

「片道3時間通学で奨学金も」人気コスプレイヤー・奥寺テーラの意外な素顔「昼食を抜いて衣装代に」
SNSを中心に人気を集め、公式コスプレイヤーやイベント主催など、多彩な才能でファンを魅了する奥寺テーラ。その華やかな活動の裏には、片道3時間かけて大学に通い、奨学金を手にするほどの真面目な一面や、お小遣いを切り詰めて衣装代を捻出した高校時代の涙ぐましい努力があった。男の子に混じって遊んだという活発な少女時代から、コスプレの世界に足を踏み入れ、自らの手で新たな活動の場を切り拓く現在まで。彼女の原動力となっている情熱と、意外性に満ちた素顔に迫った。
――早速ですが、テーラさんの子供時代について教えてください。
テーラさん 女の子と遊ぶというよりは、男の子の中で混じって遊ぶようなタイプで結構おてんばでした。近所の友達と自転車で集まって遊んだり、とにかく活発だった記憶があります。
――というと、勉強よりは運動が得意なタイプ?
テーラさん そうですね、運動が大好きでした。今はもう全然やらなくなってしまったので得意とは言えないですけど、小学校の頃はマラソン大会で上位に入ったり、体操も習っていました。陸上の大会にも出ていて、高跳びをやっていたので、それが一番得意だったかなと思います。
――運動神経が良かったのですね。それが高校では写真部に入部されたとか。少し意外な感じがします。
テーラさん 運動部がすごく厳しい高校だったので、そこまでガチな部活には入りたくないなと思っていました(笑)。もっと楽に楽しめる部活はないかなと探している中で、写真部の募集要項に「合宿がある」って書いてあったんです。部活の合宿って、すごく高校生っぽくて憧れがあったので、「合宿に行けるんだ!」っていう、ちょっと下心で入部を決めました。
――合宿には行けたのですか?
テーラさん 1年生と2年生の時に行きました。合宿といっても結構自由で、先生が決めるのは夕方のホテルでの集合時間くらい。もちろん、みんな本当に写真が好きなので、自分たちでルートを決めて撮影していましたね。2年生の時の合宿が特に印象に残っていて。私が「石川県に行きたい」ってプレゼンしたんです。そしたらみんなが「石川、いいね!」って賛成してくれて。みんなで石川に行けたのがすごく嬉しかったです。
――活発な一方で、勉強もかなり得意だったと伺いました。
テーラさん いえいえ、全然そんなことはなくて。むしろ勉強する習慣が中学校くらいまで本当になかったんです。勉強が好きじゃないし、どうすればいいかも分からなくて。
――何か勉強に目覚めるキッカケがあったのでしょうか?
テーラさん 中学校の時に入った塾の先生が、ものすごく熱心な方だったんです。その先生が熱烈な指導をしてくださって、なんとなく勉強の仕方が分かってきてそこからですね。そのおかげで高校、大学と進学できた感じです。
――大学時代には、優秀な成績で奨学金をもらっていたとか。
テーラさん はい。だた、それは私が特別に頭が良かったわけではないんです。たぶん、真剣にやればやった分だけ結果に繋がりやすい環境だったんだと思います。――当時、千葉のご実家から東京の大学まで、片道3時間かけて通っていたとか。想像するだけで大変そうです。
テーラさん よく言われるんですけど、私自身は移動が苦じゃないタイプなのかもしれないです。3時間の通学時間も、その間にレポートを書いたり、その日の授業の予習をしたり、何かしらやることがあったので。やることをやっていたら、いつの間にか着いているという感覚でした。だから4年間、「今日も3時間頑張るぞ」みたいに意気込んだことは一度もなかったですね。
――その努力家な一面が、今のコスプレ活動にも繋がっているのかもしれませんね。そもそもコスプレを始めたキッカケは何だったのですか?
テーラさん それこそ、高校の時に写真部に入ったのがキッカケで、「夏コミ」(コミックマーケット)に行ったんです。そこでコスプレという文化に初めて触れて、興味を持ちました。もともと中学生くらいの頃からコスプレイヤーさんの写真は見ていて、「こんな綺麗な写真に私も写ってみたいな」という憧れはあったんです。
――実際にコスプレを始めてみて、いかがでしたか?
テーラさん すぐにはまりましたね。あれから8年くらいか…。ずっと続けていますね(笑)。
――高校時代は、衣装代などをどうやって捻出していたのですか?
