【BL漫画】根暗な転校生は推しの歌い手だった…男子高校生の甘酸っぱい青春ストーリーに「ピュアさが溢れてる」「キュンキュンする！」の声【作者インタビュー】

コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ビーボーイP!にて連載中の宮田トヲルさんが描く『君に注ぐ100dB』より第1話をピックアップ。

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ビーボーイＰ！編集部の公式Xアカウントが、1月20日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、2,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、宮田トヲルさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

突然やってきた転校生は憧れの歌い手だった…

北国のごく普通の家庭で暮らす高校生・花巻 奏多(はなまき かなた)は、いつも通り平穏で少し退屈な日々を過ごしていた。

ある日、半端な時期でありながら東京から唄川 孝宏(うたがわ たかひろ)がクラスに転入してくる。前髪で目を隠し、声も小さく、愛想もない唄川だったが、花巻はその声質が大好きな歌い手・ハイトのものと似ている、と感じ唄川に興味を持つ。さらに音楽の授業で歌う唄川の声を聞き、花巻は一層彼が気になるのだった。

放課後、花巻が音楽室のピアノを弾いていると、そこに唄川がやってきて、放課後ピアノを弾くならまた来てもいいか、と言う。花巻は、そんな唄川に、顔出して目を見て話すこととピアノに合わせて歌ってみて欲しい、と交換条件を出す。

唄川は交換条件をのみ、前髪をよけて歌いだす。そして、花巻がハイトの曲を弾くと、唄川は声量を上げて歌いだした。その歌声を聞いた花巻は、唄川がハイトであることを確信。しかし、自分が歌ったことは他言するな、と言い唄川はその場を去って行ってしまうのだった…。

作品を読んだ読者からは、「めちゃくちゃドが付くピュアな恋模様！」「こそばゆいような感情の煌めきが最高でした」など、反響の声が多く寄せられている。

作者・宮田トヲルさん「じっくり関係を深めるキャラクターたちを描きたくて…」

――『君に注ぐ100dB』は、どのようにして生まれた作品ですか？きっかけや理由などをお教えください。

前作の執筆を終えたあと、次回は少し長い連載に挑戦してみませんかとお話をいただいていました。

なのでこれまで自身が制作してきた作品と比べ、じっくり関係を深めるキャラクターたちを描きたくて作り始めました。

その上で主人公たちが恋愛以外にも成長したり変化していく部分を表現するために、担当さんにも様々な案を挙げていただき相談しながら音楽というテーマを絡めていく方向に落ち着きました。

――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。

自分の作品ではどの作品でもまず表情を大切にします。

今作は出会い、友達、恋人と関係が変わるにつれ相手に見せる表情や行動の変化が伝わるよう心がけています。

二人とも出会いによって多かれ少なかれ変化があるのですが、キャラクターの根幹がブレないよう気を付けています。

――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

特定のシーンではないのですが、お互い両片想いを確信しているのに告白を保留にして微妙な関係性でふわふわした雰囲気を楽しんでいるところです。

これまでの作品では描いたことがなかったので楽しかったし印象に残っています。なんだかんだ恋の一番楽しい時期じゃないかなと思います。

――2025年1月に『君に注ぐ100dB』の第3巻が発売となりましたが、3巻の見どころはどういったところでしょうか。

肉体的・感情的に色んなはじめてを迎えています。ぜひ見届けて欲しいです！

他にも先輩のライブは4巻の内容を繋ぐ重要なシーンです。

――宮田トヲルさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。

今後も無理なく地道に描き続けられたらいいなと思います。

――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

いつも作品やキャラクターたちに暖かい応援をありがとうございます。何度も力をいただいています。

少しずつでも成長してよりよい作品をお届けできるよう今後も精進いたします！