SKY-HI(右)×堤幸彦監督(左)の青春ドラマが誕生!

SKY-HI×堤幸彦がタッグを組んだ最強青春チャンプルードラマ「これは一体誰なんだ!?と驚いてほしい」<ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~>

2025.04.17 18:00
SKY-HI(右)×堤幸彦監督(左)の青春ドラマが誕生!

4月18日(金)に第1話の配信が始まるSKY-HIが企画、堤幸彦が監督を務めるFODオリジナルドラマ「ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~」(毎週金曜夜21:00に最新話を配信)。BMSG所属のRUI、TAIKI、KANONがトリプル主演し、注目の若手ラッパー・edhiii boiが出演することでも話題の本作は、沖縄の高校生たちの抗争や友情、成長を描く南国青春グラフィティー。

見たもの全てを覚えてしまうタクこと瀧田拓郎(RUI)は、那覇市から沖縄市コザにあるゴヤ高校へと転校。面倒ごとは避けたいと思っていたタクだったが、タクを追いかけてコザにやってきたミックこと田中未来(TAIKI)と、ゴヤ高校の同級生・ヨウジこと真田洋司(KANON)と共に、不良集団「中山コザ連合」に因縁をつけられてしまい、ボスの弟であるビームくんこと我那覇琉唯(edhiii boi)とラップバトルをする羽目に…。

沖縄・コザを舞台に高校生たちが繰り広げる“青春バカ×ミステリー×アクション=チャンプルードラマ”だという本作について、SKY-HIと堤幸彦監督にインタビュー。タッグを組むことになった経緯やキャストについて話を聞いた。

「あの4人で青春ドタバタご当地ドラマを作りたかった」(SKY-HI)

――本作は数年前からSKY-HIさんが温めていた企画だったそうですね。

SKY-HI:僕としては、2021年にRUIがトレーニーとしてBMSGに所属して、2022年1月にedhiii boiがデビュー。その後、TAIKIやKANONが加わるなかで、彼らが高校生のうちに青春ドタバタものを絶対にやりたい、と。それがようやく形になったという感じです。

堤幸彦(以下、堤):どうして、僕に声を掛けたんですか?

SKY-HI:シンプルに、青春ドタバタものでご当地ものの作品と言えば、堤さんだったんですよね。変な話ですけど、「堤さんみたいなドラマを撮れる人、どこかにいないですか」といろんなところで話していたら、本当に堤さんご本人とご縁をいただくことになって。これは、いけるぞ!となりました。

――沖縄を舞台に、というのは堤監督からのアイデアだったとお聞きしました。

堤:最初、SKY-HIさんから等身大の青春ドラマを作りたい、とお聞きしたんですね。これまでもそういったアプローチの作品が何度か自分にはありましたけど、もうこんな年齢なんで、今の若者を描くならどこがいいんだろうと。やるなら、はっちゃけた青春バカみたいな雰囲気を出したいけど、トー横だとちょっと生々しいし…といろいろ考えていたところ、ずっと仲良くしている沖縄市のコザが頭に浮かびました。破天荒に生きていらっしゃる方もいるコザだったら、全編オールロケでいけるだろうと。それで、「沖縄ならうまく描けるのでは?」と話をしたところから始まりました。

SKY-HI:沖縄だったら、僕が思い描いているものが完璧な形で撮影できると言われたのが決め手でしたね。オールロケになると、ずっと沖縄にいてもらうことになるけど、ちょうど出演する彼らのタイミングもよかったんですよね。懸念と言えば、edhiii boiの高校卒業がギリギリだったことくらい(笑)。でも、それも最終的にはクリアできて、いい状態で撮影に臨めたんじゃないかなと思っています。

「最初に4人と話したときに勝利を確信した」(堤幸彦)

――本作でRUIさん、TAIKIさん、edhiii boiさんは俳優デビュー。堤さんから見たKANONさんも含めた4人の印象もお聞かせください。

堤:純粋な俳優ではない。そこが魅力的でした。アーティスト、パフォーマーとしてのリズム感があって、それを感じたときに「これは絶対演技も大丈夫だ」という確信を持ちました。これまでいろいろな俳優と出会ってきましたから、顔を見れば分かるんですよ。最初に4人と話したときに「これは、勝ったな」と思いました。

SKY-HI:うれしいな。ありがとうございます!

