木村拓哉が『TOKYOタクシー』で30年ぶり「助演」、筒井道隆も木村の“トメの出演”を推していた理由
倍賞千恵子と木村拓哉が出演する映画『TOKYOタクシー』が11月21日に公開された。ふたりが共演するのは、実写映画ではこれが初。また、木村が映画作品に主演ではなく助演で出演するのは、外国映画を除けば1995年の『君を忘れない』(主演・唐沢寿明)以来、実に30年ぶりのことだ。
木村が主演する作品と言えば、映画・ドラマともに“イケメンのヒーロー”というイメージが常につきまとっていたが、今回はそうした従来のキムタク像とは違う、平凡なタクシー運転手役。
メガホンを取った山田洋次監督はこの役を木村にオファーしたことについて「他の作品であまり見ることができないような、彼の優しい面や温かい面を盗み取りたい」と語り、今までの木村主演映画には見られなかった木村の素顔の魅力を描き出す意気込みを示している。
『TOKYOタクシー』の原作はフランス映画『パリタクシー』。木村演じる個人タクシー運転手・宇佐美浩二は、85歳の高野すみれ(倍賞)を東京・葛飾の柴又から高齢者施設のある神奈川県の葉山まで送ることに。すみれの人生を振り返る1日の旅を通し、ふたりが心を通わせていく。若き日のすみれを演じるのは蒼井優。宇佐美の妻を優香が、娘を中島瑠菜が演じている。
映画を見た観客からは「今までのキムタクの映画とは違う、深い人間味が描かれていて新鮮」「木村くんが役者として幅を広げる契機になるのでは?」といった声があがっている。
木村の助演については、かつて共演した俳優仲間からも言及されたことがある。1993年のドラマ『あすなろ白書』で共演した筒井道隆が昨年出演したバラエティ番組で、映画・ドラマ共に主演作品が続く木村に対し、“主演ではなくトメでの出演”を薦めていたのだ。
トメとは作品クレジットで最後に出てくる出演者を指し、物語上重要な役どころとなる大事なポジション。主演ではできないような様々な役柄を演じることが可能で、筒井としては若手時代からの戦友とも言える木村に、今後さらに役者として幅を広げてほしいという思いを込めて発言したのだろう。
そんな友の助言を木村が意識していたのかどうかは定かでないが、今回の助演での出演が木村にとっては大きな転換期となる予感は濃厚だ。今後は木村が助演で様々な役柄に挑み、新たな魅力をみせてくれることを期待したい。
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