小泉今日子“千明”の「怒りが原動力」に共感の声相次ぐ＜続・続・最後から二番目の恋＞

2025.04.25 11:59

小泉今日子と中井貴一がW主演を務める月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系／FOD・TVerにて配信)の第2話が4月21日に放送。千明(小泉)と和平(中井)が、それぞれについての報告をするシーンに反響が寄せられた。(以下、ネタバレを含みます)

11年ぶりに復活「最後から二番目の恋」の第3期

本作は、古都・鎌倉を舞台に、テレビ局のドラマ制作部に所属する吉野千明(小泉)と、市役所の観光課で“指導監”として働く公務員・長倉和平(中井)の恋を描いたロマンチック＆ホームコメディー。

2012年1月期の連続ドラマ「最後から二番目の恋」、同年11月のスペシャルドラマ「最後から二番目の恋2012秋」、2014年4月期の連続ドラマ「続・最後から二番目の恋」に続く第3期目で、第2期から11年後を描く。

キャスト陣は、長倉家の次男・真平役の坂口憲二、次女・万理子役の内田有紀、長女・水谷典子役の飯島直子も続投。

脚本も、第1期、第2期と同じく、岡田惠和による完全オリジナルとなる。

千明が月9企画応募に挑戦を決める

定年まであと1年でセカンドライフ模索中の千明。そんな中、典子が週刊誌の「湯煙美人」というグラビアページにスカウトされ、「バカなのも、いい年してって思われるのも分かるけど、このまま終わりにしたくないわけ、私は。だから、やる。私のセカンドライフはセクシー系！」と宣言。千明はどこか「悔しい気分」になったと和平に打ち明けた。

そんな千明は会社で募集していた“月9”ドラマの企画に応募することを決意する。「定年を前にさ、最高傑作を作ってやろうかなと思って」と、部下たちに協力を求めた。きっかけは、募集チラシに記載されている会社の代表作ドラマに、自分がこれまでに作ってきた作品が入っていなかったこと。仕方ないと思う一方で、「悔しいわ、ムカつくわ、自分自身にって感じで。だからまぁ年甲斐もなく、ぶっ放してやろうかなみたいな」と千明。

いつも千明の原動力は“怒り”だ。千明の専属脚本家でもある万理子は「怒っているときの千明さんは最強でございます」と言い、千明と長年一緒に働いている三井(久保田磨希)も「怒ってるときの千明さんはパワー発揮します」と続いた。

ただ、千明は怒りが出発点でも、「こっから先は楽しく」やっていきたいと告げた。人生楽しくファンキーに。それが本シリーズの第1期から物語の根底に流れ、千明のモチベーションでもあるのだ。

千明の原動力は「怒り」、和平は…

その日の夜、千明は和平を誘って居酒屋へ。近所に見つけたかかりつけ医・成瀬(三浦友和)から「まだ若い」と言われた千明。自分の原動力は「怒り」だが、最近はそれだけでは調子がでなく、「肯定する力や言葉」が合わさって力が湧き出ることに気付いたと話した。それで仕事で代表作を作る挑戦をする気持ちになったという報告をしたかったのだ。

同じタイミングで和平も千明を飲みに誘おうとしていたと知り、和平の話したいことを当てると千明。和平の原動力は「困り」だと指摘し、「誰かに無理難題押し付けられて、それでどうしようもなくなって、やるしかなくなって、で、板挟みに遭うとか。そういうやつでしょ」と推測する。

千明の推測は当たっていて、和平は「困ったなぁと思いながらスタートした」のが1件、「困ることになるんじゃないかなぁ」という予感があるのが2件と明かす。困っているのは、元部下で今は課長になった田所(松尾諭)から鎌倉の日本遺産認定が取り消されようとしている難題を丸投げされたこと。ただ、困りながらも、楽しいわけではないが「自分の背筋が伸びてるなって感じがする」という。

また、困ったことになりそうな予感は、鎌倉市長の伊佐山(柴田理恵)に話があるからと食事に誘われたことと、観光協会のスタッフに応募してきた女性＝律子(石田ひかり)に「私、未亡人なんです」とアピールされたこと。伊佐山はかねてから和平を気に入っていて、また和平はなぜか未亡人からモテるのだ。

千明は久しぶりの未亡人話に喜びつつ、夜が更けていったラスト。SNSには「お互いの原動力が分かってるのいい」「年をとってもがんばれる2人がすてき」「いい関係」「居酒屋の報告会のやり取りよかった」「日常で起きた大々的に報告するほどでもない話をできる相手がいるのよい」と反響が。また、千明の“怒りが原動力”に共感する声も多く、自分の原動力を考える投稿も上がった。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部