

ハードボイルド俳優ソ・ジソブのギャップが絶品 演技大賞8冠、“スパイ映画小ネタ”も楽しい大ヒットラブコメ<私の恋したテリウス>

「バリでの出来事」「ごめん、愛してる」(2004年)で社会現象を巻き起こした人気俳優ソ・ジソブ。近年は、弁護士となった元天才外科医が繰り広げる復讐劇をシリアスに描いた「ドクター弁護士」(2022年)や今年配信がスタートする本格ノワールアクションシリーズ「広場」などハードボイルドな作品の印象が強い彼が“シッター”として子守りに奮闘する敏腕スパイを演じたラブコメ「私の恋したテリウス~A Love Mission~」(2018年)が3月17日(月)からJテレで放送される。放送当時、韓国でも大ヒットを巻き起こした話題作、その見どころとは?
伝説のスパイ“テリウス”が双子のシッターに!?
「私の恋したテリウス~A Love Mission~」は、ソ・ジソブ演じる伝説のスパイ“テリウス”ことキム・ボンが平凡な主婦とお向かいさんになったことから巻き起こすサスペンス・ラブコメディ。
いたずら盛りの双子の世話に追われる主婦エリン(チョン・インソン)はある日、向かいに住む男性キム・ボン(ソ・ジソブ)と知り合うが、無表情で無口なボンはエリンにとって謎だらけ。実はボンは、ワケあって身を隠している国家情報院NISの元要員なのだ。そんなある日、エリンの夫ジョンイルが急死。その死が自分の追う事件と関連していると気づいたボンは双子のシッターを買って出てエリン親子に接近。慣れない子守りをしながら事件の真相を探り始める。
“ソ・ジソブ×子ども”が生んだ胸キュン必至のケミストリー
ジソブと言えば、悲恋を描いた「バリでの出来事」で“バリラバー”、「ごめん、愛してる(ミアナダ、サランハンダ)」ではその頭文字をとった“ミ・サ廃人”と呼ばれる沼落ちファンを生み出した実力派俳優。
両作はもちろん、その後のキャリアでも、渋みのあるルックスの影響もあってか無口で不器用なキャラクターやハードな役柄を多く演じてきた印象だ。彼の眉間に刻まれた皺に色気を感じるファンは少なくない。
今作「私の恋したテリウス―」で演じるボンも口数少なく、他者との交流も避けてひっそり暮らす人物で、スパイ作戦中のアクションシーンも本格的でカッコいい。そんなボンが、事件の鍵を握る親子に近づくためシッターになり、幼い双子のお世話に奮闘する――そのギャップが本作ならではの第一の見どころだ。
もともと“イケメン×子ども”は、ギャップ萌えを演出する王道の取り合わせ。シンママとして働き始めたエリンに代わり、ボンが幼稚園バスのバス停まで送り迎えし、公園で一緒に遊び、アイスを食べに出かけ、おままごとやお医者さんごっこもまじめな顔で“遂行”する。そのうちに、初めは顔も引きつりギクシャクしていたボンが双子の愛らしい姿に感化され、双子にだけ可愛らしい笑顔を見せ始めるのだ。
“無口で不愛想でも、子どもには優しいボン”のギャップあふれる姿に胸キュン必至。さりげない表情の変化でボンの心境の変化を繊細に演じるジソブの演技力もあって、ボンというキャラクターが回を追うごとに魅力を増していく。
実年齢14歳差チョン・インソンとの相性抜群カップリング
こうして“無口なスパイ”とは違う一面を見せ始めたボンの心をさらにかき乱し、こじ開けていくのが双子の母親・エリンの存在だ。
孤独な日々を孤独とも思わず生きてきたボンは、夫に先立たれながらもかわいいわが子たちのため必死に前を向くエリンに徐々に惹かれていく。撮影が始まる前から注目を集めた“ソ・ジソブの相手役”に選ばれたのは、子役時代から活躍し「ウラチャチャ My Love」(2018年)で注目を集めたチョン・インソン。ジソブとの実年齢差は14歳だが、双子の母としてしっかりしなくてはと頑張るエリンと慣れない子守りに振り回されるボンのバランスが絶妙で、相性も抜群だ。
エリンの温かく親しみやすい笑顔に、ボンも次第に心をゆるし始める。直球ロマンスではなく、エリンと双子を守りたい、守らなければ…という思いが恋愛感情に変わっていく過程は“尊い”の一言。エリンのメッセージにどのスタンプを送ればいいのか悩んだり、エリンの職場の社長チン・ヨンテ(ソン・ホジュン)に対抗意識を燃やしたり、かわいい一面を見せるボンに胸キュンが止まらない!
ソ・ジソブが「レオン」ジャン・レノのコスプレにも挑戦!
共演陣にも実力派がそろった。スパイ組織顔負けの組織力であらゆるトラブルを解決してしまうマンションのママ友をキム・ヨジンやチョン・シアが熱演。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(2022年)のカン・ギヨンが明るく面倒見がいい専業主夫をユーモラスに演じ、MBC演技大賞助演演技賞を受賞した。
一方、ほのぼのコミカルなママ友・イクメン界隈に対し、ボンがスパイ“テリウス”の顔を見せるシーンはシリアスで本格的。本作は韓国ドラマで初めてポーランドロケも敢行しており、ワルシャワ歴史地区の公園や美しい街並みを背景に展開する接近戦アクションはジソブの見せ場の一つだ。
さらに随所で見え隠れするのが、スパイ映画ファンならたまらないトリビアや小ネタの数々。キム・ボンの名前の由来になったマット・デイモン主演のスパイ映画「ボーン・アイデンティティー」(2002年)や、「007」シリーズ、「キングスマン」といったハリウッド作品のオマージュシーンがあちこちで登場するほか、変装が得意なボンのキャラクターに合わせ、ジソブ自ら「レオン」(1994年)のジャン・レノ風コスプレで登場するシーンも! “テリウス”や“キャンディ”といったコードネームにも元ネタがあるなど、あちこちに遊び心が散りばめられている。
ジソブは大賞&最優秀演技賞W受賞!「MBC演技大賞」8冠の超話題作
ハードな作品のイメージが強かったジソブのギャップあふれる“シッター”ぶりに加え、フレッシュなヒロイン、チョン・インソンとの胸キュンラブ、ママ友界隈でのコミカルな演技、そしてもちろん本格スパイアクションシーン…と、見どころの多い本作。放送当時、同時間帯視聴率1位を記録したほか、年末の「MBC演技大賞」ではジソブが大賞と最優秀演技賞W受賞の快挙を成し遂げるなど合計8冠を獲得し、2018年を代表するドラマとして高い評価を得た。
クールで渋いジソブの見たことのないチャーミングな一面に沼落ち不可避の「私の恋したテリウス~A Love Mission~」はJテレにて3月17日(月)スタート、毎週月~木曜夜10:00から放送する。
◆文=酒寄美智子
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