『ロケもあると聞いてワクワクした』田中美海、芹澤優、若井友希、本泉莉奈が語るそれぞれの「やくならマグカップも」<インタビュー前編>
伝統工芸品「美濃焼」で有名な岐阜・多治見を舞台に、4人の女子高校生が陶芸の魅力にのめりこんでいくほんわか青春ろくろアニメ「やくならマグカップも」(毎週金曜深夜0:55-1:25、CBCテレビほか)が、いよいよ4月2日(金)から放送を開始する。今回、ザテレビジョンでは、メインキャストの田中美海(豊川姫乃役)、芹澤優(久々梨三華役)、若井友希(成瀬直子役)、本泉莉奈(青木十子役)の4人に全2回のインタビューを実施した。
2010年に多治見の有志や企業が集まり“街を元気にしよう”というプロジェクトの一環から始まった「やくならマグカップも」。
その中で地元IT企業のプラネットが2012年より発行するフリーコミック「やくならマグカップも」を原作とし、現在33巻まで刊行中。
今作では、30分番組のうち前半15分は通常アニメパート。後半15分が実写パートの2部構成となる、今までにない番組構成となっている。
アニメパートのストーリーは、脱サラした父と二人、幼い頃に亡くなった母の故郷、岐阜・多治見に引っ越してきた豊川姫乃(とよかわひめの)が、母の母校に通うことになるところから始まる。そして姫乃は、クラスメートの久々梨三華(くくりみか)に誘われて陶芸部へ入部。そこで初めて母が伝説の陶芸家であったことを知り、姫乃は陶芸の世界に引き込まれていく――というもの。
後半の実写パート「やくならマグカップも-やくもの放課後-」では、メインキャラクター4人の声を担当する田中美海、芹澤優、若井友希、本泉莉奈がアニメから飛び出し、同作の舞台となる岐阜・多治見をおしゃれに紹介・体験する。
前編となる今回のインタビューでは、キャスティング決定時の思いや、陶芸の経験・イメージなどを語ってもらった。
声優人生を懸けたオーディション?
■――今作「やくならマグカップも(以下、やくも)」にキャスティングが決まった時のお気持ちをお聞かせください。
田中美海:「やくも」にはすごいたくさんのスタッフさんがいらっしゃって、監督をはじめいろんな方が「姫乃はこういうキャラクターだよ」って直々に詳しく教えていただいたので、これで落ちたら「私、声優辞めろ」みたいな(笑)、それぐらいのプレッシャーを自分でかけて受けました。なので、受かった時はすごくうれしかったですね。
また、ロケもあると聞いていたので、これからどんな風になるんだろうなあっていうのも、もちろんありましたけど、他のメンバーは誰なんだろうなあっていうのもワクワクしながら気になっていました。
芹澤優:三華はオーディションの時に、自分で思っていたよりもテンションが高くて、「もっともっとテンション上げてください」ってディレクションをいただきました。だから受かったらすごいカロリー消費しそうだなと(笑)。「大丈夫かな?」「私にできるかな?」「もしかしたら、もっと若くて元気で活きの良い子が受かるのかもしれないな」って思ってたんです(笑)。
年齢も三華に近くて、生きているだけで元気な子っているじゃないですか? 私はそこまでじゃないので、「ええ…受かるかなあ」って感じだったんですけど、「芹澤さんで」って言っていただいた時は、「私の元気が偽物じゃなくて良かった!」って(笑)。
もしうそくさい元気だったら、三華って本物の元気で明るい子なので、「ああ、良かったあ」って安心しました。
若井友希:私は最初に、「岐阜県の多治見市が舞台のアニメだよ」ってお聞きして、私自身が岐阜県出身なので、(田中)美海と一緒で「これ受かんなかったら声優としてどうなの?」っていうぐらい「絶対やりたい!!」という闘志を燃やして受けました。なので、本当に受かってうれしかったですね。
やっぱり地元が大好きなんです。岐阜県に関わるアニメに出られるっていうのは本当に役者冥利に尽きると思いました。
本泉莉奈:私もオーディションの時に原作をちょっと触れてから臨んだんですけど、最初は十子の印象がクール強めというか、漫画の方だとあまり笑わない印象を受けたんです。でも実際そのセリフをやってみて「もっと笑顔でいいよ」などとディレクションをいただいた時に、自分が思っていたのとまた違う十子像だったので、そこから練り直してみました。
オーディションが終わった後は「大丈夫だっだかなぁ…」ってすごく不安だったんですけど、「お願いします」って言っていただいてめちゃくちゃうれしかったです。
4人の会話がメインになる作品なので、もちろん他のメンバーもどんな人たちなんだろうって楽しみでしたし、アフレコ以外の稼働もあるっていうのを事前に伺っていて、ロケもすごい楽しみだなって思ってずっとワクワクしていました。
多治見の陶器は、カラフルで“映える”!
