

デート中「僕なんて…」を連呼する彼に抑えきれずに大説教する事態に… 寂しい背中を見送る
マッチングアプリにハマっていたモノマネ芸人・こいでまほが、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

ものまね芸人・こいでまほがリアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 婚活ダイアリー』。
★5焼肉のうえに、お紅茶までプレゼントしてくれた彼に心から御礼を伝えて帰ろうとすると「あと、2回は僕を見てください!」と、道で突然熱くなる彼。
そして、いよいよ、2回目のデート(オーディション)に進んだのですが...
★これまでのエピソードはコチラ!
パンケーキ
彼いわく「2回目のオーディション」の日程が早速決まりました。初回デートで終了することが多いなか、まさか彼はオーディションという角度でくるとは...。だいぶやりづらいですが、そう言いながらも熱い審査員モードになってしまう気がしていました。
<2回目お会いする場所、こちらでいかがでしょうか?♪>と彼から送られてきたのは、若者向けのパンケーキのお店。もうここで審査入っていました。甘いものは大好きなのですが...こちらの彼、プロフィール写真より登場した際、何十倍もデカかったことを思い出しました。
やはり写真詐欺をした時点で正直、マイナスからのスタートです。パンケーキは食べたくなかったので断ってみました。すると「あ...そうでしたか、女の子はパンケーキが好きかなと思いましたので」はい、減点。なんか古い。女子=パンケーキって、勝手に決めつけないでくれる? このように私の審査は辛口になっていきました。
僕なんて
2回目のオーディション本番。東京駅近くのおしゃれビル。広い空の真下には線路がたくさん。電車や新幹線が走っているのが見えるかなり景色の良い素敵なレストランでランチ。パンケーキを冷たく断ったのは悪かったかなと思い、こんな素敵な所をありがとうございますと御礼すると「どこでもいいんです、とにかくまほさんに喜んでもらえたら」と嬉しい言葉...なはずなのですが、彼は終始ペコペコ。本当のオーディションのようになっていてちょっとやっぱりやりづらい。
彼「ここまで勝ち進めたことが奇跡ですから」...奇跡って...M‐1グランプリの決勝に進めたかのような勢い。「いや、そんな普通でいいですよ」と伝えるも、「あと2回オーディションって言わないと会ってもらえませんから、僕なんて」「わかってますから、僕なんてね、1回で終わりなのは」「だいたい、今後もデートしてもらえるなんてね、思ってませんから、僕なんて」。
彼は何度もペコペコしながら、食事中はずっと自虐的で自分を蔑むような発言をしていました。
ドクターイエロー
私はだんだん怒りが湧いてきました。前回、彼から聞いたどう見てもパパ活されてるとしか思えない話も思い出しました。彼のようになる気持ちもわからなくはない。私もマッチングアプリ鬱だったときは、すべてがイヤになったし元カレえびおくんとの喧嘩を何度も思い出しては自信喪失になっていた日々でした。
でも...そこまで自虐しなくても。それって自分を傷みつけてるだけでは? 悶々しながらランチを食べていると「あ、ドクターイエローだ!」と嬉しそうに彼が指を差しました。窓の外には黄色い新幹線が走っていました。初めて見ました。「見るといいことあるって言われてるんですよ♪」と彼。
「へー! そうなんですね」と返そうとすると食い気味で「まほさんと会うのは今日で最後だと思ってますので、いいことは今日で使っちゃいましたけど」と彼が言った瞬間に、はじまりました。
私の本日の2回目オーディションの総評が。
「悔しくないんですか?」
私はもう止まりませんでした。「さっきから、僕なんて、僕なんてって自分を否定する言葉ばかり」
「でも...」なにか言おうとしてましたが遮りました。「だから舐められるんですよ! だから飯活女に高いバッグ買わされてLINEブロックされるんですよ! わかってますよね? 自分が自分のことを大切にしないからそういうことがおこるんです!!」。オーディションの審査員でもここまで言う人はいないでしょう、つい熱くなってしまい彼に訴え続けました。
「悔しくないんですか? そんなふうにお金使って手に入れた女性ってなんなんですか? それって意味あるんですか? それでいいんですか? 本当の愛なんですか?」。自分でもこのままだと方向がおかしくなってなにを言ってるかわからなくなると思ったので、この辺で止めることにしました。彼はずっと黙って聞いていました。
オーディション終了
「とにかく、自分を大切にしてください...」。これが言いたかったんです。そして、この言葉は私が自分に言いたかったことなのかもしれません。
お店の外に出て、彼に「なんかすみませんでした」と言うと「ありがとうございました、まほさんの幸せも成功も応援しています」とお辞儀し、彼は去っていきました。寂しい丸い背中をしていました。3回目のオーディションやりますか? と、明るく冗談で言おうかなと思いましたが、静かに立ち去りました。
自虐的すぎる彼に説教はしたものの、行動をしないよりはいいと思いました。行動をしていれば、いつかいいこともあるかもしれないし...。なかなかインパクトのあるデートをしてくれた彼に感謝しました。
今後のマッチングアプリデートでは自分のことを偽らずに、思ったことは言っていこうと決めました。私もありのままを出すから、相手もありのままを出してほしいと思ったからです。そんななかマッチングした彼に、まさに全てを曝け出すと「圧が...」と言われてしまい...続く!
◆こいでまほ
太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。
(文/Sirabee 編集部・こいで まほ)
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