親のカモについていくヒナたち

「意外と知らないことが多かった」カモとの生活を20年も経験した作者の暮らしに反響続出【漫画】

2025.04.16 18:30
親のカモについていくヒナたち

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、2025年1月から3月まで放送されたドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS系)の原作漫画の作者である水谷緑さんに注目し、以前X(旧Twitter)に投稿された作品『カモと犬、生きてる』をご紹介しよう。

同作は、水谷さんの実体験による犬とカモとの暮らしを描いたコミックエッセイ。同作の一部がXにポストされると、多くの人から注目を集めて約5000件ほどの「いいね」が寄せられている。そこで作者の水谷さんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。

母の恩師からカモを譲り受けることに?

20年以上も前からカモを飼っていた水谷さん。彼女いわく、カモたちの日常はサバイバルそのもので、例えば川に憧れて脱走したり、タヌキに食べられたり、卵を産む場所を探したりなど、あらゆるミッションが発生するそうだ。

そもそもカモを飼い始めたきっかけは水谷さんの母の恩師。彼は大学の先生をしながら山奥で自給自足の暮らしをしており、その一貫としてカモを飼育していた。食料になるのはもちろん、カモのフンは畑の栄養にもなるようで、恩師はカモのメリットとして「鳴かない!人なつこい!食べればおいしい!」と説明する。そして、水谷さんは恩師からオス1羽とメス2羽のカモを譲ってもらうことになり…。

カモとのリアルな生活が描かれた同作には、読者からは「知らないことが多くて興味深い」「作者のカモに対するツッコミがツボだった」などの声が上がっている。

“カモとの生活”を20年も経験した作者・水谷緑さん

――『カモと犬、生きてる』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

20年くらい家族の趣味でカモを飼っていましたが、狸に食べられたり、川に飛んでいったり、変わったことがいろいろ起こっていたのと、多頭飼いをしていたので、上下関係や、一番弱いオスの生き方などが人間社会とも似ていて面白いと思い、漫画で描くことにしました。

――Xに投稿されたエピソードを描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。

カモは水を美味しそうに飲む、産んだあと卵を重ねる、実は溺れるヒナが多いなど、カモならではの所作や残念な特徴を面白く伝えようとこだわりました。動物と暮らして遊ぶことによる想定外の楽しさが伝わったらいいなと思います。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。

母ガモとはぐれたヒナの再会シーンや、私がオナラをしてカモが逃げるところ、カモを譲ってくれた、もとお医者さんが「カモは鳴かない!人懐こい!食べれば美味しい!」とシュールなセールストークをしてくれたところなどです。周りの人に面白いと言われました。中々起きない、変な個人的な出来事を漫画にするのが好きです。

――現在もカモたちとの生活は続いているのでしょうか?

続きを単行本で描いてるので、読んでいただけたら嬉しいですが、現在は続いていません。最高で同時に28羽いたこともあり、その間におそらく100羽以上のカモが生まれては死に、20年くらい飼って、主に世話をしていた父も亡くなったので、少し寂しいですが、気が済んだ感じです。

今は猫が住み着いたり、鳩やカワセミが庭に来たり、うさぎを飼っています。一生何かの動物とは暮らしていきたいとは思います。次はフクロウを飼ってみたいです。

――今後の展望や目標をお教えください。

動物に関することとしては、獣医やアニマルセラピーなどの漫画はいつか描けたら良いなと思います。取材すればなんでも面白いと感じているので、今後も、テーマにこだわらず、面白い人や世の中であまり知られていないことを取材し、漫画で面白く伝えられたらと思います。

――読者へメッセージをお願いします。

他にも、山の怪談、受け身の攻撃法、女性用風俗、ヤングケアラー、精神科、緩和ケア、研修医など、いろいろなテーマで書いてますので、よかったらご覧ください。

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