

『呪術廻戦』第2期は青春アニメ?いや違うのだが… 眩しすぎた第1話に視聴者悲鳴「OPにボロ泣き」「漫画以上のダメージ食らいそう」

アニメ「呪術廻戦 懐玉・玉折」(毎週木曜夜11:56-0:26ほか、TBS系、ABEMA・ディズニープラスほかにて配信)が7月6日より放送開始。作中屈指の人気キャラクター、五条悟の呪術高専時代が描かれる今作。Twitterでは放送直後から#呪術廻戦、#呪術2期が日本のトレンド1位、2位に上り、初回放送から注目度の高さを見せつけた。(以下、ネタバレを含みます)
第2期「懐玉・玉折」は、劇場版へとつながるエピソード
原作は週刊少年ジャンプ(集英社)で連載中の、芥見下々による同名漫画。特級呪物“両面宿儺”の指を喰らった少年、虎杖悠仁を主人公に、人に災いをもたらす呪霊とそれを祓う呪術師の過酷な戦いが描かれる。“ポスト鬼滅の刃”との呼び声も高く、2020年10月期にTVアニメ第1期をテレビ放送。2021年には「劇場版 呪術廻戦0」が公開され、全世界興行収入265億円を超える大ヒットを記録した。
第2期「懐玉・玉折」は第1期から過去に遡り、呪術高専時代の五条悟(CV:中村悠一)と、彼とコンビを組む夏油傑(CV:櫻井孝宏)がストーリーの中心人物として動いていく。劇場版ラストで夏油を思い、「ぼくの親友だよ。たった1人のね」と言った五条。そんな2人がなぜ袂を分かち、夏油は呪術高専の敵となったのかが、前日譚として語られていく。
「呪術廻戦」第2期はまさかの #青春アニメ でトレンド入り
第2期を待ちわびていたファンの多くにあったのが、五条の青春時代を目にしたいという思いではないだろうか。劇場版ではわずかながらに映された、あり日の親友・夏油と並ぶ姿をもっと見たいと願った人もいるだろう。それは原作でももちろん描かれているのだが、アニメはちょっと破壊力が強烈すぎた。五条と夏油の青春の時間がアニメオリジナルの演出で強調され、夕日が差し込む体育館で2人のバスケシーンというエモすぎる供給も…。
さらに極めつけはAパート後に挿入されたオープニングムービーだった。闇を置きながら呪術バトルの世界を描いた第1期のオープニングとは対照的に、太陽と青空を強調した画面構成の下、五条と夏油、家入硝子(CV:遠藤綾)、高専の仲間たちとの笑顔絶えない日常、呪霊との爽快バトルシーンを爽やかに描き出していく。最近ではアニメの第1話はオープニングなしの特殊構成にするのが主流のため、中盤での思いがけないオープニングに視聴者も大いに不意を突かれたようだった。しかも、「呪術廻戦」とは思えない青春キャンパス。
直後のTwitterでは#アオハル、#青春アニメ、主題歌である#青のすみか が日本のトレンドに上がり、「呪アニメOPでボロ泣きした…。もう絶対に絶対にどうあっても取り戻せない青い春をこんなキラキラで見せるな」「かつてあった青春と二人の関係性の解像度がすごすぎるかも」「胸がいっぱいで何度も何度も止めてワンシーンずつ見てしまう。ただの青春アニメみたいに見えるのがあまりに辛くて苦しいし天才だな」といった感想が次々と寄せられるほどの大反響を呼んでいた。
実は呪術師の使命に真っ直ぐだった夏油
冒頭の通り、「懐玉・玉折」は劇場版の前日譚にあたるエピソードとなる。学生時代の五条は本編同様の人を食った飄々さは見せるものの、精神的にはまだまだ成熟していないクソが付くほどの生意気盛り。実力はあれど、担任の夜蛾正道の手を焼かせるちょっとした問題児だ。世を守る呪術師としての立場にしても、「弱い奴らに気を遣うのは疲れるよ、ホント」とぼやく。むしろ劇場版では悪の側に立っていた夏油の方が、「弱きを助け、強きを挫く。呪術は非術師を守るためにある」と、呪術師としての使命感を持っているのが印象的だ。
星漿体の少女の護衛と抹消を命じられた任務の中で、この2人がどういった運命をたどり、敵同士となってしまったのか。特に呪術師の使命をよく理解していた夏油が、なぜ非術師を猿とさげすみ、いともたやすく人の命を奪う劇場版のような人物となってしまったのか。そのヒントになるのだろう、第1話冒頭では内にこもる負の感情を吐露するかのように言葉を吐き出し、呪霊を取り込む夏油の姿が描かれていた。
放送後には視聴者悲鳴「漫画以上のダメージ食らいそう」
ジュブナイル全開のオープニングも相まって、まるで王道青春学園もののような始まりを見せた第2期だが、「呪術廻戦」が人気を集めた理由の1つは、心を鷲掴みにされる痛みを伴うヒューマンドラマと、そこに対する共感でもある。それを知る視聴者はあまりにも眩しすぎた第1話にむしろ不安を覚えてしまったようで、そこには前日に特番放送された劇場版の余波も大きかったようだ。
放送後のTwitterには、「このアオハル見たあとに0を思い出すと1つ1つのセリフに重みが増すよ…」「漫画以上のダメージ食らいそう」「OPもEDもすごくアオハル要素いっぱいだったけど、本誌読んでいる人なので色々とつらくなる」「なんて残酷までに青いんだ。もう事変やめて今期はずっと青ハルしようよ」といった悲鳴が続出していた。
なお、アニメーション自体の出来もすばらしく、「ちょっと作画のクオリティーがすごすぎやしませんか?」「手加減なしの夏アニメ殴り込みって感じ」など、制作スタジオであるMAPPAの実力を絶賛するコメントもあふれ、早くも今期の覇権をつかむ勢いとなっている。
■文/鈴木康道
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