女性が「自然体でいられる男性」とは

理想の恋人関係を「自然体でいられる関係」と言ったり、付き合いたいタイプを聞くと「自然体でいられる男性」と言う女性っていませんか？

「自然体」って何？　と思いますよね。ましてや「自然体でいられる男性」って……？　どういう相手なら自然体でいられるわけ……？？　と、考えるほどに謎は深まるばかり。

女性の言う、「自然体」とはどういったものなのか、解説していきましょう。

■女性が言う「自然体」の意味とは？

男性にとって、女性の言う「自然体」とはイメージがつきにくいかもしれません。

女性は日々、男性が想像する以上に多くのシーンで「演技」を求められています。女性らしさ、上品さ、控えめであるように……と。そういった古風なイメージの他に、周囲の人の期待に合わせて、実際よりもガサツに見せたり、女を捨てているキャラを演じてみたり。

周りの人との関係性や、自分に期待されている役回りを感じ取って、それに合わせた行動をとる女性は多いものです。

そのような中で女性は「本当の自分」を見失い、「演技をしなくてもいい人」と一緒にいることに安らぎを覚えます。

それが、「自然体でいられる相手」なのです。

■「自然体でいられる男性が好き」という女性の本音

ここから想像するに、「自然体でいられる男性が好き」と言う女性は、きっと日々無理をして自分を取り繕うことに疲れているのでしょう。こういう女性はとても多いのです。

「自然体」でいられることを許してくれる男性は、「イメージ」先行で女性と話をしません。「君ってこんな人でしょ？」「女性はみんなこうでしょう？」と、こういうイメージの押しつけトークは、女性を疲れさせてしまいます。

どんな一面を見せても、「なるほど、君はそういう一面もあるんだね」と理解してくれる、こういう男性を女性は求めています。

「自然体でいられる男性が好き」と言う女性の本音は、「私のことを勝手なイメージで決めつけないで！」ということなのかもしれません。

■自然体な女性って何？

ひと昔前であれば、女性はアイドル同様、「ご飯は少ししか食べられない」「おならはしない」「いつでもおしとやか」などのイメージを押し付けられていたかもしれません。

このことにより女性たちは、人前でリラックスできず、ガサツな一面をひた隠して生きてきました。

そのため男性が想像する「自然体な女性」は、「女であることを忘れて、ガサツな行動をする姿」なのかもしれません。

しかし現代では、これと逆の現象が起きていると私は感じます。

「女性は意外と男性の目が無いところではガサツだ」というイメージが世に知れ渡り、「意外とガサツなんでしょ？」という期待をされることが増えてきました。

「家でもきちんとしている」という女性は嘘つき呼ばわりされ、「本当はきちんとしている」ことをオープンにしづらくなってきました。

また、総合職でバリバリ働く女性に対して「男性に甘えるキャラじゃない」というイメージが出来上がりましたが、必ずしもプライベートでも男勝りで頼られたいタイプとは限りません。

本当は甘えたい、女の子らしい一面があり、それがバリバリ働く女性の「自然体」だというケースもあるのです。

■女性が求める「自然体でいられる彼氏」とは？

そろそろ皆さんも分かってきたのではないでしょうか？　女性が求める「自然体でいられる彼氏」とは、何か。

それは、先入観でイメージを持たず、女性の本当の姿を引き出してくれる彼氏でしょう。

どんな姿を見せてもがっかりされず、受け止めてもらえる。そう感じた時に女性は一切の演技をやめ、リラックスして本当の姿を見せてくれます。

女優さんやアイドル出身の女性芸能人が、一見、不釣り合いに見えるような男性と結婚を決めることがあります。もちろん真相は二人にしか分からないことですが、こういうカップルは、「自然体でいられる」ことに重点を置いているのではないかな？　と想像します。

周りからイメージを押し付けられて窮屈な思いをしている人ほど、自然体でいられることを男性に求めるのではないでしょうか。

■女性に「自然体」になってもらうためには

恋愛において、非常に重要なことは相手を「受け入れる」ことではないでしょうか。

人は誰しもいろいろな一面を持っており、パターン化することもできません。十人十色、全員が全員、異なる個性を持っているはずなのです。

そのことをしっかり理解し、「ああ～この子はこういうタイプね、元カノと同じだな」などと考えないこと。目の前の人を一人の人として尊重することです。

きちんと自分のことを見てくれている、さまざまな一面を受け止めてもらえると感じた時、女性は「自然体」になることができるのです。

そうして築かれた関係はとても強く、長く続く良い関係となるのではないかと思います。

（E子）

※画像はイメージです