

エルフ荒川が語る芸人とギャルマインド「IKKOさんの姿に衝撃、まだまだマインドが甘かった」
エルフ荒川のフォトエッセイ『人間合格 エルフ荒川1stフォトエッセイ』(双葉社)が発売された。本書では荒川が半生を回想し、子供時代から母親とのエピソードまで様々なことが綴られる。現在の荒川がいかにして形成されていったかを知ることができる、一冊となっている。今回は荒川にインタビューを実施。幼少期のエピソードから、いかにしてギャル芸人となっていったのかを聞いてみた。(インタビュー前後編の前編)
――荒川さんの原点から教えて下さい。学校のクラスではどんなタイプでしたか?でしゃばりでしたね。なんでもやりたいやりたいみたいな感じで、とにかく学校が楽しかったです。
――友達も多そうですよね。別に多いことがいいとは思わないんですけど、みんなのことが好きでした。向こうは知らんけど(笑)。
――クラスの中心にいるような?それでいうと、前に番組で卒業アルバムを使ったロケがあって。私は『芸能人になりたい』って書いていたんですけど、『人気者になりそうな人』みたいなランキングで1位になっていました。
――当時から周囲を笑わせていたんですね。面白いから書いてくれる人もいたみたいで、私ってもしかしたら昔から面白かったかもしれないです(笑)。でも何をやっていたかは別に覚えていなくて。前に出て漫才するとかは全然なくて、自分ではお笑いキャラとは思っていなかったです。
――おうちではどうだったんでしょうか?家ではおとなしいというか、学校のほうが楽しかったです。お母さんとは仲良かったんですけど、父が結構怖かったんで隠していました。あんまり明るい姿は見せていないと思います。
――その家族から影響を受けた点などはありますか?やっぱり母のギャルマインドですね。本当にポジティブで、気合一本みたいな感じだったので、私の人生の節目節目にお母さんがいますね。芸人になるって言ったときも「自分のやりたいことやり」って否定せずにいてくれて、応援してくれていました。「どうせどの仕事もしんどいから、好きなことでしんどい思いしたほうがいいんちゃう」と言ってくれて、芸人になろうと改めて思いました。自分の教訓は母から得ることが多いです。
――学校ではお笑いキャラではないとのことでしたが、いつからお笑い芸人を志したのでしょうか?関西出身なので、お笑いを常に見ていたしテレビで流れていました。なりたいというか、私が入れる場所じゃないと思っていて、「吉本神」みたいな感じやって。でも高校のときにチラシを見つけて、NSC行けば芸人になれるんやと。だから、ほんまにキッザニアみたいなテンションで入りました。――いざ入ってみていかがでした?それも楽しかったですね。吉本やし。
――下積み時代のしんどさはなかったのでしょうか?やっぱりウケなかったので、スベるというのが最大の恐怖でした。変わった世界なのでそこは悩みました。でも地元にずっといたので、大学に行っている友達もあまりいなくて、京大の人とか自分が出会ってこなかった人と出会えてうれしかったですね。楽しかったのと、難しいなというのと半々くらいですね。でも、初めて悔しいとか頑張りたいとここまで思ったのがお笑いやったから、絶対に売れたいっていうのはありました。
――そこからどう好転していったのでしょうか?楽しくなったのは劇場入ったり、ウケるようになってからかな。でも結構いつも楽しいです。苦しいこととか無視したら、楽しさはめっちゃあります。
――荒川さんは苦しい中でも楽しさを見つけられるタイプなんでしょうね。ですかね。わかんないですけど、自分一人でおるときのほうがしんどいです。
――劇場に入り、ウケるようになったきっかけはどこだったのでしょうか?3、4年目にギャル芸人として生きていくって決めてからです。ウケるようになったし、自分もネタを書きやすくなって楽しくなりましたね。
――では、その前までは今のような感じではなかったですね。ギャルっぽいことしたらあかんのかなと思っていてやっていなかったですね。
――結果を出すための変化だったんですか?というよりは、隠すのをやめて自分らしくやってみようという感じですかね。
――自分らしくいられると、ネタや平場の振る舞い方も変わってきますよね。めっちゃ変わりました。全部変わりましたし、それこそ楽しくなりました。自分のままでいられるというか。
――具体的にどのように変わっていったのでしょう?元々前には出ていたんですけど、ウケへんからお叱りの声とかいただいていて。でもギャルという自分のままで戦える武器を見つけられた気がしましたね。――改めて荒川さんのギャルの部分も深堀りさせてください。ギャルマインドで良かったことはありますか?なんやろう、自分のことやから難しいんですけど、好きというのはとにかく伝えるようにしています。大切にしたい人には愛情表現をきちんとするようにしているので、それが良かったことですかね。
――逆にギャルでいる難しさはありましたか?はじめのうちは落ち込んだりするのも隠していました。そういう部分はみんなに見せないほうがいいのかなとか、どうやったら自分を変えれんねやろと思った時期はあったんですけど。いや、こういう性格やから、誰かの気持ちをわかることができるんじゃないかって思ってからは、もう全部さらけ出すようにしました。しんどいときはしんどいと伝えて、逆にそういう部分が好きですと言ってもらえたりして。ギャルも常にハッピーやったわけじゃないし、それも自分かなって。
――最近も自分がギャルだなと感じますか?いっぱいありますけど、どの部分を言おうかな。でも、ギャルとしてまだまだだなって思ったことがあって。『シンデレラフェス』っていう、Z世代向けのイベントがさいたまスーパーアリーナであって、IKKOさんがゲストで来られていたんです。美容のトークをするのかなと思っていたら、トークなしのセクシーダンス1本やって。かっこよすぎて、渋って思ったら私なんてまだまだやなと。私はお客さんに寄せたこと言ったほうがいいのかなと思っていたけど、IKKOさんは「思い込みは最高のブランド」と言っていて。お客さんにどう思われるかじゃなくて、無理矢理IKKOさんの世界に染め上げている姿を見たとき、まだまだギャルマインドが甘かったなと思いましたね。
――IKKOさんが心の師匠なんですね。小籔(千豊)さんにも「どんだけ~」と「ハッシュターグ」って一緒だよねと可愛がってもらっていて、IKKOさんは教祖様だと思っています。まだまだギャルを磨かないといけないなと思いました。
▽エルフ荒川1996年8月30日生まれ、大阪府出身。高校卒業後、NSC大阪校に38期生として入学。NCS内で行われた「相方探しの会」で、はると出会いエルフを結成。2022年には東京進出。2023年「第7回 女芸人No.1決定戦 THE W」で準優勝。今年6月には『人間合格 エルフ荒川1stフォトエッセイ』を発売。
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