テーラさん 高校ではバイトをしたことがなくて。お小遣いを貯めて衣装を買っていました。うちのお小遣いはちょっと特殊で、高校に行く日に1日1000円もらうシステムだったんです。そこからお昼ご飯代や飲み物代を自分で出して、残った分が自分のお小遣いになる、という。
――1日1000円でやりくりを。
テーラさん はい。だから、衣装代を貯めるために、お昼ご飯を抜いたりもしましたね(笑)。学食が500円くらいで、ジュースを買ったらもう600円、700円は飛んでしまうので。そうやって少しずつお金を貯めて、衣装を買っていました。あとは、着なくなった衣装を売って、それを次の衣装の購入資金に充てたり。
――涙ぐましい努力があったのですね。そこからオフィシャルコスプレイヤーとしてお仕事をもらうようになったのはいつ頃ですか?
テーラさん 大学2年生くらいの時から、少しずつお仕事をいただくようになりました。キッカケは、ほとんどがTwitter(現X)かInstagramのDMです。だから、SNSでの発信は本当に大事だなと思います。
――プライベートでのコスプレと、オフィシャルのお仕事とでは、何か違いや戸惑いはありましたか?
テーラさん 一番は、オフィシャルのお仕事には「加工がない」ということですね。自分で趣味でやっている時は、写真の加工を前提にメイクをすることが多かったんです。でも、お仕事となると、イベントなどで実際にファンの方に見られるわけじゃないですか。写真写りは良くしたいけど、実際に見た人に「うわ、派手すぎ」って思われないように、そのメイクの落としどころを見つけるのが最初の頃はすごく難しくて、かなり悩みました。
――その悩みは、どうやって乗り越えたのですか?
テーラさん ひたすら研究と実践ですね。だんだんメイクの技術が上達してきて、最近になってようやく納得のいくバランスが見つけられるようになったかな、という感じです。本当にここ1、2年の話ですよ。昔は結構加工に頼っていましたけど、最近はむしろ加工しなくてもいいようにメイクを頑張る、という方向にシフトしました。――コスプレイヤーとしての収入源は、どういったものがメインになるのでしょうか?
テーラさん 公式のお仕事でいただく出演料が一つ。あとは、撮影会にモデルとして出演させていただいたり。それから、Instagramのフォロワー数に応じていただく企業案件もあります。インフルエンサー的なお仕事ですね。コスプレとは関係なく、「このお店に食べに来てください」とか「この商品を宣伝してください」といったご依頼も来ます。
――最近では、イベントを主催されているとか。
テーラさん もともと出演していた撮影会で仲良くなったモデル仲間と話で盛り上がったのがキッカケです。それで去年初めて開催したら、すごく好評で。自分の趣味が料理なので、イベントで手料理を振る舞えるのが嬉しいです。普通の撮影会だと許されないようなことも、自分たちで企画すれば実現できる。チケット制にしてみたり、撮影タイムをつけてみたり、やりたいことを全部形にできるのがすごく楽しいです。
――最近、個人でもイベントを企画されているそうですね。
テーラさん そうなんです。7月に第1回目をやる予定で、今はその企画を進めているところです。撮影会をしながらお酒を飲んだり、リクエストがあればその場で私が料理を作って食べてもらったり、自由で、パーソナルなイベントにしたいなと思っています。
――今後の活動で、他にやってみたいことはありますか?
テーラさん 実は、「夏コミ」で新しい写真集を出す予定です。私、巳年で蛇がすごく好きなんです。アクセサリーも蛇のモチーフを集めているくらい。なので、その「蛇」をテーマにした創作コスプレの写真集を作ろうと計画しています。あとは、以前一度だけアイドル企画に参加したことがあって、それがすごく楽しかったので、また一発勝負みたいなアイドル企画には挑戦してみたいですね。もしできるなら、妹と一緒に。姉妹で1曲くらい、何か形に残るものが作れたら嬉しいです。
▽奥寺テーラ(おくてら てーら)4月6日生まれ、千葉県出身。身長155cm。大学在学中から公式コスプレイヤーとして頭角を現し、現在はInstagramフォロワー数30.9万人超、X(旧Twitter)でも27.8万人超を誇る人気コスプレイヤー。表現力とセルフプロデュース力に定評があり、撮影会やイベント主催など幅広く活動中。妹・ひなを「目に入れても痛くない」と語るほど溺愛しており、公私ともに姉妹の絆の深さも注目を集めている。
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