堤:それに、俳優としてドラマデビューするというのは一生に一回しかありませんから。その瞬間を見られた。しかも、才能あるアーティストがお芝居にチャレンジするという特別な瞬間を作れたのもうれしかったですね。

それに僕からしたら、彼らは孫のような年齢ですけど、孫だろうが何だろうが私も昔は15歳。誰もが通ってきた10代ならではの輝きと鬱屈した感じ。その両方が存在している感覚をうまく描きたいなと思っていたんですね。その奇跡的な瞬間を切り取れたということにも、すごく意味があったなと感じています。

SKY-HI:いやもう、胸がいっぱいですね。これまで一緒に過ごしてきたなかで、彼らの単純に歌ったり踊ったりするスキルはもちろん、人間として持っている魅力に惹かれてきたというか、面白い子たちだなとずっと思っていたので、それをこれ以上ない形でアウトプットしていただいて、感無量です。

堤:あの4人を見つけたSKY-HIさんの審美眼もすごいですよね。こういうドラマに出てくると分かるんですけど、完璧じゃないところがものすごくいい。100%じゃないところが人間として面白いなと思いますね。

僕は、今回4人に対してあんまり演技指導しなかったんです。自然体でいいからと。自分が思ったまま動いて、喋ってみて。足りないところがあれば言いますから、という形でセッションみたいに演じてもらったんですけど、本当に才能のある子たちだなと感じました。見た方はびっくりしちゃうんじゃないかな。何だ、このドラマは。これは一体誰なんだ!と。

SKY-HI:それは、1話見ただけでも感じてもらえる気がします。

堤:4人の一言では語れない魅力をさらに掘り下げる意味で、沖縄の芝居ができるナイスな魑魅魍魎たちをたくさん集めて盛り上げたんですけど、それもまたよかったですよね。沖縄のあらゆる才能を集めて、作品を撮るというシステム作りからお願いできたので、ファミリー感があってよかったです。

「熱量の高い純粋なドラマができた」(SKY-HI)

――撮影は沖縄オールロケ。42日間泊まり込みで行われたそうですね。SKY-HIさんも撮影中は沖縄に行かれていたのでしょうか。

SKY-HI:何度か、お邪魔させていただきました。残念ながらフルでいることは叶わなかったんですけど。

堤:企業経営者ですからね。そんなにずっといられないですよね。

SKY-HI:でも、やっぱりめちゃくちゃ楽しかったです。叶うならば、ずっと沖縄にいたかった。単純に責任者として彼らの成長する姿を見ていたかったんですよね。多分、一介の高校生が想像するより大変だったと思うんです。こんなにたくさん撮影するんだとか、毎日これが続くのかとか。それに対して前向きに頑張っている姿をもっと見たかった。

それと、現場の空気が本当にすてきだったんです。いい意味で大人の部活というか、文化祭というか。初めて会ったスタッフさんがスパムおにぎりの食べ方をレクチャーしてくれたりして(笑)。人間を健全に育む気持ちのいい空気感。そういう場所で彼らが過ごしていた、というのもありがたいことだなと感じました。

――撮影を無事に完走したRUIさん、TAIKIさん、KANONさん、edhiii boiさんに今、声を掛けるとしたら、どんな言葉を送りますか。

堤:「僕が言ったとおりでしょう?」かな。初めてのドラマでワケも分からないまま沖縄に来て、次から次へと来る台本を覚えなくちゃいけなくて、大変なことも多かったと思うんですよ。でも、彼らは本当に努力家で、現場で台本を開くことがほぼなかった。それくらい前日までにちゃんと仕込んでくる。見ていると、役としてだんだん身体が自由に動いていく感覚が分かるんですよね。

人ってこうやって世に放たれていくんだな、という特別な瞬間を監督として見られたことがうれしかったですね。孫の旅立ちを見る感覚もありましたけど(笑)。これからもワクワクさせてほしいなとも思います。

SKY-HI:「お疲れさま」も、「よく頑張ったね」も言いたいけど、先ほど堤さんが自分もかつて15歳だったから、と仰っていたじゃないですか。みんなそうなんですよね。10代の彼らがメインアクトとしてたくさん努力したことももちろんだけど、それをかつての10代だった大人たちが支えて1つの作品になった。それを今10代の人たちはもちろん、かつて10代だった人たちが見ることで、勇気や元気を持ってもらえるのかなと。そういう意義深いことをしたんだよ、ということを彼らに言いたいですね。

堤:普遍性のある物語ですよね。自分が10代のころ、ロックにかぶれ始めたときの気持ちみたいな。不良になるのはちょっと怖いけど惹かれるところもあって、というような揺れる気持ちは10代の一瞬ですからね。

――最後に改めて本作の見どころをお願いします。

SKY-HI:堤さんが思う見どころ、僕が聞きたいくらいです。

堤:4人の若者が持つパワーはもちろんですけど、沖縄の人々のここぞとばかりの熱気あふれる雰囲気というのは、他のドラマでは出せないものかなと感じています。その中を必死に泳ぎ倒していく4人の姿は、すごくかわいいですし、感動するものになっていると思います。

SKY-HI:個人的には、すごく純粋な作品だなと。キャストはもちろん、制作陣も邪念がないというか、「バズらせなきゃ」とか、そういう思いが一切なく、ただただ良いものを作りたいという心意気でみんなが向き合っている。2025年に、こういうドラマが成立するというのは、すごいことだなと思うんです。そういった熱量も感じてもらえたらうれしいです。

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