橋本淳“ゴコウ”「行為の密度が足りません」と夫婦に深いアドバイス＜ジョフウ＞

2025.04.16 11:54

山崎紘菜が主演を務めるドラマ「ジョフウ　～女性に××××って必要ですか？～」(毎週火曜深夜0:30-1:00ほか、テレ東系／Lemino・TVerほかにて配信)の第3話が4月15日に放送された。夫婦からの依頼に対応したセラピストのゴコウ(橋本淳)の言葉が深かった。(以下、ネタバレを含みます)

“女風(ジョフウ)”のリアルを描くお仕事ドラマ

同ドラマは、ヤチナツ氏の著書「真・女性に風俗って必要ですか？～女性用風俗店の裏方やったら人生いろいろ変わった件～」(新潮社)が原作。女性用風俗店＝ジョフウのリアルを、裏方として働くことになった主人公・藤崎アカリ(山崎)を軸に明るく健やかに描く。

最初は男性セラピストと女性客のマッチングに四苦八苦するアカリだったが、個性豊かなセラピストたちと協力し、多岐にわたる客の悩みに寄り添い、成長していく。

アカリが働く女性用風俗店「パラディーソ」の店長・柳楽を山崎樹範、内勤として働くアカリの先輩・ミホを久住小春、セラピストの指導係・深田翔子を遊井亮子、アカリに「パラディーソ」を紹介する親友で漫画家のサツキを柳ゆり菜、アカリの彼氏・ヒロキを井上雄太が演じる。

多発したトラブルに対応するアカリ

第3話は、次々と起こるトラブルや新たな依頼にアカリが驚く展開に。

セラピスト採用に向けて再試験に挑むコスモ(渋江譲二)。モニターとなったサツキによると「めーっちゃ楽しかった！ただ、笑い過ぎてそういう気持ちになれなかったんだよね」ということで不合格のE判定になっていた。「仕方ねぇ、今日の再試験はボケ少な目で」と言うコスモに、アカリは「むしろボケなしで大丈夫です！」と送り出した。一方、最高ランクのS判定で正式採用になったタロ(藤林泰也)は「指名が入らない」と悩んでいた。

またアカリは、客と一緒に眠りこんでしまったリリー(世古口凌)、客の家の部屋に閉じ込められてしまったマルニ(松本大輝)の対応に追われる。

ゴコウの言葉に「セラピー超えてカウンセラー」と反響

そんな中に届いたのが、夫婦からセラピストと3人での依頼。「こういうの、ありなんですか？」と驚くアカリに、「カップルコースで対応して」とミホ。

担当セラピストを誰にするか悩んでいると、ゴコウ(橋本淳)が「1回の施術で2人を助けられる。しかも永遠に女性の性を開放できるかもしれない。こんな幸運はありませんよ」と立候補した。

夫婦が依頼してきた理由は、妻が出産の際に傷めたことで恐怖心が生まれて、行為ができなくなってしまったから。でも、傷は完治し、医者にも問題ないと言われているという。妻自身も嫌だというわけではなく、2人目の子どもも希望していた。

それを聞いたゴコウは「言葉でコミュニケーションを取りながら、気楽にやりましょう」と告げ、普段のように始めることを提案する。

そして、夫がすぐに妻のパジャマのボタンに手を伸ばすと、「う～ん、そうですよね。目的に向かって一直線に進む姿勢は素晴らしいです。ただ、それでは、行為の密度が足りません」とゴコウ。

続けて「奥さんの服を脱がせるまでの時間を大事にすることを意識してみてください。女性の体は繊細です。今日の奥さんはどんな様子か、実際に触れて確かめるのです。日によって左右の耳で感じ方が違うかもしれない。そういった、ささいな反応を見逃がさないで」とアドバイスした。

そのアドバイスの言葉以外にゴコウの施術は必要なく、夫婦は最後までできた。パラディーソに夫婦から感謝のメールが届き、トラブル対応に疲れていたアカリは「すごいよ、ゴコウさん」と感動する。しかし、帰ってきたゴコウに施術料の提出を促すと、「ご夫婦が本当に幸せそうな様子でねぇ。なんだか、うれしくて、お金は受け取れませんでした」と告げられる。アカリは「感動を返せ！」とツッコむのだった。

愛の営みの奥深さを伝授したゴコウ。キャラクター的には摩訶不思議だが、アドバイスはきっとどんなカップルにも当てはまる普遍的なものだ。SNSには「ゴコウ、セラピー超えてカウンセラー」「アドバイス的確」「考えさせられる」「ゴコウさん指名したい」などの反響が上がった。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部