山本美月主演ドラマ「おとなになっても」 1・2話の場面写真＆複雑な関係性を表したイラスト入り相関図公開

2025.04.18 15:00

提供：WEBザテレビジョン

山本美月主演、栗山千明出演のHuluオリジナル「おとなになっても」(全12話)が、4月26日(土)より動画配信サービス「Hulu」にて独占配信される(※毎週土曜最新話公開)。このたび、第1話・第2話の場面写真と人物相関図が公開された。

おとなの女性同士の恋愛を描いたドラマ「おとなになっても」

漫画雑誌『Kiss』(講談社)にて、2019年5月号から2023年10月号まで連載されていた志村貴子の同名漫画を実写ドラマ化した本作。

小学校の先生をしている既婚者の綾乃(山本)が、行きつけのダイニングバーで働く朱里(栗山)との出会いから突然始まった、ビターなおとなの女性同士の恋愛が描かれる。

恋も、結婚も、仕事も、家族も、人間関係も、おとなになったらすべてがうまくいくと思っていたが、30代になってもまだ全然おとなじゃないというほろ苦い思いや葛藤が交錯する、十人十色のおとなたちが織りなすヒューマンドラマとなっている。

公開された第1話・第2話の場面写真では、予告映像でみられなかった複数の場面も切り取られ、ビターな恋物語が動き出す。

第1話で、小学校の先生をしている既婚者の綾乃は、久しぶりに立ち寄った行きつけのダイニングバーで、朱里に声をかけられる。二人は初対面ながら意気投合し、路上で衝動的にキスを交わす。

その後、キスの余韻に浸りながら、終電を逃した綾乃を朱里が家に招き入れる。柔らかな雰囲気を纏った見た目とは反対に、大胆な行動に出る綾乃にどんどん惹かれていく朱里。

この日に確かに恋に落ちたことを感じ、お互いに「会いたい」と気持ちを募らせながら日々を過ごすも、綾乃が既婚者だったことが判明したことで、事態は一変してしまう。

第2話では、朱里の元恋人・由香子が主催するBBQに、なぜか参加することとなった綾乃と渉。渉は、いざ綾乃と朱里を目の前にすると、頭の整理が追いつかない。

後日、突然訪ねてきた渉の母・依子に事情を話すと、「そんなことで離婚なんてバカバカしい」と一刀両断。依子がその日訪ねてきたのは、とある目的があった――。

朱里を慕う気持ちや、渉とこれまでの築き上げた思い出や信頼など様々な複雑な想いを抱えた綾乃は、一体何を考え、どんな行動に移すのか、という点も描かれる。自分の気持ちと様々なしがらみにより、関係性がなかなか進められずにいる綾乃と朱里。

4月26日(土)の初回配信は、一挙に2話分配信される。本作は、1話ごとのストーリーに見応えがありつつ、全て1話30分程度。展開もテンポよく楽しめる作品となっている。

今回公開されたのは、イラスト入り相関図。誰かを好きになることの痛みや、登場人物たちが大人としての人生を歩み、また大人ゆえのもどかしさが常につきまとう、複雑な関係性が相関図で表現されている。

綾乃と夫の渉(濱正悟)の間には微妙なズレがあり、朱里との出会いによって夫婦の関係が揺らいでいく。強引な渉の母・依子(麻生祐未)の提案で、引きこもり気味の妹・恵利(錫木うり)も加わった、一筋縄ではいかない義実家での同居生活が始まったことにより、生活にも大きな変化が訪れる。

渉自身も、綾乃の告白により自分自身と葛藤し、実家とのギクシャクした関係も相まって孤独を抱えていくことに。一方の朱里は、綾乃に帰る家庭があるのに対して、特定のパートナーがいない状況。

好きなのは自分だけではないのかという不安や、既婚者を好きになってはいけない理性を抱えながら、目の前の恋にひたむきに向き合っていく。

ダイニングバーやかつての職場の美容院など、様々なコミュニティで過ごす朱里には、元恋人の由香子(河北麻友子)や、クラブで出会った自主映画監督の久遠茜(織田梨沙)の影があった…。

また、本作の魅力の一つは原作ファンも納得のキャスティング。原作キャラクターのビジュアル、仕草や話し方が作り込まれており、漫画からそのまま飛び出してきたかのような雰囲気を纏う。原作の持つキャラクターの魅力がそのまま、自然にキャラクターとして存在している。

心がときめく恋愛模様だけではなく、綾乃や朱里を取り巻くリアルな大人たちの人間ドラマを味わえるのが本作の持つ魅力となっている。