

高校時代の同級生との再会し、整形して美人になった彼女に複雑な心境を抱く…「表情が凄く良き」の声【漫画】

コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ろここさんが描く『久しぶりに会った友達が二重になってた』をピックアップ。
ろここさんが2月1日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、8,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、ろここさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
整形で美しくなった高校の同級生との再会
高校の同級生だった雪乃とまーちゃんは、卒業以来久しぶりに街中で偶然出会う。雪乃から声をかけられたまーちゃんは、すぐに雪乃だとは気づかなかった。
「なんか雰囲気変わった?」とまーちゃんが聞くと、雪乃は高校卒業後に整形したことを告白する。容姿が変わった雪乃に複雑な表情で「可愛いね」と言うまーちゃんに、久しぶりだしちょっと話さないかと誘われる。
高校の時に二人がよく行ったというカフェで、パフェを頼んだ二人はしばらく高校時代の話を懐かしくする。その間も、まーちゃんは雪乃の容姿が変わったことがきになり、「そんなんじゃなかったじゃん」と思うのだった。
まーちゃんは、雪乃の容姿の変化を複雑に感じながら、高校時代に雪乃から告白されたことを覚えているか、と雪乃に言う。しかし、何事もなかったかのように「あんまり覚えていない」という雪乃。まーちゃんは当時雪乃を振ったことに対し謝るが、それが自分を変えるきっかけになったと雪乃に言われる。
まーちゃんは、雪乃と会話することで、あの頃自分がどこかで雪乃を見下していたこと、そんな彼女が隣にいることで安心していたことを思い出すのだった…。
作品を読んだ読者からは、「2人の会話だけなのに後ろめたさや居心地の悪さが強く感じられて最後に綺麗に締める展開が見事」「「続かない」のがリアルでいい…」など、反響の声が多く寄せられている。
作者・ろここさん「『かつての友人の変化を受け入れられない苦しさ』を漫画に」
――『久しぶりに会った友達が二重になってた』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
この作品が生まれたきっかけは、「かつての友人の変化を受け入れられない苦しさ」を漫画にしたいと思ったことです。
私自身、学生時代の友人と数年ぶりに再会したとき、ふとした変化にハッとした経験があります。
それが少し切なくて、友人のかつての面影が薄れていくことに寂しさを覚えました。
その経験がこの物語の着想につながっています。
成長とともに人は変わっていくもの。
だからこそ、「変わらないで欲しい」と願うのは少し身勝手な気持ちかもしれませんが、そんな身勝手さこそ人間らしく、多くの人が共感できる感情だと思います。
それを踏まえ、今回の作品では「昔の思い出に執着してしまう気持ち」、そして「かつて自分を愛してくれた存在が変わることで、“愛されていた自分”も過去にしなければならない」という苦しさをテーマとして描きたいと思いました。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
今作にはまーちゃんと雪乃という2人のキャラクターが登場しますが、雪乃の感情は意図的に見せないように心がけました。
主人公のまーちゃんは、昔の自分の振る舞いへの後悔と美しく成長した雪乃への未練を抱えており、雪乃と再会したとき、かつて自分が優位に立っていた関係が逆転してしまったと感じています。
そのため、雪乃が何を考えているのか分からないという不安や焦りを、まーちゃんと一緒に読者の皆様にも味わってもらいたいと思い、雪乃の心情をあえて描写しないようにしました。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
雪乃がまーちゃんに告白した過去を「懐かしい 何年前だっけそれ 正直もうあんまり覚えてないんだよね」と言うシーンがお気に入りです。
まーちゃんにとっては忘れられない記憶なのに、雪乃からはあっさり「覚えてない」と言われてしまう。
自分が一番心地よくいられた思い出も、一緒に過ごした時間も、雪乃にとってはもう特別なものではないと突きつけられ、まーちゃんは心をギュッと握りつぶされるような気持ちになります。
この作品で一番、主人公であるまーちゃんの感情が揺さぶられるシーンだと思います。
切ないシーンではありますが、今回描きたかった「変化を受け入れられない苦しさ」を1番表現できたシーンだと思うので、お気に入りのシーンです。
ただ、私は雪乃は本当にあの時のことを忘れてしまったわけではないと思っているんです。
まーちゃんと偶然再会し、雪乃の方から「久しぶりだしちょっと話さない?」と声をかけたのも、何かしらの思いがあったからこそなんじゃないかなと。
現在の雪乃がまーちゃんに対して具体的にどんな思いがあるのかはあえて明言しないので、読者の皆さんに想像していただけたら嬉しいです。
――『久しぶりに会った友達が二重になってた』は2人がパフェを食べたところで終わっていますが、今後続編を描かれる予定はありますか?
一つの短編漫画としては、ここで終わりのつもりで描きました。
ですが、もしアイデアが浮かべば雪乃視点の物語を描いてみるのも面白いのかなと思っています。
現時点では続編を書く予定はありませんが、描きたいという気持ちが湧いたときには、ぜひ挑戦してみたいです。
――ろここさんご自身の今後の展望や目標をお教えください。
私は漫画を描き始めて3年ほどですが、最近やっと、自分が描きたいものや表現の仕方が見えてきた気がします。
今はとにかくたくさん描いて、もっと多くの人に読んでもらいたいです。
技術を磨いていきたいのはもちろんですが、自分が描きたいと思うものを、これからもずっと描き続けられたらいいなと思います。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いつも作品を読んでくださる皆様、感想や応援のコメントを送ってくださる皆様、本当にありがとうございます!
皆様の応援が大きな励みになっています。
もっともっと成長して、素敵な作品を届けられるように頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします!
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