と言って、多くの人に見てもらいたい」と同社テキスタイルラボプランナーの足立直人さんは話す。
エイジングカラーは家庭洗濯時に塩素反応で色落ちする悩みを解消する。ベージュはデニムメーカーのクロキで採用されている。ネイビーとカーキを加えた。太陽光や洗濯洗剤で変色しないことが消費者の安心感になるとして、色を保てる染色はアパレルからニーズがあるという。エイジングカラーは展示会で反応が良かった。
展示会では、糸商の増井と初めて協業したチノクロスも見せた。増井が販売するウズベキスタン産の綿花ブランド「サマルカンダリア」と組み合わせ、綿花栽培が行われている古都サマルカンドを象徴する紺碧(こんぺき)を表現した鮮やかな青が目を引く。
綿・麻の織物を様々な混率や麻の種類で紹介する企画も見せた。「播州は綿の産地でもあるので、天然繊維の良さを伝えたい」(足立さん)考えで、前回の綿・ウールに続き、毎回テーマを設けている。
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
巨人 19歳の浅野に特注フェースガード「僕はまだ飲めません」20歳の誕生日まであと2カ月 雰囲気を味わうデイリースポーツ
-
有吉弘行の〝猫男爵〟復活! 裸で大暴れ…さらば森田哲矢はア然「まだこんなことやるの?」東スポWeb
-
田崎史郎氏、高市早苗氏の周辺が「幹事長以外は受けない」姿勢と→深刻事態 党内は高市氏の右傾化嫌い「幹事長にはできない」デイリースポーツ芸能
-
【巨人】岡本和真 ビールかけで〝禁断〟阿部監督イジり「今、泣いていたら日本一になったら…」東スポWeb
-
【巨人】主将・岡本和真と選手会長の大城卓三が「大役」振り返る 菅野智之の偉大さ実感東スポWeb
-
【阪神】森下翔太 アレンパ逃すも「どうこうというのはない」東スポWeb
-
西岡良仁は2回戦敗退 錦織との“日本人対決”ならず「残念」 ロッカーでルネ撃破思い託す「敵討っといてください」デイリースポーツ
-
【徳山ボート・GⅠ徳山クラウン争奪戦】白井英治が地元Vへ闘志「気合を入れて20代のターンをしたい」東スポWeb
-
【徳山ボート・GⅠ徳山クラウン争奪戦】丸野一樹がV戦1号艇「逃げられる足はもちろんある」東スポWeb