伊原六花、佐藤大樹の無邪気な一面を告白「ずっとお腹が空いているみたいなんです」

2025.06.30 23:13

伊原六花が主演を務める7月期新ドラマ「恋愛禁止」(毎週木夜11:59‐0:54、日本テレビ系)の完成披露試写会が6月30日、渋谷ユーロライブにて開催。伊原をはじめ、共演の佐藤大樹、主題歌を担当したIS:SUE、原作者で本作の監督も務める長江俊和氏が登壇した。

“恋愛ホラー”サスペンスが開幕

原作は、累計35万部突破の人気シリーズ小説の1作「恋愛禁止」(角川文庫／KADOKAWA刊)。「放送禁止」など“禁止シリーズ”を手がける長江俊和氏の話題作が連続ドラマ化。ドラマ版では、原作者自身が考案したドラマオリジナルの衝撃のラストとなっている。

主人公・木村瑞帆(伊原)は、不動産会社で働く女性。地元の静岡を離れ東京で働いていた。そんな彼女の前に現れる3人の男性。

1人目は、ある時期彼女の世界の中心だった元恋人。彼女が多感な時期に心の支えになったことで交際に発展。しかし、交際していくうちに束縛が強くなっていき、暴力をふるうまでに…。彼女は元恋人から逃げるために東京に出てきたが、居場所を突き止められてしまう。

2人目は、知人の紹介で知り合い、悩んでいる瑞帆に寄り添い、交際に発展した恋人。

3人目は、純粋さの果てに歪な愛を向けてきたストーカー。ある出来事から瑞帆の存在を知り、それ以来遠くから彼女を観察し、見守り続けている。

恋愛の果てに、一線を越えた人物たちが繰り広げる“恋愛ホラー”サスペンスが開幕する。

第一話試写会後にトークイベントを実施。一話を見た感想を聞かれた伊原は「結構強烈なシーンが多くてどうなるか心配ではあったんですけれど、完成した後にマネジャーさんと『え、面白くない？』って話しました(笑)」と驚きを見せた。

一方、佐藤は「本当に1時間があっという間で、一視聴者として楽しませてもらいました。皆さんとのチームワークのおかげです」とコメント。

そんな佐藤のコメントに、伊原が何やらクスクス笑い始めると、佐藤は「この人、僕が話し始めると笑うんですよ！」とツッコむ場面も。伊原は「佐藤さん、本当にシャイニングな人(※太陽みたいに明るい人)なので、面白くて笑っちゃうんです(笑)」と、存在自体がツボのようだ。

また、長江監督は「やっとここまで来たか…と思ったら涙が込み上げてきました」とコメントした。

撮影エピソードを聞かれると、伊原から佐藤の行動に対し物申す場面が。「私たち二人のお芝居は食べるシーンがすごく多いんですね。監督と『どうやって撮ろうか』って打ち合わせをして、全部終わってから食事をいただくことがあって。

でも佐藤さん、常にお腹が空いていらっしゃって、段取りの段階から食べちゃうんですよ！」と懸念点を明かす一幕が。佐藤は「やめてくださいって言われるんですけど…僕的には(場面と場面の)つながりは関係ないっていうか…すみません(笑)」と、謝りながらも持ち前のキュートさで会場を湧かせていた。

また、撮影の際に大変だったことに佐藤は「原作を読んでくださっている方は分かると思うんですけれど、たくさん伏線回収があるので同じシーンを撮ることが何回もあって。1回目は普通のシーン、2回目は心の声がのっているシーン、みたいな感じで、二通りのお芝居をするのが大変でした」と苦戦した様子。

長江監督も「普通は一話から順に撮影するけれど、一話の次にいきなり十話とかに飛んだりするので大変だったと思います」とキャストらの演技に拍手を送っていた。

2話以降の見どころを聞かれると、伊原からは「今見えているものだけが全てでないというか、毎話見るごとに全員嘘つきに見えてくるんですよ(笑)。遺体が無くなった理由だったり、この人は味方なのか敵なのか、皆さんに考察しながら、はたまた翻弄されながら、ぜひ楽しんでほしいです」と笑顔を見せた。

佐藤も「慎也がご飯を食べすぎて、ちょっとだけふっくらしてきます」と会場を笑いに包み、和やかな雰囲気でトークショーは終了した。

トークショー終了後には、本作の主題歌「コエ prod.Taku Takahashi (m-flo)」を担当した、IS:SUEのNANO、YUUKI、RINOも登壇。

楽曲について、NANOは「瑞帆のあらがえない現実や、心の葛藤を表した曲になっています。ドラマの世界観を彩る一曲になるようにと、メンバーで話していました」とコメント。

伊原からは、「瑞帆は楽しいのにずっと笑えないとか、幸せなのに全部が幸せだと思えないとか、何かを抱えながら演じているので、それを代弁してくれたかのような曲で、感情移入して泣きそうになりました。音楽の力って偉大だなと改めて感じます」と楽曲の感想を伝えた。