■――ご自身の「陶芸」経験は? また今回役を演じるにあたり、「陶芸」へのイメージは変わりましたか?
田中美海:オーディションの時に「これは陶芸に触れておかないとだめだ」と思って、元々父が趣味で骨董品を集めたりとか焼き物を集めたりとかが好きだったので、お父さんが通っている陶芸教室に行かせてもらったんですけど、実際にろくろを回してみたらめちゃくちゃ難しかったです。
でも先生がちょっと手直しするとめちゃくちゃ素敵な湯飲みが完成するんですよね。それは今も使っています。やっぱり自分で陶芸をするってなると難しいなあっていうのは本当に感じました。
ただ、元々陶芸は渋いイメージがあったんですけど、多治見に行ってみたらすごいカラフルでかわいい陶器がいっぱいあって、「あ、なんだめっちゃかわいいじゃん!」って思って、本当に「やくも」を通じてさらに焼き物が好きになりました。
芹澤優:私は一人で京都旅行をしたことがあるんですけど。その時に時間があったので、ちょっと陶芸体験してみようかなと思ってやりました。その時は「意外と簡単じゃん!」って思ったんですけど、こういうのはあげられてもおじいちゃんとかお父さんとか渋い人たち向けかなと思って、お父さんにプレゼントしたんです。
でも実際に多治見に行ってみたら、東京で見るよりも全然ラインナップが豊かで、同世代の友達にお土産で渡せるような陶芸品は、今っぽくて「映えてる!」って思いました。
若井友希:私は「やくも」の実写パートのロケで初めて陶芸体験をさせてもらって、それまでは岐阜に住んでいてもやっぱり多治見に行かないと陶芸に触れることってないから、実際にやってみたら「こりゃはまるわ」って思いました。
「なんで今までやったことなかったんだろう」って思いましたけど、でもやっぱりやる機会ってあんまり生きててないじゃないですか。なので多治見って良い場所だなって思いましたし、人生でおもしろい体験ができたなって思いました。
本泉莉奈:私が最初にやったのは、小学生の時に行事でやらせてもらう機会があったんですけど、その頃は陶芸というものをあまり分かっていなくて、自分が作りたいものが全然作れなかったという思い出だけが残っていました。
でも、いろんな映画とか作品に陶芸が取り上げられていたりしていたのを見ていたので、陶芸への憧れはずっとあって。でもすぐできるかって言われたら、やっぱりそれができる場所じゃないといけなくて、なかなかこれまでできなかったですね。
今回やってみて変わったことはやっぱり憧れと、すごいアートな感じでいいなあっていうのがそのままありました。ただ自分がこうしたいとかこういう風に作りたいっていうのが全然できなくて。やっぱり、「ああ、難しいんだな」っていうのはやってみてから知りましたし、もっともっとやりたいなとも思いました。
あと一番は、こんなに焼き物が愛しくなるんだっていうのが、物だけどそれだけじゃない思い出とか、自分で作った思い入れもあるし、かけがえのないものなんだなって思いました。
――インタビューは後編へ。
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