【フロイト】ちびっ子が下ネタ好きなのはなぜ?「下ネタを言う=成長の証し」
2013.08.05 19:23
提供:マイナビウーマン
子供のころ誰もが盛り上がった下ネタ。特に男の子は顕著で、レストランでも電車のなかでもはしゃぎまわるから、親御さんも苦労が絶えない。
【下ネタを言う男性の心理5パターン】
ちびっ子が下ネタ好きなのはなぜか?なかでも定番のウンチネタは大人への登竜門で、フロイトの精神分析学入門でも扱われているほど大事な成長の証なのだ。
■ボクのウンチは貴重品?
乳児の幸せは口から始まる。授乳と同時に母の温もりと愛を感じ、食事と安心感が同時に味わえる至福の場所だからだ。男性が女性のバストに興味を示すのはこの名ごりで、乳房の役割や授乳の意味を知る年頃になると、性欲としてますます関心が高まる。
知識がなければ性的な魅力を感じるはずもないのだが、驚くことにフロイトは赤ちゃんにも性欲があると説いている。
典型例が乳離れで、乳を与えないとぐずったり、なかなか離乳できないのは栄養の問題ではなく、母の乳房を吸うことに快感を覚えているからである。フロイトによって「性の欲動」「リビド」と名付けられたこの感覚は、赤ちゃんの頃から性を意識して生きている証拠なのだ。
乳離れしてもこの感覚は残り、無意識のうちに性的な快感と口や唇の興奮を関連付けるようになる。
このようなからだの一部を催情部位(さいじょうぶい)と呼び、口=快感の構図が成り立つ。おとなになっても爪を噛む、指をしゃぶる、常に飲み物が欲しくなる過飲症は、不安やストレスを感じた際に、口に刺激を与えて心を満たそうとするための動作で、爪や指は母の乳房の代用品だ。
やがて乳離れが完了すると、赤ちゃんは新たな快感を求め、口とは対極の排泄(はいせつ)に活路を見いだす。
用を足すとさっぱりするのはおとなと同じで、ちびっ子も爽快感を感じているのだ。加えて赤ちゃんにとって排泄物=汚いの認識がない。からだの構造を知らないのだから、自分から出てくる「自分の一部」と思い込み、お金や贈り物に匹敵する「価値あるもの」と位置づける。
つまり、ちびっ子がところ構わず「ウンチ!」などと叫びまわる光景は、周りをイヤな気分にさせるためではなく、自分のふん便を誇らしげに自慢しているのだ。
■ひとりでできるもん
いくらちびっ子でも、ふん便を自分の一部と考えるはずがない!と思うかも知れないが、この頃になると「赤ちゃんはママのお腹から出てくる」と知るのが大きな要因となる。
日に日に大きくなるママのお腹が、やがて弟妹の登場につながるのを目の当たりにした兄姉はなおさらで、人体の構造や出産のメカニズムは知らないちびっ子は、自分の短い人生経験を当てはめ、肛門から出てきたと結論づけるのだ。整理すると、
・用を足すと爽快
・ふん便は自分の一部
・自分が出てきた場所
が合体し、肛門は口に次ぐ催情部位へと昇格されていくのだ。フロイトはこれを肛門期や肛門愛と表現し、誰もが経験するというから、下ネタではしゃいでも黙って聞き流すのが良さそうだ。
自力でトイレを済ませられるようになることも、下ネタ好きに拍車をかけている。赤ちゃんの時は好きなときに排泄できたのだが、やがて母親はおむつなしでも生活できるようにと、自由な排泄は社会的にマズいことだとしつける。いわゆるトイレ・トレーニングだ。
授乳の代わりに手に入れた快楽も手放さなければならないのは、ちびっ子にとって望ましくないことだが、母親に「うまくできたね!」とほめられることが報酬となり、トレーニングを乗り越える。
ちびっ子にとって貴重な排泄行為が、場所とタイミングを変えただけで母親にほめられるのだから、格別の喜びに違いない。「ウンチ出そう」「いっぱい出た!」と騒ぐのは下ネタではなく、自分でコントロールし、自力でできたことを誇らしく報告しているのだ。
■まとめ
子供の下ネタがこんなに奥深いと知り、少々感動した。
ただし、みんなが嫌がるほどにエスカレートしがちなので、社会のルールは早めに教えておくのが良さそうだ。
(関口 寿/ガリレオワークス)
【下ネタを言う男性の心理5パターン】
ちびっ子が下ネタ好きなのはなぜか?なかでも定番のウンチネタは大人への登竜門で、フロイトの精神分析学入門でも扱われているほど大事な成長の証なのだ。
■ボクのウンチは貴重品?
