柳楽優弥「世界に行きたい」“決意”明かす『SHOGUN 将軍』に刺激受け「新しい時代が来ている」＜『ガンニバル』シーズン２＞

2025.03.14 07:10

柳楽優弥が主演を務めるドラマ「ガンニバル」シーズン２(ディズニープラス)が、3月19日(水)からスタート。作品の開始に先駆け、柳楽が“世界”に向けた決意や「SHOGUN 将軍」に受けた刺激などを熱く語った。

“人が喰われている”疑惑の真相に迫るスリラー

「ガンニバル」は同名コミックを実写化したヴィレッジ・サイコスリラー。ディズニープラス「スター」で日本発のオリジナルシリーズとして制作され、シーズン１は2022年から2023年にかけて配信。閉鎖的な村に渦巻く“人が喰われている”という疑惑と衝撃の真相に、柳楽演じる主人公の警察官・阿川大悟が立ち向かう。

ミステリアスなストーリー展開とダイナミックなカメラワークや、地上波では難しい刺激的な表現などが話題を呼び、シーズン１終了時から続編を望む声が上がっていた。その波は日本国内に留まらず、主演の柳楽は2023年に韓国・釜山で開催された「アジアコンテンツ＆グローバルOTTアワード」におけるアジアエクセレンスアワードを受賞している。

そんな中、真田広之がプロデュースと主演を務めた戦国スペクタクル・ドラマ「SHOGUN 将軍」(2024年)が、第76回エミー賞や、第82回ゴールデングローブ賞のテレビドラマ部門で作品賞・主演男優賞を始めとする多数の賞を獲得するなど世界的に高い評価を受けたことに、柳楽は強い刺激を受けたそう。

柳楽優弥「世界に行きたいんです」

柳楽は「僕はデビューしてから約20年の間、日本の作品に出演させていただくなかで多くを学んできましたが、その財産を発揮したいと思っています。単純に言ってしまえば、世界に行きたいんです」と決意を明かした。

そして「今まさに新しい時代が来ている感覚を抱き、この“Jドラマ”というジャンルを広める一員に自分もなりたいと感じました。その背景には、エミー賞やゴールデングローブ賞などを獲得した『SHOGUN 将軍』の影響もあります。真田広之さんの受賞スピーチがとても素敵で、あれだけの晴れ舞台で世界中の若手にメッセージを語って下さったことにも大きな刺激を受けました」とコメント。

真田はゴールデングローブ賞授賞式の壇上で「世界中の若い俳優やクリエイターたちに伝えたいです。自分らしくいてください。自分を信じて、決してあきらめないでください。頑張ってください」と語っていた。

“Jドラマ”とは日本ドラマを指す意味で使われる言葉。「SHOGUN 将軍」は海外スタジオ制作だが、真田を始めとする日本人が主要な役割で関わりセリフの大半が日本語なことから広義のJドラマと捉えることもでき、さらには今後の“Jドラマ”のあり方を変えた作品とも言える。柳楽の言葉どおり「ガンニバル」シーズン２で、日本のドラマがさらに世界で脚光を浴びることになるのか注目したい。

「ガンニバル」シーズン２の物語

“この村では、人が喰われるらしい”美しい村がひた隠しにしてきた恐ろしい噂。その真相に警察官・阿川大悟(柳楽)が迫る中、村の秘密を守ろうとする後藤家がついに一線を越え、警官隊と衝突する。後藤家との狂乱の戦いに自ら身を投じていく大悟は、止められない狂気の渦の先にある衝撃の真相に迫る。全ての鍵は、呪われた一族・後藤家の過去にあった…。

アソシエイトプロデューサー・山本礼二氏コメント「続編待望の声も大きかったので、シーズン２の製作には本当に重責を感じていました。シーズン１の配信開始から2年以上経過しましたが、自信をもってお届けできる作品が完成して、とりあえず胸をなでおろしております」

「ガンニバル」“最終章”となるシーズン２はディズニープラス「スター」で3月19日(水)より独占配信。