“しずちゃん”こと山崎静代が天使か?悪魔か?な介護士を熱演

山崎静代、まさかの得意技も繰り出して“天使のような介護士”を怪演<プライベートバンカー>

2025.02.14 12:18
“しずちゃん”こと山崎静代が天使か?悪魔か?な介護士を熱演

唐沢寿明が主演を務めるマネーサスペンスドラマ「プライベートバンカー」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第6話が2月13日に放送された。庵野(唐沢)が仕える天宮寺丈洋(橋爪功)を担当する介護士役で、お笑いコンビ・南海キャンディーズの“しずちゃん”こと山崎静代が熱演を見せた。(以下、ネタバレを含みます)

大富豪の資産を守るためなら“何でもやる”プライベートバンカーの活躍を描く

プライベートバンカーとは、富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うスペシャリスト、いわば“マネーのプロフェッショナル”。

唐澤は、圧倒的な金融知識と人脈を持つ“悪魔的”すご腕プライベートバンカーの庵野甲一を演じる。ビジネスの助言から家族間のもめごとまで、富や権力、名声を持つ富豪たちの資産や利益を守るためなら何でもやる存在。相続争いや愛人問題、裏金疑惑など、一家に渦巻く“金”にまつわる数々の問題を、卓越した金融スキルと、ときに罠や裏切り、巧妙な戦略など予測できない手法で鮮やかに打破していく。

庵野に一族のプライベートバンカーになることを依頼する資産7000億円の大富豪で、外食業界のトップに君臨する「天宮寺アイナグループ」社長・天宮寺丈洋を橋爪功、経営の実権を握る副社長・天宮寺美琴を夏木マリ、天宮寺家の長男・努を安井順平、その妻・果澄をMEGUMI、天宮寺家の長女・沙織を土屋アンナ、天宮寺家の次男で民自党議員の昴を吉田ウーロン太が演じる。また、庵野が信頼する助手・御子柴修を上杉柊平、庵野との出会いをきっかけに金融知識を身につけていくだんご店の二代目社長・飯田久美子を鈴木保奈美と、豪華キャストが顔をそろえる。

介護士を養子にすると決めた丈洋

「私の目の黒いうちに私の持っている全てのものを誰に譲っておこうか、決めておこうかと思ってね」と丈洋。集められた美琴たち天宮寺一族の間に緊張が走る中、驚く発言が続いた。介護士の英美子(山崎)を養子にして、相続の候補者にするというのだ。

丈洋に弱みを握られている美琴は承諾するが、資産を奪われると焦る沙織たちは庵野に英美子の本性を暴くように依頼。庵野はさっそく久美子や御子柴と探り始めるが悪い評判は出てこなかった。

その状況に業を煮やした沙織が200万円もする超高級バッグを英美子が購入したことを突き止める。しかし、英美子はそのバッグは丈洋への誕生日プレゼントだと明かしたことで、丈洋は英美子への信頼を強め、沙織たちは窮地に追い込まれた。

強烈パンチも!しずちゃんが熱演

しかし、庵野は英美子の本当の姿を暴いた。丈洋が沙織たちに財団法人を作ることに決めたと明かしたのだ。それは庵野の提案によるもので、何もせずに相続した場合は資産の半分を相続税として納めなければならないが、財団法人だと税制上の優遇措置があるからだ。

賛同すれば、ゆくゆくその財団を譲るという考えだったが、同席していた英美子は動揺。「お父さん、考え直してください」「財団じゃダメなんです!」と迫った。

そんな英美子に庵野は「落ち着いてください、お水でも飲まれますか?鈴木様」と声を掛けた。さらに「近藤様」とも。なんと、英美子は複数の家の養子になっていたのだ。民法上は許されることではあるが、丈洋と同じように介護を担当した人の養子になって遺産を受け取り、ブラックカードを持つほどにリッチになっていたのだ。

父が他界したときに看取れなかったことを後悔して介護士になったという英美子のことを、自身も父を施設で亡くした御子柴は信じていて、ショックのあまり詰め寄ると、英美子はお腹と頬に一発ずつ強烈なパンチを浴びせて倒した。

そして、沙織や努たちに「何も悪いことしたわけじゃないでしょう。今までのじいさんたち、みーんな私に感謝して死んでいきましたよ。じいさんの面倒見て報酬もらって何が悪い」と逆ギレ。美琴に「うるさい」とピシャリと言われ、ショックを受ける丈洋に「長生きしないとね」と声をかけて去っていった。

第1話から天使のような介護士として登場していた英美子の二面性を山崎静代が怪演した。山崎は、“しずちゃん”という愛称で芸人として活動する一方で、映画「フラガール」(2006年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど俳優としても活躍。今回は沙織たちを前に長ぜりふも見事にこなして存在感を放った。また、2008年のドラマ「乙女のパンチ」(NHK総合)ではプロボクサーになることを夢見る主人公を演じた山崎は、その後に女子ボクシング日本代表強化選手までになった過去がある。御子柴へのパンチはそれを思い出させた。

さて、財団法人に財産を入れれば、丈洋が亡くなっても誰の手にも渡ることはない。英美子はそれに気付いたから反対したのだが、沙織たちは気付いていない。後継者争いはどうなるのか、新たな展開が始まる。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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