「自給自足ファミリー2025春【秘境で発見！仰天生活…大自然と生きる家族物語】」

“イチから”ではなく“ゼロから”食材を作る田舎の食堂も大自然の恵みを味わい尽くす「自給自足ファミリー2025春」

2025.05.06 10:30

ＢＳテレ東が5月6日(火)夜7時より「自給自足ファミリー2025春【秘境で発見！仰天生活…大自然と生きる家族物語】」を放送。“究極の田舎暮らし”ともいえる自給自足生活をしている家族を訪ね、その驚くべき生活を覗いていく。今回は自給自足からさらに一歩踏み込み、食堂を開店しようとする夫婦も登場。またまさにこれから田舎暮らしをスタートしようとする一家の困惑と期待に満ちたようすもお届けする。

元気いっぱいの子どもたちと暮らす“おいしい暮らし”

最初に訪ねたのは、養鶏もおこなう早川さん一家。13歳と11歳の息子さんがおり、到着早々に屋根から飛び降りるというアクティブさで番組スタッフを驚かせていた。5年前に福島県から移住してきたという割に、かなり田舎暮らしが板についているようすだ。

一家が暮らすのは岡山県真庭市蒜山…大自然が色濃く残る山里。築80年ほどの家を舞台に、「人生一回だから、もう一回…真逆の生活だけどやってみよう」「それをしなかったら、本当に公開するかもしれない」という想いから田舎暮らしをスタートしたという。

採れたてのキャベツやケールを料理に使えるのは、約8反(8000平方メートル)ほどの畑で年間100種類以上の野菜を育てているから。家の前の畑が「冷蔵庫」と笑顔で語る表情からは不便さを嫌うそぶりはなく、子どもたちにも食べたいものを自分で作るだけのエネルギーが備わっている。家族全員に“自給自足”がしっかり浸透しているのだ。

子どもたちが生まれたのをきっかけに、田舎暮らしへ踏み出した経緯。そして味噌づくりまでこなすパワフルな早川一家のおいしく楽しい生活が垣間見える。

“イチから”ではなく“ゼロから”食材を用意する食堂

山梨県北杜市の瑞牆山のふもとに暮らすのは大中さん夫婦。俳優・石丸謙二郎が尋ねた先には、山奥で開店準備を進める食堂があった。2025年の4月26日にオープンしたばかりの「みずがき食事処」は、大中さんたちが「ゼロから食事を作る食堂」。“食材を買って作る”のが「イチから」だとしたら、大中さんたちは“食材を作る”「ゼロから」がモットーなのだとか。

山菜、魚、肉も含めて食材も自給自足。「やりたいことをやっていったら、気が付けば自給自足になってた」と語る2人の表情は明るい。石丸が「東京でこの土地とこれ(家)があったら、月300万かもしれない」と語る大きな住まいを300万円で購入した大中さん夫婦。ほとんど改装の必要がなかったという36坪・築54年の屋敷を手に入れ、田舎暮らしが始まった。

罠猟で鹿を狩り、自然の恵みを収穫し、丁寧に調理して、感謝をこめていただく。料理人として20年活動してきた夫・克敏さんが、周りが山ばかりのなかで食堂を始めることになったきっかけとは。食材のために石丸もチャレンジする魚獲りの結果にも注目だ。

まさに田舎暮らしをスタートする一家に密着

原さん一家は9年前にローンで購入した一軒家を売り、田舎への移住を決意した。4人の子どもたちと始める田舎暮らしには、希望だけでなく悩みも付きもの。そんなリアルなようすをドキュメンタリーでお届けする。

一家が育てていた鶏たちを載せてやってきた新天地は、静岡県河津町。明治時代に建てられたという築130年以上という大きな家は、畑などもあわせると約4100坪にもなるという。洋間から和室への引っ越しとあって、荷物を片づけるのも一苦労する始末だ。

あるできごとをきっかけに、「暮らしを生活にしたい」と考えた原さん一家。生活費を稼ぐために働くのではなく、生きるために働こうと考えた。夫婦そろって仕事を辞め、移住してきた先で待っていたのは大自然との共存共栄。これまで同番組が紹介してきた「田舎暮らしに慣れた人たちのようす」ではなく、リアルに「田舎暮らしをスタートしたようす」が見られる。

だがこの春から中学校に通うことになる長男・大獅などを始め、子どもたちは交友関係をイチから築き直さなければいけない。「親の生活に子どもを付き合わせる状態になっちゃうから」と悩む夫婦の気持ちも含め、田舎移住の光陰両面をしっかり見届けていく。