「五十嵐夫妻は偽装他人」第8話で真尋(新川優愛)に“急接近”する瀬戸(兵頭功海)

兵頭功海“瀬戸”、新川優愛“真尋”にキス寸前…「ちょっとは自覚してください」4人の思いが交錯＜五十嵐夫妻は偽装他人＞

2025.02.27 18:46

新川優愛と塩野瑛久がダブル主演するドラマ「五十嵐夫妻は偽装他人」(毎週水曜深夜0:30-1:00、テレ東系)の第8話が2月26日に放送された。真尋(新川)と直人(塩野)が少しずつ関係を修復していく中、2人が所属する事業部のメンバー全員が温泉地で試泊。波乱の一夜となった。(以下、ネタバレを含みます)

素直になれない別居中夫婦が繰り広げるラブコメ

同ドラマは、海石ともえの同名漫画が原作。転職先で再会した別居中の夫婦が、職場で他人を装って働くことで恋愛沙汰に巻き込まれていく姿を描き、素直になれない2人のじれったさに“もだもだ”するラブコメディーだ。

新川演じる会沢真尋は、職場では明るくしっかり者であるが、我慢強い性格ゆえにプライベートでは甘え下手。塩野演じる五十嵐直人は、若くして仕事を完璧にこなして職場で頼られる一方、理屈っぽく結婚や恋愛において気持ちを素直に表現することが苦手というキャラクター。

ほか、真尋と直人と同じ会社で働く瀬戸翠を兵頭功海、林美羽を田辺桃子、真尋と直人が夫婦だと知っていて社内でバレないようにカバーする部長の竹橋宗平を水橋研二、ドラマオリジナルキャラクターとなるスナック「ビューティフル」のマスター・三吉妙を浜中文一が演じている。

真尋と直人が美羽に秘密を明かす

コンペに向けて、部長や次長の直人をはじめコントラクト事業部全員で温泉地に試泊することに。偶然にもその地は、真尋と直人が初めて旅行した場所だった。当時を懐かしみ、あらためて夫婦として修復しようと思った2人は、直人に思いを寄せ、真尋を敵視する美羽に、自分たちが夫婦であることを話す決意をした。

直人に「人目につかないように来てくれる？」と部屋に呼ばれた美羽。期待に胸を膨らませて笑顔で部屋のチャイムを押すと、出てきたのが真尋で「はっ？」と一瞬にして表情が曇る。

夫婦であることを告げて頭を下げる真尋と直人。実は美羽、2人がひょんなことから夫婦であることは知っていたのだが、直人が「彼女(真尋)の不安をあおるようなことだけは言わないでほしい。俺は真尋が好きなんだ」と言ったことで、「そっちがうそついたのが悪いんじゃん！気をもたせるようなことしといて、私が悪者みたいに言わないで！」と激怒した。

四角関係の複雑な思いが交錯する

「みんなにバラしてやるから」と直人の部屋を飛び出した美羽を、偶然見かけた瀬戸が落ち着かせようとする。しかし怒りが収まらない美羽は、真尋のことが気になっている瀬戸に「自分の気持ちから逃げてるだけじゃん」と指摘した。

そこへ真尋が追い掛けてくると、美羽は「許さないから。独身だってうそをついて私の気を引いたあの男も。他人のフリして薄ら笑ってたあんたも」と強い敵意を向け、怒りもどんどんヒートアップ。

「私だったら絶対に次長の手、離したりしない！」と美羽が叫んだところで、一度はその場を離れたものの他の同僚に聞かれないよう見張っていた瀬戸が再び登場。美羽に向かって「(裏でやっていたことを全部バラしたら)会社での立場が弱くなるのは確実にあんただよ」といさめると、美羽は「ほんとにあんたって、会沢さんに都合のいい白馬の王子様だわ」と吐き捨て、真尋に対して瀬戸に感謝するよう言って去った。

それでも真尋は、瀬戸に「誰だって好きな人に醜いところを知られるのはイヤだと思うんだよね」と美羽が裏でやっていたことを直人らに黙っているように頼む。すると瀬戸は「いい加減にしてくださいよ。あんたのそういう優しさが周りを振り回しているんですよ。だから俺は…」と“キス寸前”の距離まで顔を近づけていく。しかし、真尋の近くにあったラムネを取るだけに収め、「油断するとこうやってつけこみますよ。ちょっとは自覚してください」と忠告するのだった。

そして瀬戸は真尋と一緒に直人の部屋へ行き、真尋の頼み通りに詳細は明かさず「(美羽は)言いふらしたりしないと思いますよ。落ち着いたら自分に不利になることはしないタイプだと思いますし」と語った。

だが、この状況に引っかかるものを覚えた直人。なぜ瀬戸に美羽が自分たちを別れさせる協力を求めたのかを問う。すると瀬戸は「俺が会沢さんにほれていると思ったからです」とストレートに言い、直人が固まってしまうところで第8話の幕は閉じた。

一気に4人の思いが交錯した展開。真尋と直人の持ち前の優しさ、恋に対する不器用さが周囲を巻き込んでしまった。SNSには「直人も真尋も似た者同士ほんと鈍感」「瀬戸くん、なんだかんだ林さんのこと見捨てないところも本当にいい子すぎる」「次長に対する美羽、思いが強すぎるところ寧ろ羨ましい」などの声が寄せられた。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部