武尊「全部終わった」うつ病・パニック障害を支えたのは妻・川口葵の「日常会話」

2025.11.17 19:41

提供：ENTAME next

ABEMAオリジナルのバラエティ番組『ダマってられない女たち season2』#11が、11月14日（金）22時より放送された。番組では、今年7月に結婚を発表した格闘家・武尊＆タレント・川口葵の新婚生活にテレビ初密着した。

二人の出会いは共通の知人からの紹介で、お互いファーストコンタクトで好印象を抱いたという。普段テレビをあまり見ないという武尊だが、川口が出演していた回の『幸せ！ボンビーガール』を偶然視聴しており、「テレビとの差がなかったので、本当に嘘がつけない人なんだろうなって思った」と語る。

一方の川口も「有名な選手さんなのに、全然カッコつけていない。そのままの自分を見せてくれる人だなって」と、飾らない武尊の姿に惹かれたと話した。

武尊はかなりの人見知りで「本当に心を許した人にしか素を見せない」という。「素を見せているのは、多分この地球上で3〜4人くらい。妻はそのうちの1人です」と照れくさそうに話すと、川口は嬉しそうな表情に。二人の仲の良さが垣間見えた瞬間だった。

プロポーズは、川口の誕生日に訪れたディズニーランド。ところが思わぬハプニングがあり「婚姻届がちょっと湿っていました（笑）」と川口。というのも、婚姻届を一日中服の中に隠していたため、汗で湿ってしまったのだという。

それでも川口は、「すでに自分の欄を埋めてくれていて。びっくりしたんですけど、それ以上に、自分のことを考えて準備してくれていたのかなって思ったら嬉しかったです」と笑顔を見せた。

川口は、体重管理が必要な武尊のために、毎日買い物に出かけ、手料理を用意。元々料理は得意ではなかったが、武尊と出会って以降、猛勉強したという。夕食中の会話は料理の話が中心で、「家では格闘技の話を一切しない」が自然とできた夫婦のルールなのだとか。

そんな二人の息抜きは、愛犬2匹を連れての散歩デート。公園でぶら下がり器具を見つけると、武尊は川口に「そのままずっとぶら下がってて！俺、公園一周してくるから」と無茶ぶり。その後も、川口に「変顔よくするよね」と素顔を暴露されたりと、普段のイメージとは異なる武尊のお茶目な一面をのぞかせた。

密着後半では、武尊が自身の“長期休養”について言及する場面も。2022年、那須川天心選手との一戦で敗北し、その後うつ病・パニック障害を公表。K-1界のみならず、スポーツ界全体に激震が走った。

当時を振り返り、武尊は「K-1を全部背負ってやっていたので、全部終わった。（人生）終わりだなって気持ちになりました」と語る。そんな中、川口がかけた言葉は“ただの日常会話”。気を遣いすぎることなく、いつもと変わらない姿で接してくれたことが「一番ありがたかった」と話し、「いつもの自分でいられる安心感がありました」と感謝を口にした。

実は川口も、200回オーディションを受けて全敗した過去が。『ボンビーガール』でチャンスをつかむまでの3年間、アルバイトをしながら生活をつないでいたのだという。母子家庭の長女ということもあり、「家にお金を入れたい」と負けず嫌いの精神でここまで歩んできたのだ。

似たもの同士だからこそ築けた温かい家族の形に、武尊は「葵と出会ってからは、何もしていなくても幸せ」、川口も「何気ない毎日が幸せだなって」と笑みを浮かべていた。