声優・佐倉綾音(写真中央)、花守ゆみり(同左)、上田麗奈(同右)

<道産子ギャルはなまらめんこい>佐倉綾音 × 花守ゆみり × 上田麗奈、物語の舞台・北海道について語る

2024.02.02 19:00
声優・佐倉綾音(写真中央)、花守ゆみり(同左)、上田麗奈(同右)

東京から北海道北見市に引っ越してきた男子高校生と道産子でギャルの女子高生の交流を描くTVアニメ『道産子ギャルはなまらめんこい』(毎週月曜・深夜24:30〜テレ東、テレビ北海道、BSテレ東ほか)が1月からスタートした。ヒロインを務める佐倉綾音、花守ゆみり、上田麗奈の3人に、物語の舞台となる北海道について、ざっくばらんに語ってもらった。

原作は伊科田海による『少年ジャンプ+』で連載中の人気コミックで、アニメ化にあたっては、主人公の男子高校生・四季翼を島﨑信長が演じ、3人のヒロインとして、冬木美波役の佐倉綾音、秋野沙友理役の花守ゆみり、夏川怜奈役の上田麗奈と人気声優が集結。

「だい1わ」では、北海道の広大な大地と極寒の中で途方に暮れている翼の前に美波が現れ、道案内をきっかけに知り合ったふたりは、翌日に同じクラスということが判明して再開。さらに、出会って3日目で自宅に誘われるという“道産子ギャル”の距離の詰め方に驚きながらも、思春期が暴走しそうになるくらいの美波の雪景色に煌めく“なまらめんこい”=可愛らしさとセクシーな魅力に抗えない翼の胸の高鳴りが描かれている。

物語の序盤は翼と佐倉演じる冬木の二人の掛け合いが中心で、ハイテンションな青春ラブコメディの要素だけではなく、美波は、東京から引っ越して越してきたばかりの翼に北海道の暮らしを教える道先案内人の役目も担っており、翼の視点は雪国で暮らしたことのない視聴者の視点とも重なる。

氷点下の空を見上げたときの雪が降りしきる景色の広がりや静けさ、雪を踏む音などは、アニメならではの醍醐味があり、「だい1わ」では北海道ではお馴染みの乳酸飲料「ソフトカツゲン」(乳酸菌飲料)やコンビニ・セイコーマートのホットシェフ定番商品である「フライドチキン」や「大きなおにぎり」などのご当地グルメも登場。

キャストインタビュー(佐倉綾音 × 花守ゆみり × 上田麗奈)

花守:北海道には家族旅行で2〜3回行ったことがあって。今でもずっと覚えているのは、小樽の大きいガラス屋さんですごくかわいいハートのビーズを買ってもらったんです。それを握りしめて、電車に乗ったら、どこかに落としてしまって……そのまま見つからないまま、空港まで帰ったのがトラウマで。他にもいっぱい思い出があるはずなのに、そのことだけを今もずっと覚えています。

佐倉:それはショックだね……。

花守:札幌や函館にも行ってはいるんですけど、札幌がせわしなさすぎて覚えてないっていうのがあるかも。小樽には親戚がいて、お菓子屋さんが閉まっちゃうから「急げ、ゆみりちゃん」って言われながら、一緒に妹と走っていたのも今、思い出しました!

佐倉:あははは。私は仕事でしか行ったことなくて。ロケで北海道の中でも知床っていう、何もない、ただ吹雪が吹き荒れて、一寸先は見えないみたいなところに行って。流氷の上を歩いたりしたんですけど、一番感動したのは1本道のスポット。横に並木が立っている、ひたすらまっすぐな雪道があって。誰も踏み込んでないところで撮影をして、「世界ってこんなに広いんだな」って感激しました。国内ですけど、東京にいたら見られない景色ですごく印象に残っています。次はちょっと文明のある場所にも行きたいな。

上田:確かに知床は大自然の厳しさを感じそうですね。

佐倉:しかも、私(当時は)初心者マークなのに、吹雪の中をアルファードで走ったんです。

上田:よくぞ生きて帰ってきてくれました(笑)。私は行ったことがないんです。でも、富山県出身なので、地元は雪国ではあるんです。北陸と北海道では、雪の質感とか、気温、空気感は違うものなのかなっていうのはずっと気になってて……。

佐倉:そういえば、伊科田先生がアフレコに来てくれたとき、「東京のほうが(北海道よりも)寒い」って仰っていたね。

上田:東京は乾燥していて、ビル風もあるから、確かに冬場は富山のほうが温かいかもってなるかもしれないですね。ちょっと瑞々しい湿気があるし、道路が融雪って言って、真ん中から水が出ていて雪が溶けていたりするので、あんまり寒さが気にならなかったりするかもしれない。あと、先生が差し入れで北海道のお土産を持ってきてくださって。鮭とばとか。

佐倉:ひと口ホタテも。あと、乾燥マグロを固めたやつ。それは(島﨑)信長さんがお気に入りで、みんなにも配っていたね。

花守:あれ、おいしかったね。チータラ(チーズ鱈)もあったし。

佐倉:フルーツまんじゅうも。

上田:バウムクーヘンのクッキー盤みたいな。かたくしてあるやつ。

佐倉:カリカリのバウムクーヘンみたいなやつ、あれもめちゃくちゃおいしかったです。あとは、じゃがバタースープと、レトルトのホタテカレー……。

上田:ソーセージもありましたね。

佐倉:あった! サーモンのソーセージおいしかったなー。母は自分の持っていくお弁当にも入れていました。

花守:どれもおいしくて、先生がいらっしゃったときはアフレコ現場が北海道の物産展みたいになってましたね。

佐倉:本当に。私、乳酸菌飲料がめちゃめちゃ好きで、家でも毎日ずっと飲んでるからソフトカツゲンを飲んでみたい。

花守:じゃあ、北海道に行かなきゃですね。

上田:私も行ってみたいな。富山と同じ雰囲気だなって感じるのか、違うなって感じるのか、体感してみたい。

佐倉:この作品は本当に北海道に行きたくなるくらい、北海道の紹介がたくさん出てくるよね。いつか3人で北海道旅行をしてみたいね!

(取材・文=永堀アツオ)

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