新鮮野菜は新鮮じゃない？冷凍野菜の方が栄養素が高い理由―英研究結果

2013.11.19 12:01

よく新鮮な野菜を食べなさいって聞きますが、本当に新鮮な野菜の方が冷凍されて売られている野菜よりも健康に良いのでしょうか？

最近発表されたイギリスで行われた研究で、研究者が冷凍野菜と新鮮野菜の疑問について解明をしました。

この研究では、新鮮な野菜・果物12種類と、同じ種類の冷凍野菜12種類を購入し、3日間冷蔵庫と冷凍庫で保存した後に栄養成分や鮮度にどの様な違いがみられるかという事が実験されました。

その結果、驚くことに冷凍された野菜の方が栄養素が高いという事がわかったのです。実際、冷凍ブロッコリーには普通に売られていたブロッコリーよりも4倍も多いベータカロチンが含まれていました。

これの理由として研究者が挙げているものは、野菜や果物は収穫されてから少しずつ栄養素を失うものだからだということです。そして、「採れたて」と書いてある野菜でも、収穫されてから1カ月ほど倉庫に保存されているものがほとんどなので、それまでに栄養素がどんどん下がってしまうというのです。

それに比べて一見「冷凍食品」というと不健康そうに聞こえますが、収穫されてすぐに冷凍されてしまうので、栄養素が衰える前に冷凍保存されるため結果「新鮮」と言われている野菜よりも栄養素が高い状態をキープできるのだそうです。

また、他の研究ではスーパーマーケットの光や、冷蔵庫の中の人工的な光が野菜や果物を悪くしてしまう1番の原因だという事が証明されています。

特に、冬の間は収穫されてから倉庫で保存された野菜がお店に出回るのが普通なので、冷凍された野菜を食べる直前に解凍した方が健康に良いという事ですね。

研究結果がすべてはないので、信じるか信じないかはあなた次第ですが、冷凍食品もそこまで悪い物ではないのかもしれません。

参考: Health myth: Is fresh food really healthier than frozen?
http://www.details.com/blogs/daily-details/2013/11/health-myth-is-fresh-really-healthier-than-frozen-produce.html

新鮮野菜は新鮮じゃない？冷凍野菜の方が栄養素が高い理由―英研究結果

関連リンク

関連記事

「その他」カテゴリーの最新記事

あなたにおすすめの記事