「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」第8話より

香取慎吾“一平”、志尊淳“正助”に社会の仕組みについて語った言葉が深い 「心に来た」とトレンド入り<日本一の最低男>

2025.02.28 11:51
「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」第8話より

香取慎吾が主演を務めるドラマ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第8話が2月27日に放送された。学童の閉鎖で子どもたちを預かることになった一平(香取)と正助(志尊淳)の会話が描かれ、深く考えさせられることになった。X(旧Twitter)でも「一平の言葉は響いた!」「本当に正解がないからこそ、もどかしさを感じるんだよね…」「一平が正助に話すシーン心に来たなぁ」とコメントが寄せられ、トレンド入りを果たした。(以下、作品のネタバレを含みます)

“選挙&ニセモノ家族ドラマ” 完全オリジナル作品で新ジャンルのエンタメ誕生

本作は、主人公である“日本一の最低男”大森一平(香取)が、家族を、社会を、そして日本を変えていくために奮闘する姿を笑いあり涙ありで描く、“選挙&ニセモノ家族ドラマ”。今の時代ならではの社会的テーマも毎話盛り込んだ完全オリジナル作品となっている。

志尊が“最低男”一平の義理の弟であり、子ども2人を育てるシングルファーザー・小原正助を演じ、その正助の子どもである小原ひまりを増田梨沙、小原朝陽を千葉惣二朗が演じる。

不祥事を起こした元テレビ局の報道マンの一平は政治家への転身を図る

テレビ局の報道マンとして家族のケアを全くしない仕事人間だったが、昭和的な価値観のせいで不祥事を起こし、追われるようにテレビ局を退社した一平。大嫌いだった父親の残した実家に引っ越し、フリージャーナリストを名乗るものの仕事はなく、無職同様のさえない生活を送っていた。あるとき一平は、衆議院議員・黒岩鉄男(橋本じゅん)の公設第二秘書で、小学校時代からの幼なじみでもある真壁考次郎(安田顕)から助言を受け、政治家への転身を決意。次期区議会議員選挙に当選を目指して人生の再起を図る。

そして、一平は、他界した妹・陽菜(向里祐香)の夫であり、2人の子どもを育てながら保育士として働くシングルファーザーの義弟・正助一家を呼び寄せて同居することに。一平には裏で、家事や育児に取り組むことで生活者目線があるところを選挙でアピールするという“最低”な思惑があった。

そんな中、一平は「ふれあい冬祭り」を一緒に復活させた同級生・剣持武流(田中美央)や商店街青年部の宮島誠(須賀健太)から、小学校近くの学童が突然閉鎖されたことを聞く。誠の息子もその学童に通っていたが、次の預け先が決まらず困っているという。

一平と正助は子どもを預かることにする

武流から、新しい学童が決まるまでの間、子どもを預かってほしいと頼まれた一平は、「地方選挙は小さな票の積み重ね」という真壁の言葉を思い出し、引き受けることに。しかし、他にも預かり先が見つかっていない家庭があった。一平は正助に、学童の閉鎖で困っている子どもたちを預かることになったと報告。すると、区内の待機児童問題を憂慮していた正助も、職場にシフトを相談して手伝うと申し出てくれた。翌日から一平たちは、宮島陸(中村羽叶)と枝龍之介(石塚陸翔)、ひまりと同学年の高田美月(松岡夏輝)の3人を預かることになる。

子どもの預かりが始まると龍之介の母親からたびたび延長の申し出があり、正助が何時まででも預かると言っていたことがわかる。夜に一平は正助と話をする。

「困っているからって何でも受け入れちゃうのは…。すべての要求には対応できないよ」と一平が言うと、「でも、なんとか無理をしたら…」と正助が言う。一平は「どこかで誰かが無理をすることで成立するのは、これは本当に成立したことにならないんじゃないかな」と話す。さらに「これ成立させちゃったら、この仕組み自体がいつまでも改善されないし、周りに頭下げなきゃ子育てできない社会のまま何も変わらないと思う」と続ける。

正助は「一平さんの言ってることはわかります。ただ、親が見られない子どもを放置するわけにはいかないんです」と反論。力なく一平が「そりゃそうだけど」と言うと、「子どもたちのためになんとか成立させることが大人の役割なんじゃないかなぁって。延長時間はひとりで見ますので、すみません」と正助は言う。一平はしぶしぶ頷くのだった。

一平の言葉も正助の気持ちも理解でき、深く考えさせられることになった。X(旧Twitter)「一平の言葉は響いた!」「本当に正解がないからこそ、もどかしさを感じるんだよね…」「一平が正助に話すシーン心に来たなぁ」とコメントが寄せられ、トレンド入りを果たした。

◆構成・文=入江奈々

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