IQ156の天才シスターが名推理で事件を解決に導く…軽いタッチで描かれる謎解きミステリー「シスター探偵ボニファス」を紹介

2025.02.26 18:00

「ブラウン神父」シリーズで事件解決をアシストしたシスター・ボニファス(ローナ・ワトソン)が主人公のスピンオフシリーズ「シスター探偵ボニファス」。本記事では、事件を解決に導くシスターと彼女を取り巻く人々が織りなす、温かくユニークなミステリードラマのあらすじと見どころを紹介していく。

風変わりな天才シスターが事件に挑む

本作は、人気ミステリードラマ「ブラウン神父」シーズン1に登場したシスター・ボニファス(ローナ・ワトソン)を主人公に描いたスピンオフシリーズで、2022年に放送がスタートした。156のIQと生化学の博士号を持ち、推理小説をこよなく愛するスーパーシスターのボニファスが、さまざまな事件を解決するために奔走する姿が描かれる。2023年にはシーズン3が製作され、クリスマスSPも放送されるなど根強い人気を誇っている。

その人気の理由の一つは、主人公・ボニファスの人柄だろう。明晰な頭脳と明るくて陽気な性格のボニファス。ちょっと風変わりな彼女はミステリーが大好きで、法化学的証拠をテストするためのラボを所有し、MI5(英国情報局保安部)からの誘いを断ったこともあるという異色の経歴の持ち主。そんな彼女は非常に人間味に溢れるキャラで、愛着が沸くようなかわいらしさも兼ね備えている。

「ブラウン神父」「シェイクスピア＆ハサウェイの事件簿」を手がけた制作チームのもと、ボニファス役を務めたのは、コメディアンや俳優をマルチにこなすローナ・ワトソン。ベスパ(スクーター)を乗り回し事件解決に奔走する風変わりなシスターをローナ・ワトソンは魅力的に演じている。

ミステリードラマでありながら、軽いタッチで面白おかしく描かれているため、ほのぼのとした気持ちで楽しめる点も見どころの一つと言えるだろう。

ベスパを乗り回して事件解決に奔走…「シスター探偵ボニファス」あらすじ

ロンドン警視庁に赴任する予定が手違いでグレートスローターへやって来ることとなったリビングストン巡査部長。そこへサイドカーを乗りこなしたボニファス(ローナ・ワトソン)が颯爽と迎えにくる。そんな最中、シーズン1の第1話では村の祭りでメイドの死体が見つかる事件が発生し、シスター・ボニファスが現場検証を始めた。実は、高いIQを持つシスターは警察の科学顧問として、ギレスピー警部補(マックス・ブラウン)とともに難事件を解決してきた人物だった――。

なお、シーズン1では本編ドラマ「ブラウン神父」で主演を務めるマーク・ウィリアムズ(ブラウン神父役)もゲスト出演する。

続くシーズン2の第1話では、人気子供番組の地方ロケ地としてグレートスローターが選ばれ、聖ヴィンセント修道院でも撮影が行われることに。撮影クルーには、出演者のジョノ、ダニー、サンディ、プロデューサーのフリス、そして編集主任のダイナが名を連ねていた。しかし、番組の内容が気に入らないダイナは、撮影の最中にフリスに対して解雇をほのめかす。

そんな一幕があった翌日、番組の生放送中にダイナの遺体が発見される。ボニファスも加わって捜査を進めていると番組に出演していたオウムのピートが行方不明に。遺体発見当日、ピートは「死んだ女は語らない」といった意味深な言葉を繰り返していたという。ボニファスの推理により、ピートがダイナの殺害現場を目撃していた可能性が浮上し――。

風変わりなシスターが天才的な推理によって事件を解決に導く「シスター探偵ボニファス」は、動画配信サービス「Hulu」にて、シーズン1～2まで見放題配信中。