オン・ソンウ“コビ”「コーヒーの淹れ方を覚えたい」パク・ホサン“ソク”に弟子入りを志願＜コーヒーを飲みましょうか？＞

2025.02.28 12:00

オン・ソンウ主演、パク・ホサン共演の心温まるヒューマンドラマ「コーヒーを飲みましょうか？」(全12話)が動画配信サービス・Huluにて配信中。公務員受験に失敗した青年が、あることをきっかけにコーヒーの世界に飛び込み、バリスタとして成長していく姿が描かれる。本記事では、主人公・コビが“ある一杯のコーヒー”と運命的な出会いを果たす第1話のあらすじや見どころについて紹介していく。

「コーヒーを飲みましょうか？」とは

本作は「食客」や「タチャイカサマ師」などで知られる、韓国の人気漫画家ホ・ヨンマンが、デビュー40周年を記念して制作したコミックが原作となっている。公務員試験に失敗し人生に悩む主人公カン・コビ(オン・ソンウ)が、偶然立ち寄ったカフェ。そこで飲んだコーヒーに感銘を受け、“コーヒーに人生を賭けたい”と店長のパク・ソク(パク・ホサン)に弟子入りし、バリスタとして成長していくヒューマンドラマだ。

純粋な意志と情熱だけを持ってコーヒーの世界に飛び込む新人バリスタ・コビを、「PRODUCE 101」をきっかけにデビューを果たしたボーイズグループ・Wanna Oneの元メンバーで、現在はソロアーティストや俳優として活躍するオン・ソンウが担当。

また彼の成長を見守る店長のパク・ソクを、「ペントハウス」シリーズやドラマ「刑務所のルールブック」などに出演するベテラン俳優のパク・ホサンが、ソクの恋人であるキム・ジュヒを、ドラマ「7人の脱出」や映画「探偵なふたり」などに出演するソ・ヨンヒが演じている。

“コーヒー”を通して成長を遂げる若者の姿と、その周囲との人間関係、そして物語を通してゆったりとした雰囲気を楽しめる内容に仕上がっている。

一人の青年が1杯のコーヒーに魅せられる…第1話あらすじ

公務員受験に失敗したカン・コビは、“ベストを尽くしたつもりだったけど努力が足りなかったみたいだ”と、落胆しながら母親と電話をしていた。その後コビは気分転換をしようと、偶然見つけた「2デコーヒー」というカフェに立ち寄る。

しかしどこか憂鬱な表情を浮かべるコビを、店長のパク・ソクは遠くから見つめていた。しばらくして、コビが注文した“本日のコーヒー”が席に運ばれるも、コビは疲れからか夢の中。ようやく目覚めた頃にはすっかり夕方になっており、ソクは新しいコーヒーとクロワッサンをサービスで持ってくる。

カフェの閉店後、ソクが恋人のジュヒと店を出ると、コビが待っていた。ソクが淹れたコーヒーの味に感銘を受けたコビは、「コーヒーの淹れ方を覚えたいんです」「店長のもとで修行したいです」と弟子入りを申し出る。ソクはその場で断るが、コビは引き下がらず「店長のコーヒーで人生の計画が変わりました」と訴えかけた。

その後何度も2デコーヒーを訪れ、ソクにコーヒー豆に関する質問をしたり、オーダー取りの手伝いをするコビ。そんな彼の様子を見ていたソクは、ある日の営業終了後、彼を店内に招き入れ――。

悪役の顔から一転…包容力のある人物を見事に演じるパク・ホサンに注目

コビが一杯のコーヒーに魅せられ、“バリスタ”を目指すきっかけが描かれる第1話。同話では、弟子入りを受け入れてもらうためにコビが奮闘する様子が見どころとなっている。ソクに弟子入りを断られた後も、豆の産地や焙煎に関する質問をしに店へ足繁く通うコビ。そのひたむきな姿からは、彼のコーヒーに懸ける想いと確固たる意志が伝わってくる。

そして、そんなコビの想いに始めは戸惑いを見せつつも、徐々に彼が気になりだすソク。コビの質問攻めにも優しい笑顔と声色で応対しているシーンからも、ソクの人柄の良さが伺える。そんなソクを演じるパク・ホサンは、映画「楽園の夜」やドラマ「復讐代行人2～模範タクシー～」で見事な悪役っぷりを披露していたが、本作では持ち前の演技力で包容力のある人物を完璧に演じている。

またソクの恋人・ジュヒにも注目したい。コビが弟子入りを申し入れ戸惑うソクに対し、「一人だとお客さんに迷惑をかけることも…」「経験があるなら役に立てるでしょうね」と相槌を打っていたジュヒ。コビを否定せず優しく見守るジュヒの存在は、今後もこの2人にとって“拠り所”のような存在になっていくのではないだろうか。