感情が昂ると狐に…けも耳JK×学校一イケメン男子の青春ラブコメに「沼ります」の声【漫画】

2025.03.01 08:30

コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、フラコミlike!で連載中の、西野きいなさんが描く『お狐ちゃんには青春がたりない』より第1話をピックアップ。2025年1月にはコミックス第1巻も発売された作品だ。

フラコミlike!の公式Xが1月22日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、1.6万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、西野きいなさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

狐化しちゃう女子高生の青春ストーリー

化け狐と人間のクオーターである暁月(あかつき)こはくは、感情が昂ると狐の耳としっぽが出現してしまう女子高生。高校入学後も狐化しないよう、常に冷静な対応をしていた。そんな態度が「カンジ悪い」と取られてしまい、入学して1か月がたっても友達ができないままであった。

ある日、校内でみかけたイケメンの先輩・狗井茜(いぬいあかね)に、飛んできたサッカーボールから守ってもらったこはく。間近で見る先輩のイケメン度に感情が昂ってしまうことを案じ、こはくは着ていたパーカーのフードをさっとかぶりその場を去る。

狐化防止のお守りをつけているにも関わらず、変身してしまったことを祖父・燐太郎(りんたろう)に相談すると、人間になる方法があると言う。それは「心に決めた人間と相思相愛の恋仲になること」だと言われる。

こはくは幼いころ、自分が狐化してしまうことで体験したつらい事を思い出し、あの時のような思いをしないためにも「正体は絶対に隠し通す」と心に決める。それから狗井先輩には近づかないようにしていたが、あの日以来、先輩は事あるごとにこはくに話しかけてくる。

お昼の時間に学校の備品室に隠れながら昼食をとっていると、廊下で狗井先輩と別の女子生徒が話している会話が聞こえてくる。狗井先輩は、こはくのことを「本気で仲良くなりたい」「ごめんなさいとありがとうを　面と向かって言える　真っ直ぐな子」だと言う。それを聞いたこはくは心を乱されてしまい、ついには先輩の前で狐化してしまうのだった…。

作品を読んだ読者からは、「狐JKちゃん可愛すぎる」「尊い…可愛い…癒し… また良きキュンキュン漫画に出会ってしまった〜！」など、反響の声が多く寄せられている。

作者・西野きいなさん「お狐ちゃんを読んで少しでもキュンとしたり笑っていただければ…」

――『お狐ちゃんには青春がたりない』は、どのようにして生まれた作品ですか？きっかけや理由などをお教えください。

新連載の案を出す際、普通の恋愛ものを描いても私の実力では他の人気作品に埋もれてしまうと思い、前作同様少しファンタジー要素の入った現代モノ…人外(異種族)モノはどうだろうかと。

この場合、少女漫画だと主人公(ヒロイン)の相手役(ヒーロー)が人外キャラになりがちですが、私はイケメン男子を描くより可愛い女の子を描くほうが好きなので、それならヒロインを人外キャラにしたほうがいいのでは？と、当時の担当さんからの提案もあり、ヒロインのキャラクターをつくることによってストーリーもできた感じです。

――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。

狐耳と尻尾の作画に気をつけています。ケモノ好きな方に読まれても失礼のないように、と…！

あとは毎回必ずイチャラブorキュンシーンを入れることです！

――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

4話でこはくが狗井先輩にキス顔撮られてわちゃわちゃからのキスシーンですかね。キャラを生かしたコミカルなキュンシーンが描けたかな〜と！

――普段漫画を描かれる際、作品のストーリーや登場キャラクターはどのようなところから着想を得られることが多いでしょうか。

自分が描いてて楽しいと思えるもの、好きな要素は何かを考えるところから始めます。

キャラクターに関しては『この2人のイチャイチャが見たい！』と思えるような主人公とその相手役のキャラづくりを第一に考えるようにしています。なので片方のキャラができると自ずと相手役のキャラも決まります。

――西野きいなさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。

デビューして無事に10年目を越えたので、このまま20年目まで楽しく描き続けられるようにがんばりたいです！

――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

いつも応援＆読んでいただき本当にありがとうございます！