大槻拓也“朝比奈”が見せた成長がグッとくる…BUDDiiSとして主題歌も担当＜ラーメンD 松平國光 Season1＞

2025.05.20 16:25

timeleszの寺西拓人が主演を務めるドラマ「ラーメンD 松平國光 Season1」。5月5日にLeminoで配信がスタートした第6話は、アシスタントディレクターの朝比奈陸(大槻拓也)の成長が印象的に描かれた。演じる大槻は、“DIY”ダンス＆ボーカルグループ・BUDDiiSのメンバーとして本作のエンディングテーマも担当。加えて本エピソードでは演技でも、ストーリーに新たな風を吹かせた。(以下、ネタバレを含みます)

6話の主役は“つけめん”と“仲良し家族”

夕方のニュース番組を舞台に「ラーメンコーナー」の取材・制作に情熱を傾ける通称・ラーメンディレクター、松平國光を中心としたチームの奮闘を描く本作。

実在のラーメン店を舞台に、店主本人が登場してラーメンへの想いを語る“ヒュージョンドラマ”であることに加え、Season1は、松平をはじめアナウンサーの高瀬真(春本ヒロ)ら、それぞれ違った個性や思いを持つチームの面々がぶつかり合いながらも成長していく姿も見どころだ。朝比奈はパイロット版からのキャラクターで、今シーズンは4話から登場している。

第6話の舞台は、東京・錦糸町の「麵屋中川會」。看板メニューは濃厚なつけ汁のつけめんで、あまったつけダレにごはんとカレー粉を入れて作る〆の“カレ変ライス”も自慢の人気店だ。

ご主人の中川大輔さん、“名物女将”の中川陽子さんが力を合わせて切り盛りする店で、そんな両親の背中を見て中学1年生の息子・真桜くんも近頃はスープ作りを手伝っているのだという。今回は、「麵屋中川會」のつけめんに加えてそんな中川家の仲良し家族も主役のエピソードとなった。

大槻拓也“朝比奈”「やっぱり俺、今から…」

そんな6話では、「麵屋中川會」の仲良し家族のエピソードとともに、朝比奈の成長ぶりも描かれた。

6話冒頭、「おやじより映画っすよね」と、父親からの電話を適当に受け流した朝比奈。そんな朝比奈を見て松平は「大事だと思うけどなー、家族の時間も」とボソッとつぶやいたが、朝比奈は聞いている様子もない。

朝比奈に変化があったのは、「麵屋中川會」で父・大輔さんのスープ作りを手伝う真桜くんの姿を見た時だった。取材中、「お父さんがやってるところを見て、かっこいいと思って憧れて」「お父さんの味を超えるラーメン屋さんになりたいです」とまっすぐ語る真桜くんを、カメラの後方でじっと見つめる朝比奈の姿があった。そして取材後、朝比奈は「やっぱり俺、今からおやじに会いに行こうかな」と一足先に店を後にした。

「やっぱり俺、おやじに会いに行こうかな」

AD朝比奈の心境の変化が印象的に描かれた今回。「麵屋中川會」の父子がともにスープを仕込む姿や真桜くんが父へのあこがれを堂々と口にする姿を見ながら、朝比奈の目が少しずつ輝いていく様子にグッとくる。「やっぱり俺、おやじに会いに行こうかな」と決心した場面の表情も清々しい。

演じる大槻は俳優として活動するかたわら、“DIY”ダンス＆ボーカルグループ・BUDDiiS(バディーズ)のメンバーとしても活動中。グループの一員として今作のエンディングテーマ「Utopia（※U＝ウムラウト付き）」も担っている。GW中に開催された『Rakuten GirlsAward 2025 SPRING/SUMMER』では大トリとして同曲も歌唱しており、今作を通してアーティストとしても俳優としても一回り成長したようだ。

6話では、撮影チームに加え明るく元気な「麵屋中川會」の“名物女将”陽子さんも話題に。決めゼリフ「行っちゃいましょう！」をはきはきと口にする陽子さんに、SNSでも「堂々としていて素敵」「女優さんかと思った！」といったポジティブな感想が飛び交った。

「ラーメンD 松平國光 Season1」(全8話)は毎週月曜にLeminoで配信中。次回は5月12日(月)、7話を放送する。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部