乳児の幸せは口から始まる。授乳と同時に母の温もりと愛を感じ、食事と安心感が同時に味わえる至福の場所だからだ。男性が女性のバストに興味を示すのはこの名ごりで、乳房の役割や授乳の意味を知る年頃になると、性欲としてますます関心が高まる。
知識がなければ性的な魅力を感じるはずもないのだが、驚くことにフロイトは赤ちゃんにも性欲があると説いている。
典型例が乳離れで、乳を与えないとぐずったり、なかなか離乳できないのは栄養の問題ではなく、母の乳房を吸うことに快感を覚えているからである。フロイトによって「性の欲動」「リビド」と名付けられたこの感覚は、赤ちゃんの頃から性を意識して生きている証拠なのだ。
乳離れしてもこの感覚は残り、無意識のうちに性的な快感と口や唇の興奮を関連付けるようになる。
このようなからだの一部を催情部位(さいじょうぶい)と呼び、口=快感の構図が成り立つ。おとなになっても爪を噛む、指をしゃぶる、常に飲み物が欲しくなる過飲症は、不安やストレスを感じた際に、口に刺激を与えて心を満たそうとするための動作で、爪や指は母の乳房の代用品だ。
やがて乳離れが完了すると、赤ちゃんは新たな快感を求め、口とは対極の排泄(はいせつ)に活路を見いだす。
用を足すとさっぱりするのはおとなと同じで、ちびっ子も爽快感を感じているのだ。加えて赤ちゃんにとって排泄物=汚いの認識がない。からだの構造を知らないのだから、自分から出てくる「自分の一部」と思い込み、お金や贈り物に匹敵する「価値あるもの」と位置づける。
つまり、ちびっ子がところ構わず「ウンチ!」などと叫びまわる光景は、周りをイヤな気分にさせるためではなく、自分のふん便を誇らしげに自慢しているのだ。
■ひとりでできるもん
いくらちびっ子でも、ふん便を自分の一部と考えるはずがない!と思うかも知れないが、この頃になると「赤ちゃんはママのお腹から出てくる」と知るのが大きな要因となる。
日に日に大きくなるママのお腹が、やがて弟妹の登場につながるのを目の当たりにした兄姉はなおさらで、人体の構造や出産のメカニズムは知らないちびっ子は、自分の短い人生経験を当てはめ、肛門から出てきたと結論づけるのだ。整理すると、
・用を足すと爽快
・ふん便は自分の一部
・自分が出てきた場所
が合体し、肛門は口に次ぐ催情部位へと昇格されていくのだ。フロイトはこれを肛門期や肛門愛と表現し、誰もが経験するというから、下ネタではしゃいでも黙って聞き流すのが良さそうだ。
自力でトイレを済ませられるようになることも、下ネタ好きに拍車をかけている。赤ちゃんの時は好きなときに排泄できたのだが、やがて母親はおむつなしでも生活できるようにと、自由な排泄は社会的にマズいことだとしつける。いわゆるトイレ・トレーニングだ。
授乳の代わりに手に入れた快楽も手放さなければならないのは、ちびっ子にとって望ましくないことだが、母親に「うまくできたね!」とほめられることが報酬となり、トレーニングを乗り越える。
ちびっ子にとって貴重な排泄行為が、場所とタイミングを変えただけで母親にほめられるのだから、格別の喜びに違いない。「ウンチ出そう」「いっぱい出た!」と騒ぐのは下ネタではなく、自分でコントロールし、自力でできたことを誇らしく報告しているのだ。
■まとめ
子供の下ネタがこんなに奥深いと知り、少々感動した。
ただし、みんなが嫌がるほどにエスカレートしがちなので、社会のルールは早めに教えておくのが良さそうだ。
(関口 寿/ガリレオワークス)
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